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書く仕事がしたい 佐藤友美さん著 仕事にどう向き合うかを考える1冊

書く仕事がしたい

「書く仕事がしたい」佐藤友美さん著 読了。
この本の表紙と帯に、「文章術の本ではない」「文章力以外の技術が8割」とある通り、

私も同感だ。

この本は、ライターさんが上手な文章を書くにはどんなテクニックが必要なのか、
どう書けばいいのか、という手法論(にはもちろん触れられているが)だけではなく、
どうあるべきか、という"仕事に向き合う姿勢"の本だと感じている。

私は仕事をすることが好きなので、
マーケターとして、テレビや映画を見ていても、
街を歩いていても、旅行に出ていても、
見かけるもの全てを「マーケティング的」に分析してしまう。
もはや、職業病と言ってもいいかもしれない。

大半のビジネスパーソンが仕事をする時間は、
1日の半分かそれ以上だと思う。

1日の大半の時間を使う"仕事"というものに向き合った時に、
やりがいがあれば、そんな嬉しいことはないし、
その時間にやりがいを感じなければ、長続きしない。

著者の佐藤友美さんもきっと、
書くという仕事のプロとして、
書くという仕事に向き合ってこられたので、
書くという仕事を彼女が掘り下げると、
この本に書かれているように、
ビジネスパーソンとしての、
姿勢、あり方が節々に出てくるようになるのだ、
と私は読み取った。

仕事を愛する姿と、仕事を喜んでされている姿が、
同時に目に浮かぶ。

こうなると、依頼する側にもそれが伝わるのだろう。
P98にあるように、原稿料や印税の受け取り方の事例で、
「私は、著者と一緒に夢を見たいので、
書籍の仕事の場合は印税一択です」
とある。

この向き合い方、姿勢が依頼先に伝わって、
チームとしていい仕事ができるのだろう。

情報が氾濫している今、ちょっとでも早く、
効率よく、仕事をしようという傾向があることを感じている。
そしてそれはある意味では大事だ。

しかし、価値を生み出す仕事においては、
効率より「質」を重視、優先しなければならない。

これは、ライターさんや私のような専門職のプロフェッショナル、
シェフやパティシエ、職人さんなど、
多くの職業に当てはまる。

そのためには、仕事のやり方よりも先に、
ビジネスパーソンとしてのあり方を見つめ直すことが大事だ。

遠回りのように見えるが、長い目で見たらそれが一番。

その意味で、この本はライターを目指す人だけではなく、
これから仕事をしていく学生や、
キャリアにもう一度向き合いたいと思っている、
若いビジネスパーソンにも読んで欲しい一冊だ。

オススメです。

マーケティングアイズ株式会社 代表取締役
関西学院大学 経営戦略研究科 教授

理央 周(りおう めぐる)

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絶対達成する人は言葉の戦闘力にこだわる 横山信弘氏著


目標を絶対達成する営業コンサルタントであり、
アタックスセールスアソシエイトの社長である横山信弘氏の新作を読了。

私は、横山白絶対達成における予材管理の考え方を,
再現性が高いので実戦的なアプローチだと思っている

横山氏は、営業といえば、まず名前が出てくる営業の第一人者だ。
その横山氏が、言葉というテーマでの新刊を出したことに、
とても興味を覚えたので読んでみた

最初にも書かれているように、多くの"流行り"や"定番"のビジネスワードが、
多くのビジネスパーソンに使われている。

一方で、これを正しく使っている人がどれほど多くいるのか、
そしてその考え方を、正しく仕事で使えていて、
成果を出している人がどれほど多くいるのか。
私もこの件に関しては、常々疑問に思っていた。

横山氏はその点にメスを入れ、間違って使っていると結果が出づらくなる言葉を提示し、
その理由と、解決のためのフレームワークや別の表現という内容を、
8つの言葉についてそれぞれ説明している。

それらは、

  • モチベーション、
  • 働きがい
  • PD CA
  • イノベーション
  • 主体性
  • 褒める
  • 楽しむ
  • 論理的

といった8つのワードだ

この中で、私の専門分野であるマーケティングに関連深い言葉では、
イノベーションがある。

イノベーションとは、誰もが考えなければいけないことであるが、
誰もが簡単にできることではない。

それ横山氏は、絶対達成できる人は、
偶然を形にする方法を知っている」と書いている。

一方で、絶対達成できない人は、
合言葉は、イノベーションを起こそう」
という人だと言っている

まさに、この通りだな、と私は共感した。

イノベーションという言葉は、単なるバズワードではなく、
もはや事業戦略として考えなければいけない、
企業の戦略テーマだ。

それを、会社の方針として進めていこうという意欲は、
私も重要なことだと思う。

しかし、なんのフレームワークも導入の背景の理由の説明もなく、
何のストーリーもし目指す、社員に「イノベーション起こせ」「合言葉はイノベーションだ」
と連呼するだけでは、社員は何をすればいいのか分からなくなり、疲弊してしまう。

