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カテゴリ:「マーケティング」の記事

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関西学院大学 専門職大学院 経営戦略研究科 英語での講義〜マーケティングコミュニケーション

マーケティングコミュニケーション今日の講義は、
 
- コミュニケーション戦略の中身
- キャンペーン立案から実施までのプロセス。
- ポジショニング
- ケース分析はケロッグスペシャルKを題材にグループ・プレゼンテーション
 
新型コロナウイルス感染拡大阻止もあり、今回もZOOMでの講義となる。
3日目、6セッションになると、学生たちも慣れてきて発言も活発になってきた。
今回は、日本人1名に留学生が8名の系9名。
留学生たちも、自分たちの強みや特徴を理解できてきたし、
グループワークでリーダーシップも取れるようになってきた。
教える側にも、ラーニングカーブのようなものがあり、ZOOMでの講義配信の経験が増えてくるにつれて、授業自体をうまく回せるようになってきた。
 
ZOOMでは、ブレイクアウトセッションという機能があり、グループに分けてセッションをすることができる。
今日は2チームに分けてのグループワークを課したが、どちらかのグループに顔を出し、様子を見ながらファシリテーションできるようになってきた。
 
アクティブラーニングに関しては、もちろん対面して行う授業の方が、学生とのディスカッションも活気が出るが、ZOOMでも十分二られることがわかってきた。
 
次回も楽しみです。

マーケティング プロデューサー
理央 周(りおう めぐる)

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関西学院大学 専門職大学院 経営戦略研究科 国際経営コースでのマーケティングの講義


2020年の春学期も、いよいよ始まる。とはいうものの今年はコロナウィルス感染拡大防止のため、約2週間遅れての4月20日が私の講義の初日。

今期からは、教授という肩書きでの教鞭をとることになったので、一層力が入る。

今学期の前半は「マーケティング・コミュニケーション」
いわゆる、広い意味での広告宣伝・販売促進・PRということになる。

国際経営コースでは、講義の全てを英語で実施するため、次のようなカリキュラムになる。
基本的に、1日90分を2講義で7回。計14講義ということになるのだ。

1st Day〜

  • Course Introduction:コース概要と評価基準の説明 
  • Communications in marketing management:マーケティングコミュニケーションの定義
  • Communication objective and how to set communication strategy and tactics:目標設定と戦略構築
  • Mini Case Analysis: ケーススタディ〜I'mMacキャンペーン

2nd day

  • Situation Analysis/Analysis of Target Audience including customer segmentation:環境分析と顧客セグメンテーション
  • Mini case analysis:ケーススタディ〜AmazonのTVCM


3rd Day

  • Advertising Strategy, how to develop creatives.:クリエイティブの開発
  • Planning Process of strategy and tactics:プランニングプロセス
  • Marketing communication integration, concept and strategy building:統合型コミュニケーション

4th Day

  • Advertising Creativity and Message Development1:クリエイティビティとは何か?
  • Mini Presentation, Analysis, objectives and strategies:ミニプレゼンテーション

5th Day

  • Traditional Media TV, Radio, NewsPaper, Magazine and Print:伝統的なメディアミックス
  • Communication Mix Media Concept, planning and mix:コンセプトの開発

6th Day

  • Budget Allocation Budget weight allocations by priority,Communication mix, budget and message strategy:予算分配
  • Evaluation of Marketing Mix:マーケティングミックスについて
  • Beyond traditional marketing Digital media, Social Media and SNS,Return on Investment:デジタルメディア

7th Day

  • PR and Sales Promotion Difference against advertising:PR、セールスプロモーション
  • Final Presentation:チームごとのプレゼンテーション

今回、各日程の中で、6つのケーススタディを使用する。

  • ZARAのマーケティングコミュニケーション戦略
  • UGGブーツのアメリカ進出戦略
  • アップルのI'm Macキャンペーンのブランドストーリー
  • ケロッグスペシャルKの独自化戦略
  • レゴのブランド周知戦略
  • ペプシチャレンジキャンペーン

そして、最終日にはペプシチャレンジのケースを元に、チームでプレゼンテーションをさせる。
学生が3〜5名のチームを組み、自分たちがペプシの国際マーケティングチームのトップになったと仮定して、経営陣に世界戦略をプレゼンテーションし予算を獲得しようとするという、いわば模擬プレゼンだ。

