Marketing i's [マーケティングアイズ]

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カテゴリ:「起業家の一日」の記事

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旅立つ娘へ

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昨日はキミの卒業式だったね。
大学の4年間は、有意義だったようでなによりです。

お友だちもたくさんできたし、
学びも多かったみたいだね。

コロナで、サークルも半分くらいしかできなかったし、
講義やゼミ、就活もオンラインだったから、
とても制限された学生生活だったよね。

思えば、4年前に、名古屋の自宅から東京に引っ越す時も、
新幹線の見送りでは、ベソかいてたし、
2年性の時に、カナダに短期留学する時にも、
3年生の時のアメリカ留学の時も、
出国の列から、一度戻ってきて、やっぱりべそかいてたよね。

アメリカに到着してからは、
友達もできて、ちゃんとワークもやって、
しっかり学び、向こうの文化の中で気づきを得ていることを、
LINEで送ってきてくれたよね。

向こうにいたことで成長したな、と思ったのは、
キミの交渉する力。

帰りの飛行機が雪で飛ばなかった時も、
自分でエアラインに電話して交渉して、
ちゃんと帰国できた時や、
向こうで取得した単位をこちらの学校に振替をしたい、
といって実現させたこと。


留学もひと月繰り上げで帰国と、
大変だったと思うけど、
苦労した分、成長できたね。

帰国してからの就活も、
コロナで大半がオンラインでの面接。
やりにくかったと思うけど、がんばれたね。

そんな中で、キミがつけていた、
「就活ノート」を見て、
お父さんは、感動しました。

勝利の女神は"準備"が好き。
頑張ったことは、報われるということを知ることができてよかったね。
希望した会社に内定をもらえたのも、
キミが頑張った結果だよ。

とにかく、前向きに明るく4年過ごしてきました。

4月からの社会人生活は、
これまでとは大きく違うものになるよ。

でも、キミなら大丈夫。
また、話を聞かせてくれることを楽しみにしています。

おめでとう。

マーケティングアイズ株式会社 代表取締役
関西学院大学 経営戦略研究科 教授

児玉 洋典

書く仕事がしたい 佐藤友美さん著 仕事にどう向き合うかを考える1冊

書く仕事がしたい

「書く仕事がしたい」佐藤友美さん著 読了。
この本の表紙と帯に、「文章術の本ではない」「文章力以外の技術が8割」とある通り、

私も同感だ。

この本は、ライターさんが上手な文章を書くにはどんなテクニックが必要なのか、
どう書けばいいのか、という手法論(にはもちろん触れられているが)だけではなく、
どうあるべきか、という"仕事に向き合う姿勢"の本だと感じている。

私は仕事をすることが好きなので、
マーケターとして、テレビや映画を見ていても、
街を歩いていても、旅行に出ていても、
見かけるもの全てを「マーケティング的」に分析してしまう。
もはや、職業病と言ってもいいかもしれない。

大半のビジネスパーソンが仕事をする時間は、
1日の半分かそれ以上だと思う。

1日の大半の時間を使う"仕事"というものに向き合った時に、
やりがいがあれば、そんな嬉しいことはないし、
その時間にやりがいを感じなければ、長続きしない。

著者の佐藤友美さんもきっと、
書くという仕事のプロとして、
書くという仕事に向き合ってこられたので、
書くという仕事を彼女が掘り下げると、
この本に書かれているように、
ビジネスパーソンとしての、
姿勢、あり方が節々に出てくるようになるのだ、
と私は読み取った。

仕事を愛する姿と、仕事を喜んでされている姿が、
同時に目に浮かぶ。

こうなると、依頼する側にもそれが伝わるのだろう。
P98にあるように、原稿料や印税の受け取り方の事例で、
「私は、著者と一緒に夢を見たいので、
書籍の仕事の場合は印税一択です」
とある。