横山氏の主張に対する私の解釈は、
イノベーションを始める際に、
最低限必要なフレームワーク、やり方がというものがあり、
ゴールまでの道のりを示すことが必要だ、ということだ。

ここに書かれているような、
ポアンカレの4つの思考プロセスとか、
4W2Hといった定番のフレームワークのことである。

もちろん、そしてそこから先は企業努力で、
どう進めていくのか、何をやるのかを示し、ゴールに進む。

このイノベーションという言葉のようなビジネスワードを、
曖昧な解釈で、曖昧なままで進めていると、曖昧なままで終わってしまう。

そしてもちろん、結果につながらないため、目標達成ができないのである。

この横山氏の新刊において紹介されている8つの言葉は、
今のビジネスパーソンの仕事のために、必要な言葉であり、考え方である。

一方で、その言葉の意味をしっかりと考え、腹に落とした上で、
自社に必要かどうかを見極め、自分のビジネスや仕事に落とし込み、
ツールとして使っていくことができるかどうかが、
成果を出すために必要なことだ。

その意味でも、読む価値のある1冊だ。

マーケティングアイズ株式会社 代表取締役
関西学院大学 経営戦略研究科 教授

理央 周(りおう めぐる)

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ファクトフルネス Factfulness 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣


製品開発、新規事業において、重要なのが、今までの延長線上には無い、新しい発想に基づいたビジネスモデルの開発が期待される。

一方で、新しいことをやれ、と言われてもそうそううまく行かないのが現実でもある。

このような現状を打破するには、過去の成功体験による固定観念に囚われないことが重要だ。

この本では、その思い込みをいくつかのカテゴリーに分け、数字を始めとする事実を持って物事を考えよう、と提起している。

たとえば、繊維の素材産業が、今までのアパレル用繊維ではなく、
新しい分野の、新しい顧客の獲得を狙うプロジェクトがあったとする。

このようなケースでよくあるのは、
経営陣からの「今までとは違うことをやれ」「イノベーションを生み出せ」
という号令のもとに、プロジェクトチームを組み、
課題に取り組んでいく。

そこで、メンバーは技術、開発、生産、営業といった、
これまでの新製品開発の主軸メンバーが招集され、
ブレーンストーミングから、企画会議、営業計画、そして顧客への商談、
といったプロセスで進んでいくことが大半だ。

しかし、これでうまくいくことは、まずない。
なぜなら、既存のメンバーでやるということになると、
これまでの経験から、アイディア出しをすることになるため、
今よりいいものはできるかもしれないが、市場に潜む潜在ニーズを汲み取り、
新しい画期的なアイディアはそもそも出てこないからである。

まず、大切なのは「何ができるか?」から一旦離れることだ。
それよりも、何が流行るのか?10年後はどうなっているのか?
その中で楽しいことな何か?など、
市場や消費者の動向と、彼らが喜びそうなことを出していくことから始めるべきだ。

このアイディア出しの次のプロセスで初めて「何ができるか」を考える。
そこで重要なことは、
「事実に沿っているかどうか」に基づいて、アイディアを削ることだ。
数字や現実に基づいて、劣後順位をつけ、絞り切った上で、
優先順位を決める。

でないと、思い込みによって、プロジェクトを間違った方向に進めてしまう。
事実、数字に基づいて考えていくことを「ファクトフルネス」なのだ、
と私は解釈した。

この本では冒頭から、
「現在、低所得国に暮らす女子の何割が、初等教育を修了するでしょう?」
A 20% B 40% C 60%
といった、13のクイズから始まる。

そして、欧米や日本、アジアなどの国々別の正答率が出ているのだが、
大半の回答が、ランダムに回答しての正答率(例えば、3択の質問であれば33%)
よりも、低い。
私もやってみたが、正解するどころか一番反対を答えてしまう、という有様だった。

それもこれも、各質問からくるイメージに対する、
たとえば、低所得国では初等教育が受けられていないだろう、
といった「思い込み」によるものだ。

事業開発にかかわらず、情報を収集し、分析することの目的は、
「現状を正しく把握すること」にある。
そしてそこから、各情報をつなぎ合わせ、情報が意味する「含意」を導き出す。
この、含意は仮説のもとになるが、含意が正確であればあるほど、
打ち手も正確になる。