私は、アクティブラーニングの手法で、レクチャー4割の学生に自主性を求める参加が6割の比重で講義を進める。

今期も、日本人と留学生と、どんなタイプの学生が集まるのか、とても楽しみだ。

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ZOOMを活用してのリモート勉強会・セミナー・社員研修を実施 コロナウイルス感染防止対策として経営・マーケティングのオンライン・リモートセミナーを


ここのところの、コロナ感染拡大を防止する動きを受けて、私が代表務める一般社団法人最適経営学践協会の、「経営の羅針盤」定例毎月の勉強会を、リモートセミナー形式でZOOMを活用し行った。

通常だと、法人また会員個人会員・理事も合わせると、20人以上の参加者での開催になるので、リアルでの開催は3月にはできないと判断し、オンラインでの遠隔講義形式での開催になった。

協会としては初めてだが、協会の理事や私自身も含めて、ZOOMの経験者が多いため、非常にスムーズに行うことができた。

勉強会そのものは、通常通り2時間と15分。6時半からの開始に受けて、30分前の6時からズームを解放し、徐々にオンラインで参加してくる初ズーム体験の会員たちに、音声の出し方、ミュートの解除などを教えながら、勉強会開始まで準備を行った。

ほとんどの会員さん達は、最初こそ戸惑っていたものの、徐々になれてきて、とてもスムーズに2時間15分を終えることができた。

今月に入っても、コロナウィルス感染防止の動きは当然ながらおさまっていないため、四半期に1度行うクライアントさんの営業研修においても、ズームを活用して行った。

ズームは、プロフェッショナルサービスにアップグレードすれば、画面共有もできるため、音声とスピーカーの動画のみでなく、投影しているPowerPoint等のスライド(私の場合はKeynoteだが)も同時に共有できる。

そのため、リアルのセミナーと、ほぼ近しいイメージでのセミナー、勉強会、研修を行うことができる。

逆に、講師側からすると聞いている受講者や参加者が、モニター越しにこちらを向いているため、彼らの表情山本聞いている具合が一目瞭然でわかる。受講者のほうさえ慣れていけば、私が得意とするアクティブラーニング形式、白熱教室形式のtwo-wayコミニケーションでの講座、セミナーがよりスムースに行える。

これからは、ズームの活用についてより受講者側のほうのリテラシーが上がるため、普及してくるだろう。

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マーケティングとは組織革命である森岡毅氏著 個人も会社も劇的に成長する森岡メソッド

まずこの本には、企業にとって

「なぜ、マーケティングが必要なのか?」
「本当のマーケティングとは何か?」
「どうすればいいのか?」
「その結果が何を生むのか?」

に対する答えが書かれている。

マーケティングは、戦略だけではうまく機能せず、もちろん手法論でもない。

企業活動で、マーケティング担当者1人だけがマーケティングを理解すればいい、というわけではなく、
マーケティングマネージャーはマーケティングのことすべてを、
営業部員であれば、マーケティングの本質的なこと、
たとえば、顧客は何が欲しいのか、どのように期待を超えることができるのか、
を理解して営業活動に動くべきだし、
ファイナンスや経理といった会社のカネ扱う部署においても、
投資対効果を考えて意思決定をするときの「判断基準」として、
その投資が顧客のためになるかどうか、という視点でも数字を計算したほうがいい。
また、人事部においても、顧客視点であることを理解させる社員教育プログラムを組むとか、
あるいは組織体系に置いて評価をの中に顧客への姿勢、視点などを入れていく、
という意味においてもマーケティングを理解しなければいけない。

このような点が、ヒューレットパッカードの創業者が、
「マーケティングはマーケティング部に任せるには重要すぎる」
と言った所以だろう。

マーケティングに特化したコンサルティングや、研修を提供している中で、
戦略や手法の部分を、理論と事例を交えて伝えていくことになる。
そして、経営者や事業本部長クラスの方々は、その点をご理解いただけることが大半だ。

しかし、そこから企業としてマーケティング戦略を立て、
戦術に落とし込み、施策を考えて実践し、PDCAを回していく。
したがって、社内にその考え方をどう浸透させていくことが必要になってくる。