この向き合い方、姿勢が依頼先に伝わって、
チームとしていい仕事ができるのだろう。

情報が氾濫している今、ちょっとでも早く、
効率よく、仕事をしようという傾向があることを感じている。
そしてそれはある意味では大事だ。

しかし、価値を生み出す仕事においては、
効率より「質」を重視、優先しなければならない。

これは、ライターさんや私のような専門職のプロフェッショナル、
シェフやパティシエ、職人さんなど、
多くの職業に当てはまる。

そのためには、仕事のやり方よりも先に、
ビジネスパーソンとしてのあり方を見つめ直すことが大事だ。

遠回りのように見えるが、長い目で見たらそれが一番。

その意味で、この本はライターを目指す人だけではなく、
これから仕事をしていく学生や、
キャリアにもう一度向き合いたいと思っている、
若いビジネスパーソンにも読んで欲しい一冊だ。

オススメです。

マーケティングアイズ株式会社 代表取締役
関西学院大学 経営戦略研究科 教授

理央 周(りおう めぐる)

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幸せについて考えてみる〜ワークライフバランスを実感した土曜日

先週、足の中指に激痛が走り、
病院にいったところ、
うみが溜まっていているとのこと。
おかげさまでよくなったのですが、
また昨日から再発。
今朝はだいぶ良くなりました。


うまく歩けないと、いろいろと不便が多くって、
できないこともたくさん。
こういう時こそ、
普通でいられることの大事さがわかりました。
ありがたい、っていうのは、
ふつうで有ることが、難い、ということなんだ、
と、感じます。


今日は朝からクラブハウスで、
幸せと仕事について話をしました。
これまで、著書やSNSでほとんど幸せとかについて、
話をしてこなかったけれど、あらためて幸せについて話をしてみると、
幸せって仕事の中にもあるべきものなんだ、と感じます。


クラブハウスで仲間と話をしていたら、
5年ぶりに話ができた方、10年ぶりの方、
SNSではやりとりをしていたけれど、
お会いしたことのなかった著者の方、
と、お話をすることができました。
懐かしさ、新しい気づき、嬉しさ、が、
じわじわと感じられたのです。


これも、幸せ。


そう考えると、幸せも普段の生活も仕事も、
境界線とかあえて設けなくでもいいんだ、ということに気づきます。
あらためて、みんなありがとう。
とても良い1日のスタートになりました。

これを機に、SNSへの投稿も、
考え直して、心のあり方や、
今の素直な気持ちをのせていこうと思います。

マーケティングアイズ株式会社 代表取締役
関西学院大学 経営戦略研究科 教授

理央 周(りおう めぐる)

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有馬温泉 御幸荘 花結 予約から宿泊までのカスタマーエクスペリエンス


宝塚大劇場で観劇するので、有馬温泉に来た。今回選んだのは、温泉街から少し離れたところにある御幸荘 花結さん。

この宿を予約したら、こんなDMを送ってきてくれた。

有馬温泉花結DM.jpg

中を開けてみると、こんな感じで泊まる部屋の様子なんかが

花結び 有馬温泉

有馬温泉 お礼状 .jpg

そして、こんな手書き風のお礼状まで入っている。
ボクはもちろん、妻もこの宿に来る前から期待が高くなるのは言うまでもない。

ひとつひとつの部屋に花の名前がついてます。うちは胡蝶蘭でした。


温泉街を探索した後は、ゆっくりと温泉に。
露天風呂と、赤湯といわれる茶色のお湯のおふろがあったまる。

ゆっくりした後は、楽しみな夕ごはん。
これがメインと言ってもいいくらい。

まずはお通し。

お刺身の盛り方も凝っている。
おお振りの野菜が乗っているところが、おいしさを引き立ててくれる。


鰤と湯葉を、しゃぶしゃぶしながら食べさせてくれるところがお部屋ご飯のいいところ。
もちろん、味も絶品だった。

箸休めには、穴子が。
山葵がきいてるのがいい。
そして、その緑色がとても映えていて綺麗。

天ぷらは、あっさりと小ぶり。
でも味はしっかりと、美味しい。

和牛もやはりその場で焼いていただきます。


このあとのデザートまで、やっぱり和食の懐石は伊藤が落ち着く感じでいい。
満喫しました。

顧客は、旅行の際に、ホテルや旅館を選び、行くまで心をときめかせる。
この段階から既に、おもてなしのマーケティングは始まっているのだ。

そして、宿に着いた瞬間からその宿のサービスに触れる。
もちろん、受付、部屋への案内、個室での対応、風呂や案内などのサービス、食事、朝のご飯、出発前の買い物、チェックアウト、そして帰ってから、というそれぞれの行動全てを体験する。