ということは、正しい含意を導き出そうとするためには、
ただし情報を集めなければならない。

その意味もで、この本で述べられている「ファクトフルネス」、という考え方は、
重要、を超えて必要なアプローチと言える。

この本では、医師であり公衆衛生学の権威でもある、ハンス・ロズリング氏の、
研究と事例を用いて、第1章から10章まで、
思い込みを10のカテゴリーに分け、
第11章でその実践法についてまとめている。

  • 第1章 分断本能 「世界は分断されている」という思い込み
  • 第2章 ネガティブ本能 「世界がどんどん悪くなっている」という思い込み
  • 第3章 直線本能 「世界の人口はひたすら増える」という思い込み
  • 第4章 恐怖本能 「実は危険でないことを恐ろしい」と考えてしまう思い込み
  • 第5章 過大視本能 「目の前の数字がいちばん重要」という思い込み
  • 第6章 パターン化本能 「ひとつの例にすべてがあてはまる」という思い込み
  • 第7章 宿命本能 「すべてはあらかじめ決まっている」という思い込み
  • 第8章 単純化本能 「世界はひとつの切り口で理解できる」という思い込み
  • 第9章 犯人捜し本能 「だれかを責めれば物事は解決する」という思い込み
  • 第10章  焦り本能 「いますぐ手を打たないと大変なことになる」という思い込み

各章は、事実情報と考え方、そしてその章のまとめとしての定義で構成させているため、
「分厚い学術書」ではなく「体系立てて書かれた実務書」として、
多いに使える内容になっている。

昨年のベストセラーだが、その名の通り内容も濃く、
私も、何度も読み返したりして、読み切るのにあえて、時間をかけた。
それくらい、内容のある本だ。

ビジネスの最前線で頑張る実務家、経営者にぜひ、読んで欲しい、
オススメの一冊だ。

マーケティング プロデューサー
理央 周(りおう めぐる)

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最新刊「なぜ、お客様はそっちをかいたくなるのか?」~二択クイズでMBAのエッセンスを身につける!

 

数学的に考える力をつける本 本質をつかむ/考えがまとまる/説明上手になる 深沢真太郎氏著


大学教授として、また企業研修の講師として、私は常々数字でものを考えるということと、
考える力をつけるという2点に対して、非常に重要だということを説いてきた。

数字でものを考えるという事は、ビジネスパーソンには必須のことだ。
曖昧な思考を曖昧なままで議論などを進めていくと、曖昧なままで終わる。

これはビジネスにとって、とてもリスクの高いことだ。
数字を使い、客観的な視点でものを語れば、その場で共通認識が得られる。
これはレポートや報告書等でも同じことだ。

営業職や会計職などでは、数字で語ることやその方法はわかりやすいが、
比較的数字を使うことが少ない、人事やデザインといった職種でも同じことがいえる。

次に「考える」という点について。
世の中、必要な情報や知識はどこででも収集することができるようになっている。
なので、知識の量や情報の量が多ければ良いか、というわけではなく、
したがって、生産性の高い仕事につなげることができない。

大事な事は、自分が持っている知識や情報の中から、
いかに多くの気づきを得ることができるかどうか、
そして、気づきを工夫しながら仕事の生産性アップにつなげていくことができるかどうか、が重要なのだ

この一連のプロセスが「考える」ことだと私は思っている。

ちなみに「考えることについて考える」というテーマで深沢氏と対談をさせていただきました

この本では、この「数学的」に「考える」という、
2つの要素がドッキングされている点がとても良い。

著者は、まず数学を「コトバの使い方を学ぶ学問」だと定義している。
共感したのは、主役は計算ではなく「コトバ」であるという点だ。

マーケティングに関してもこれは同じことで、
実際に顧客や消費者に触れる場合の広告やコミニケーションは、
言葉とイメージで構成されているからだ。

次に、「考える」とは「構造化する力である」と定義している。
そして、構造化を検証するということが考える力の仕組みだと言っている。

構造化と言うことに関してはマーケティング活動でも異常に共通する部分がある。
市場を細分化したり、その中からターゲットを選んだり、自社のポジションを決めていったりとするようなことが、
マーケティング活動における構造化である。

これらのプロセスででできた数字を検証して、より良いものにしていくのが、PDCAサイクル。
日常的にやってることなのだ。

そして最後に「最初に大前提をしないと物事がうまく進まない」と言ってい。
これは私が冒頭に述べた「定義をする」という事と同じことだと思う。

その意味でも、マーケティングや企画職の方々のみではなく、
学生やすべての営業職人事部採用担当経理の人たちにも読んでもらいたい1冊だ。

マーケティング プロデューサー
理央 周(りおう めぐる)