実際に企画をし、戦略を戦術や施策に落とし込むリーダー、マネージャーたちがトップの考える理想のマーケティング企業の姿を理解した上で動けないと、て運用していくことが難しい。

多くの企業が、運用フェイズで「壁」に当たる。
マーケティングは、組織全員で取り組む課題であり、事業戦略のひとつなのだ。
なので、この本で森岡氏が言っている「マーケティングは組織革命だ」と言う点に大きく共感する。

この本では、企業における様々な問題が提示されている点も参考にできる。

「強いマーケティング部さえあれば、マーケティングができるようになると思っている企業が多いが、現実はそうではない。その原因は組織の構造や鹿意思疎通回路がうまくいってないから」
「本来は、作ったものを右から、売れるものを作る会社になればいいなと思い込んでいる」
「消費者とプロダクトは双極性の関係になる」など、多くの金言と事例で説明されている。

この本のもう一つの特徴は、マーケティング的な組織モデルを「人体」に例えている点にある。

「感知、判断、行動というサイクルを、人間がやるように企業内でも「超高速」で回すべきだ」
「人間の脳は動物の本能として、変化を拒むようにできている。すなわち脳が、体にかけるブレーキがイノベーションを生み出せる発想を阻む」
など、難しい言葉をつかわず理解できるように第1部は進んでいく。

これらのことは、P&Gでの著者ご自身の体験と理論が、USJにおいては最初はうまく機能しなかった部分があるところから語られている。その点が、理にもかなっている上に経験に裏付けされているので、読んでいてとても腹に落ちるし、仕事に使える要素になっている。

この本は、マーケティング担当者だけではなく、経営者や起業家、企業の人事部の方々にもぜひ読んでもらいたい本である。

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「イノベーターになる 人と組織を革新者にする方法」読了 西口尚宏氏 紺野登氏著


イノベーションとは、新しい価値を創造すること。
価値を創造し、運用して成果を出してこそ、初めてビジネスとしてのイノベーションは成り立つと言える。

この本では、その意味でのイノベーションの

  • 本来の定義
  • 開発創造のフレームワーク
  • そしてやってはいけないことと、やるべきこと 

が、とても簡潔にまとめられている。

そして何より、イノベーションそのものを起こし実践するのは「人」だと言うことをはっきりとうたっている点が本質的で、再現性が高い内容になっている。どのような人材が、必要で、どのような考え方を持ち何をしていくべきなのかをまとめている点だ。

私がチェックしたすぐにでも使える「役立つキーワード」は、少なくともこれだけある;

  • 新結合は、手段であって目的ではない
  • イノベーションとは、本業革新や新規事業による社会的、経済的価値の創造だ
  • イノベーション活動は、大きく構想と実行の2つのプロセスに分けられる
  • イノベーションを阻む5つの課題がある52ページ
  • 答えはオフィスの中にはないスペーススティーブンブランク4
  • 価値仮説を構成する三要素は、対象者(顧客)、対象者の環境、対象者の体験
  • イノベーション人材に求められる3つの能力とは、デザイン思考力、ビジネスモデル構築力、リーンスタートアップ推進力
  • デザイン思考5つのステップは、共感、問題提起、創造、プロトタイプ、実証
  • リーンスタートアップとは、学習から構築から計測を繰り返し行うための方法論

また、144ページにある、あなたの会社はイノベーションを起こせる会社かどうかという4つの質問のチェックリストはすぐに使える内容だ。

弊社も、新規事業の創造や、新製品開発のコンサルティングを依頼されるが、
どの企業も、課題は「人材」だ。

それも、能力の問題ではなく、経験の問題が大半。
大手製造業に見られるのは、「新しく事業開発をしたことがない」という人材が多い。
そして多くが、とても有能な人材だ。

ここで壁になっているのは「うちの会社ができること」から出発する点にある。
プロダクトを出す、のではなく、何が市場で求められているのか、という顧客の需要の探り出しから始めるべきだ。

それを発見できるのは、ITでもAIでもなく、人間の洞察力。
この点を深掘りし、見える化しているのがこの本である。

製造業に限らず、新規事業創発、売り上げ低迷に悩む営業部長、人材に悩む人事部長など、
多くの職種に関わるビジネスパーソンにオススメの一冊だ。

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