この顧客が体験する一連の流れを「カスタマーエクスペリエンス」と呼ぶ。

企業としては、この一つ一つに対して「できること」があるはずだ。

マーケティング プロデューサー
理央 周(りおう めぐる)

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サ道 心と体がととのうサウナの心得 タナカカツキ氏著 経営者に必要な仕事の環境

28歳、自分の息子くらいの年齢の経営者が、「毎日のように新橋のサウナに通ってます」「サウナ、水風呂、リラックス」の三点セットがいいんですよとのことを熱く語られて、サウナ道に興味が出て、さらに他の経営者仲間にも聞いてみたところ「え、サウナ流行ってますよ!」「いってないんですか?」などと、まるでいっていないことが罪悪かのように言われて驚いた。なんでも、サウナの熱さから水風呂に行き、その後リラックスしている段階で何かのホルモン(? うろ覚えですが)が出て、閃きがおりてくる、とのこと。彼らは異口同音にこういうのだ。

私は人前に出る仕事ということもあり、おなかがぽっこり出るのがまずく、数ヶ月前からスポーツクラブのメンバーになり、週2、3回は筋トレ、ランニングマシン、水泳などなどしっかりとやっている。このスポーツクラブにもサウナがあるので、「あ、じゃあクラブのサウナに行けばいいんだよね。でも水風呂がないからシャワー浴びればいのか」というと、すかさず「それは邪道です!」と始まる。なんでも、水風呂にドボンと入ルカらいいのであって、冷やせばいいというものではないらしい。サウナの温度と同じように、水風呂も決まりがあるとのことだ。

サ道は奥が深い・・・とのことで、この本を読むのにも気合が入った。

サウナ好きで有名な著者のタナカカツキさんも、最初はサウナがそれほど好きではなかったとのこと。しかし、周りに言われてサウナに行っているうちにだんだんと良さがわかってきた。サウナの温度や入り方にもルールのようなものがあり、常連さんたちはそれを暗黙のうちに守っているとのこと。作法、のようなものがあると発見するくだりがなかなか面白く、基本的にタナカ氏は一人でサウナに行くとのことだが、まるで漫画の「孤独のグルメ」を思い起こすような感じで本は進んでいく。

私もスポーツクラブにいくが、なにも筋肉ムキムキになりたいわけではない。心身ともに健康になりたいのだ。確かに通い出してからは、食べるものにも気を使うようになり、タンパク質を多めにとる、野菜を1食に必ず入れる、コンビニで何かを買うときでさえ成分表示を確かめるようになった。また、何よりいいのが気分転換というかリラックスできるというか、精神衛生上とてもいいのだ。

私の仕事柄、本を書いたりクライアントの企画を考えたりなにかと机の上での仕事が多い。しかし、机の上だけではアイディアも煮詰まってしまうし、眠くなったり飽きたりしてしまう。スポーツクラブにいくのはランチ後の午後2時から6時の間と決めているのだが、この時間原ランチがお腹にたまり1日で一番眠くなる時間帯なのだ。そのときに体を動かすと、余分な昼寝も避けられるし、健康にもいい、さらに気分が変わることで煮詰まっていたアイディアに違う方向性が思い浮かぶこともよくある。「自分がスポーツクラブに行って健康的なことをしている」という意識もあって、気分がいいのだ。

サウナは、これに共通すると思う。何よりも、緊張を緩和させることができるのがいい。画期的なアイディアは、固定観念や成功体験に邪魔されるが、違う環境に自分を置くとその壁を取ることができる。企画力をあげ画期的な発想を生み出すためには、頭を捻る、ディスカッションをするだけでは不十分。みずから環境を作り出すことも必要だ。サウナはその効果的なツールだといえる。

現状維持は敗北だ、がマーケティングの基本だ。その壁を破ることができる1つのやり方がサ道。その意味で、ビジネス・パーソンにはオススメの一冊だ。

マーケティング プロデューサー
理央 周(りおう めぐる)

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