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リモートワーク、在宅勤務、巣ごもり〜新型コロナウイルス感染拡大防止の中「時間をどう使うか?」

プレジデント 賢い人の勉強法

新型コロナウイルスの感染拡大の影響の中、在宅勤務の方も多いかと思います。
私も、もう3週間以上家族以外の人とは会っていなくて、
大学の授業も、ZOOMでやっています。

先日、プレジデント社が発行している雑誌に取材を受けました。
テーマは「賢い人の時間の使い方」と、ちょっと固めですね。

私が登場するのは、その中の「ビンボーvsリッチ 300人調査〜時間の使い方徹底解明」という、
なんともストレートな特集。

雑誌社が300人にアンケートをとって、年収の高い人と低い人が、
それぞれ時間をどう使っているのかについて、
時間術のプロとして、年収アップのコツをインタビューしてもらったのです。
(けして、私が高収入というわけではありません 笑)

この特集とったアンケートの結果では、
ひごろの「習慣」によって、ビンボーかリッチに分かれる、
と言っていました。

たとえば、"起床と就寝"ですが、
ビンボーは、「夜更かし、休日寝だめ」なのに対し、
リッチは、「決まった時間に睡眠」とのこと。

"通勤"に関して、
ビンボーは「ボーッとして、ギリギリ出社」
リッチは「ニュースを見ながら早朝出社」

"自分磨き"に関して、
ビンボーは「帰宅後か休日にまとめて」、
リッチは「スキマ時間にコツコツ」

といった具合です。

まあ、あくまでアンケートの結果だけですし、
リッチが良くて、ビンボーがダメ、ということではありません。

でも、一つ言えることは、
1日は24時間であることは「誰もが同じ」ですが、
その"使い方はひとそれぞれ"だということ。

私は、この数字結果を雑誌社の人から聞いた時に、
まず思いついたのが、「何を見ているのか?」でした。

同じ将来のことを考えるのでも、リッチな人とビンボーな人では大きく違うのです。

リッチな人たちに共通するのは、
「いつやるか」「いつまでにそうなるのか」と、期限をはっきりさせていますが、
ビンボーな人たちは、
「いつかやりたい」「いつかそうなりたい」と、
ぼんやりとしか考えていません。

時間は過ぎ去ったら、「二度と」帰ってきません。
また、お金やものと違って、他のものと「替え」が効かないのです。

ただ、目に見えたり触ったりできるものではないので、
私たちは、えてして時間の大切さを「軽く」考えてしまいます。

コロナによって在宅勤務になってしまったのは、
私も同じですし、私の仕事仲間や、
私が教鞭をとっている大学の学生や、学生である私の娘も同じです。

日本だけではなく、世界中の人たちが大変な思いをしている中、
「在宅勤務で何をやればいいのかわからない」と、ぼんやり過ごすのはもったいない話です。

「在宅勤務だからこそできることって何かあるかな?」
「出勤できるのを5月7日からと仮定して、そこまでにできることってありそうだな」と、ちょっとでも前向きに、考えたり工夫したりしてみたいですよね。

足もとの、今すぐやらなければならないことを片付けるのも大事ですが、
そればかりでは疲れてしまいます。

ちょっと先のことを想像してみて、自分の姿を描いてみると、
楽しくなってくるものです。

あけない夜はありません。

みんなで、一緒になって頑張りたいものですよね。

マーケティングアイズ株式会社 代表取締役

関西学院大学 専門職大学院 経営戦略研究科 教授
理央 周(りおう めぐる 本名:児玉洋典)

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徹底的に数字で考える 仕事の質とスピードが激変する思考習慣 深沢真太郎氏著

情報とモノが溢れているこの時代において、仕事を正確に進めていく上で必要なことが2つある。

それは、事実をベースにすることと、考えるということと。

この本では、同時にその2つを学ぶことができる。そしてその成果として、
質と量の面で自分の仕事の生産性を同時に上げていけるということだろう。

仕事をやっていく上で、直感的に仮説を立てて検証しながら進めていくことは重要だ。
しかし、その仮説を検証するプロセスには、客観的な数字があると判断の精度が増す。

この時の数字の重要性というものが、仕事をしていく上で意外と意識できないものだ。

まず、この本の良いところは、
なぜファクトベースでなければいけないのか、
なぜ数字を重視すると仕事の成果が上がるのか、
という"そもそも"の数字の重要性をしっかりと定義している点にある。

まずは、「間違える可能性をどれだけ低くできるか」という点。

どんな仕事にも、正解と言うものはない。
特にマーケティングのエリアは、「目標にどれだけ近づけるか」が目標達成値になる。

その際に「不確定な要素」を出来る限り排除し、得られるリターンを最大にするというのが、
マーケティングの目指すところになる。

この重要なポイントを、順序だて「そもそも論から手法論」までを、考え方と事例とともにカバーしているので、この本の一つの特徴だと言える。

手法だけ覚えても、実際の仕事では使えないからだ。
そもそもなぜそうなるのか?という背景にある理由がわかっていないと、はらに落ちず、いざという時に頭に浮かんでこない。

第2章にある「原因と結果を通じて考える」の中に、結果から原因を導けない理由は、「結果から原因を導く方法を知らないから」とあるパートなどは、その意味でも仕事で使える考え方だ。たとえば、よくある営業会議等での報告事項では、「昨年対比でマイナス30,000,000円でした」とか「得意先が5件減りました」など、単なる状況の羅列で終わることが多い。

しかしその裏には、例えば顧客満足度調査によると1年前の5ポイント減っているというような理由があるはずだ。この点が単なる数字の羅列と数字で考えることの違いなのだ。

ビジネスにおいて、数字で考えることは重要だ。
一方で、数字を頼りすぎると、数字に溺れて本来の目的を見失うこともある。
この本では、こういった事例を元に数字と判断のさじ加減、数字とのうまい付き合い方がわかる。

その意味でも、オススメの一冊だ。

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マーケティングとは組織革命である森岡毅氏著 個人も会社も劇的に成長する森岡メソッド

まずこの本には、企業にとって

「なぜ、マーケティングが必要なのか?」
「本当のマーケティングとは何か?」
「どうすればいいのか?」
「その結果が何を生むのか?」

に対する答えが書かれている。

マーケティングは、戦略だけではうまく機能せず、もちろん手法論でもない。

企業活動で、マーケティング担当者1人だけがマーケティングを理解すればいい、というわけではなく、
マーケティングマネージャーはマーケティングのことすべてを、
営業部員であれば、マーケティングの本質的なこと、
たとえば、顧客は何が欲しいのか、どのように期待を超えることができるのか、
を理解して営業活動に動くべきだし、
ファイナンスや経理といった会社のカネ扱う部署においても、
投資対効果を考えて意思決定をするときの「判断基準」として、
その投資が顧客のためになるかどうか、という視点でも数字を計算したほうがいい。
また、人事部においても、顧客視点であることを理解させる社員教育プログラムを組むとか、
あるいは組織体系に置いて評価をの中に顧客への姿勢、視点などを入れていく、
という意味においてもマーケティングを理解しなければいけない。

このような点が、ヒューレットパッカードの創業者が、
「マーケティングはマーケティング部に任せるには重要すぎる」
と言った所以だろう。

マーケティングに特化したコンサルティングや、研修を提供している中で、
戦略や手法の部分を、理論と事例を交えて伝えていくことになる。
そして、経営者や事業本部長クラスの方々は、その点をご理解いただけることが大半だ。

しかし、そこから企業としてマーケティング戦略を立て、
戦術に落とし込み、施策を考えて実践し、PDCAを回していく。
したがって、社内にその考え方をどう浸透させていくことが必要になってくる。

実際に企画をし、戦略を戦術や施策に落とし込むリーダー、マネージャーたちがトップの考える理想のマーケティング企業の姿を理解した上で動けないと、て運用していくことが難しい。

多くの企業が、運用フェイズで「壁」に当たる。
マーケティングは、組織全員で取り組む課題であり、事業戦略のひとつなのだ。
なので、この本で森岡氏が言っている「マーケティングは組織革命だ」と言う点に大きく共感する。

この本では、企業における様々な問題が提示されている点も参考にできる。

「強いマーケティング部さえあれば、マーケティングができるようになると思っている企業が多いが、現実はそうではない。その原因は組織の構造や鹿意思疎通回路がうまくいってないから」
「本来は、作ったものを右から、売れるものを作る会社になればいいなと思い込んでいる」
「消費者とプロダクトは双極性の関係になる」など、多くの金言と事例で説明されている。

この本のもう一つの特徴は、マーケティング的な組織モデルを「人体」に例えている点にある。

「感知、判断、行動というサイクルを、人間がやるように企業内でも「超高速」で回すべきだ」
「人間の脳は動物の本能として、変化を拒むようにできている。すなわち脳が、体にかけるブレーキがイノベーションを生み出せる発想を阻む」
など、難しい言葉をつかわず理解できるように第1部は進んでいく。

これらのことは、P&Gでの著者ご自身の体験と理論が、USJにおいては最初はうまく機能しなかった部分があるところから語られている。その点が、理にもかなっている上に経験に裏付けされているので、読んでいてとても腹に落ちるし、仕事に使える要素になっている。

この本は、マーケティング担当者だけではなく、経営者や起業家、企業の人事部の方々にもぜひ読んでもらいたい本である。

マーケティング プロデューサー
理央 周(りおう めぐる)

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高速会議 期待以上に部下が育つ 沖本るり子著


「5分会議」、会議の手法を効率化し仕事の成果を上げる研修でも有名な沖本るり子さんの新刊。

この本でも、前半では5分会議の重要性、やることの意味、なぜ5分をやると目的が達成でき、
社員の育成つにながるのかということが書かれている。

私たちは忘れがちだが、「会議」は単発の"会議"というだけではなく、連続した仕事の中での1つのプロセスに過ぎない。それを事前準備から会議後まで数段階に分けて図解されているのがとてもわかりやすい。(24ページ)

高速会議ってなに?それだけで十分なの?という考えを持つ人もいるだろうが、
もちろん、ただ単に5分で会議を終わらせるという意味ではなく、
なぜ会議を高速化すべきなのか、
そうなると、業務やチームはどうなるのか?がわかるように説明されている。

このように、沖本氏の著書には会議の進め方、という手法論だけではなく、
「仕事にとって会議はなぜ必要なのか?」
「目的を達成できる会議のあり方とは何か?」
「会議を通してチームをマネジメントできるか?」
といった本質的なところをカバーしている点がいい。

手法だけ真似してもできないからだ。

また、この本の良さは自社でやってみることができる、
という再現性の高さにある。

たとえば、5分会議をやる時に、「5つの工夫」をすることで、成果を出せるようにしていくエッセンスがあるとのこと。それらは、視点、見える化、参加者全員で意見を出す、立場が関係なくなる、身内で揉めないこと。

さらに、人が育たない会議のNGパターンがいくつか載っている。例えば、

  • いつも同じ人が仕切るとそれは依存を生み出す。
  • 追加の割に時間がかかっている、とか、
  • 1人の人だけが増えている、
  • 議題から外れてしまう

これらをチェックシートとして自社の会議の状況に当てはめてみるのも、この本の使い方だろう。

以前、大手家電メーカーのマーケティングマネージャーが「私の仕事はの半分以上は会議なんです」と言っていた。これはまさに、典型的な大企業病。

中小企業や、ベンチャー企業は、ヒト、モノ、カネ、時間、情報、という経営資源に余裕がない。なので、1人の社員が生産性を上げることで、売り上げと利益に貢献することができる幅がとても広くなる。そのために、効率化できるものは効率化し、本来やらなければいけない成果を出す仕事、将来につなげる仕事、顧客のためになる仕事に、最大限の知恵を絞るために時間を投下しなければいけない。

私は常々、会議はものごとを決定するところであり、議論や討論は会議に臨む前に徹底的にやり、会議は「やるかやらないか」「GOかNO GOか」を決める場所であると考えている。

経営は意思決定の連続であり、会議はその重要なツールだ。
その意味でも、この著作はとても参考になる。

マーケティング プロデューサー
理央 周(りおう めぐる)

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サ道 心と体がととのうサウナの心得 タナカカツキ氏著 経営者に必要な仕事の環境

28歳、自分の息子くらいの年齢の経営者が、「毎日のように新橋のサウナに通ってます」「サウナ、水風呂、リラックス」の三点セットがいいんですよとのことを熱く語られて、サウナ道に興味が出て、さらに他の経営者仲間にも聞いてみたところ「え、サウナ流行ってますよ!」「いってないんですか?」などと、まるでいっていないことが罪悪かのように言われて驚いた。なんでも、サウナの熱さから水風呂に行き、その後リラックスしている段階で何かのホルモン(? うろ覚えですが)が出て、閃きがおりてくる、とのこと。彼らは異口同音にこういうのだ。

私は人前に出る仕事ということもあり、おなかがぽっこり出るのがまずく、数ヶ月前からスポーツクラブのメンバーになり、週2、3回は筋トレ、ランニングマシン、水泳などなどしっかりとやっている。このスポーツクラブにもサウナがあるので、「あ、じゃあクラブのサウナに行けばいいんだよね。でも水風呂がないからシャワー浴びればいのか」というと、すかさず「それは邪道です!」と始まる。なんでも、水風呂にドボンと入ルカらいいのであって、冷やせばいいというものではないらしい。サウナの温度と同じように、水風呂も決まりがあるとのことだ。

サ道は奥が深い・・・とのことで、この本を読むのにも気合が入った。

サウナ好きで有名な著者のタナカカツキさんも、最初はサウナがそれほど好きではなかったとのこと。しかし、周りに言われてサウナに行っているうちにだんだんと良さがわかってきた。サウナの温度や入り方にもルールのようなものがあり、常連さんたちはそれを暗黙のうちに守っているとのこと。作法、のようなものがあると発見するくだりがなかなか面白く、基本的にタナカ氏は一人でサウナに行くとのことだが、まるで漫画の「孤独のグルメ」を思い起こすような感じで本は進んでいく。

私もスポーツクラブにいくが、なにも筋肉ムキムキになりたいわけではない。心身ともに健康になりたいのだ。確かに通い出してからは、食べるものにも気を使うようになり、タンパク質を多めにとる、野菜を1食に必ず入れる、コンビニで何かを買うときでさえ成分表示を確かめるようになった。また、何よりいいのが気分転換というかリラックスできるというか、精神衛生上とてもいいのだ。

私の仕事柄、本を書いたりクライアントの企画を考えたりなにかと机の上での仕事が多い。しかし、机の上だけではアイディアも煮詰まってしまうし、眠くなったり飽きたりしてしまう。スポーツクラブにいくのはランチ後の午後2時から6時の間と決めているのだが、この時間原ランチがお腹にたまり1日で一番眠くなる時間帯なのだ。そのときに体を動かすと、余分な昼寝も避けられるし、健康にもいい、さらに気分が変わることで煮詰まっていたアイディアに違う方向性が思い浮かぶこともよくある。「自分がスポーツクラブに行って健康的なことをしている」という意識もあって、気分がいいのだ。

サウナは、これに共通すると思う。何よりも、緊張を緩和させることができるのがいい。画期的なアイディアは、固定観念や成功体験に邪魔されるが、違う環境に自分を置くとその壁を取ることができる。企画力をあげ画期的な発想を生み出すためには、頭を捻る、ディスカッションをするだけでは不十分。みずから環境を作り出すことも必要だ。サウナはその効果的なツールだといえる。

現状維持は敗北だ、がマーケティングの基本だ。その壁を破ることができる1つのやり方がサ道。その意味で、ビジネス・パーソンにはオススメの一冊だ。

マーケティング プロデューサー
理央 周(りおう めぐる)

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仕事で数字を使うって、こういうことです 深沢真太郎氏著 ビジネスパーソンにとって必要なデータの捉え方

私は、企業研修や、社員教育のプログラムを開発し、管理職、リーダー職候補の方々に向け、経営資源活用、マーケティング、営業戦略構をベースにした事業計画作成をご指導させていただいている。また、ここ数年は営業活動を戦略的に構築するために、家電や製薬メーカーの卸売企業の営業管理職の方々への研修も多く請け負っている。

その中で、特に重要だと思うのが"数字"だ。

今さら数字?と思う人も多いかもしれないが、数字を計算する、数式を覚える、フレームワークに数字を当てはめる、ということではなく、その数字が、

  • 何を意味しているのか
  • その数字に込められた意味は何か
  • 自社がどんな手を打つのか

という、数字が持つ意味の解釈と仮説構築、そしてそれに伴ったシミレーションと行動計画の作成にどう生かすことができるか、が重要なのだ。

この意味で、真の数字の重要さを理解できているリーダー職は決して多くはない。ちなみに理解できていないことを嘆く必要はない。なぜなら、営業職の本質は「顧客を理解し、期待を超えるサービスを提供すること」だからだ。そこに数字が加われば最高だ、ということになる。

数字を計算するだけであれば、AIやExcelにできるが、その数字を読み取ることは人間にしかできない。
そしてそれはリーダー職の仕事なのだ。

では、数字を読み取る力は何をもってつければいいのだろうか?

それは、その数字がどんな意味をもちなぜ重要なのかを理解すること、が基本でありスタートポイントだ。

この本では、なぜ数字が重要なのか、その数字を使うとビジネスはどうなるのか、その数字の中に込められた意味は何か、といった「そもそも論」について、とても丁寧にストーリー仕立てで描かれている。

例えば、第3章の「あなたは正しくデータを読んでいますか?」の中で、平均だけでは何もわからないという節がある。ただ単に、平均値を計算するだけではなんの意味もなく、標準偏差(ここではばらつき値と言っている)を考えることによって、各数値が平均からどれだけ離れているのかということを、営業所での数字の事例ごとに考えるアプローチが書かれている。これがまるで、実際の企業内での企画会議でなされている会話のようにとてもリアルに描かれているため、読んだ後に自分の仕事で使おうと思ったときの再現性が非常に高いだろうことが想像できる。

また第4章では「意思決定に数字を使う本当の意味を知っていますか?」という内容が書かれている。この中で「予想と予測の違い」を定義している。この比較とその定義が面白い。ふだん曖昧に捉えて使っている言葉も、このように定義してみるとより深い意味が見えてくる。

著者が書いているように、ビジネスはギャンブルではない。したがって、出来る限りリスク不確定要素を下げて最大のリターンを求めていく中で、いかに数字を使って自社の予測を正しいものにしていくかということが非常に重要なのだ。

私が中でも、個人的に好きなのは終章の「数字の力が仕事を変える」の中で、「ファッションばか唯一の正論」とある場面だ。作中の主人公の1人が、「数字の重要さは理解した。でも、うちの会社はアパレル産業なので自社の服を着て仕事をしてくれないか」と、数字が得意の主人公の数学女子の智香にお願いする場面だ。

私は常々、ビジネス、特にマーケティングは「サイエンスに基づいたアートだ」と考えている。サイエンスの部分で、リスクを下げ、「リターンを最大にする努力をして、そこから人間の力で「含意」を導き出し、「仮説」を立て検証し、そして広告物や製品パッケージとして世に出るときには「アート」として世に出ていくのだ。

著者はここで、数字は非常に重要だがそれだけでは十分ではない。感性や熱意、情熱と相まって初めてビジネスが成就していくのだ、ということを述べている。えてして、数字のみを追い求めていると罠に陥ることもある。なにより、それだけでは、面白くないものが出来上がってしまうこともある。逆に感性だけで勝負していくと、この厳しい市場環境において勝てないことが多い。この最適なバランスがもっとも必要だということだが、その点もしっかりと捉えられていることに共感した。

この21世紀は「データの世紀」と言われている。数字、データを読み取りどう分析し、そこから含まれている意味を知恵に変換していくということが勝負の鍵になる。その意味でも、すべてのビジネスパーソンにお勧めの1冊だ。

マーケティング プロデューサー
理央 周(りおう めぐる)

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メタ思考トレーニング 発想力が飛躍的にアップする34問 細谷功氏著


新製品開発のための思考術の1つのアイディアになるかと思い読んでみた。

画期的な商品を開発するためのアイディアは、物事を正面からだけ見ていてはなかなか出てこない。斜め上から見たり、俯瞰してみたり、ときには、間違っていると言う前提でものを見てみたりすることが重要だ。

わかってはいるけれども、なかなか難しいというのがビジネスまたは仕事における現状だと思う。

この本には、アナロジー、などの多角的な視点で物事を見ることによって、ビジネスの幅ひいては気づきの深さ質の高さを上げていくためのアプローチが書かれている。

それが、単なるやり方・手法の論点ではなく、なぜそれをやるべきなのか、というそもそも論で説明されているので、重要性がはらにおち、ひいては仕事で使えることになる。

メタ思考に関して大きく3つのアプローチがあるとのこと。以下が章立てになる。

  • 第1章 ウォーミングアップ編
  • 第2章 Why型思考のトレーニング
  • 第3章 アナロジー思考のトレーニング
  • 第4章 ビジネスアナロジーのトレーニング

たとえば、第2章に書かれているのは、実施重視のHow思考と、目的重視のWhy思考があり、メタ思考とはWhy思考に近いとある。これは、事業をなぜ、誰のためにするのかという事業の定義から始める考え方と共通する。数多くある手法に振り回されず、最適なものを選び出すことで時間や経営資源を有効活用していくためにも必要な考え方だ。

このようなアプローチが、各章に書かれていてさらに演習問題と解答例がついているのが再現性を高めている。

混沌として不確実なこれからの時代においては、今までの思考法では解決できない問題が多く発生する。その時に使える考え方、思考法がメタ思考なのだと思う。

その意味でも、この本はビジネスパーソンにとってお勧めの1冊だ。

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理央 周(りおう めぐる)

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投資レジェンドが教える ヤバい会社 ファンドマネジャーでベンチャーキャピタリスト 藤野英人氏の著作

投資レジェンドが教える ヤバい会社 を読了。
この本は、ファンドマネージャーであり、
投資家、ベンチャーキャピタリストでもある藤野英人氏が、
投資をする際の「会社の見極め方」を、
「経営者を見ることで会社を判断する」という視点で書かれている。

それを、藤野氏から見た、投資する価値がある会社に共通する70の法則が、シンプルに書かれているのだ。

その視点でそのまま読んでも大変参考になるし、
読み物としても面白いのだが、
私の「経営コンサルタント」の仕事に当てはめて読んでみると、
社長が「この方向に進むとヤバい」という危険防止のチェックポイントや、
「こう直すといいよね」というアドバイスの視点で読んでみても面白く、
また有用に読むことができる。

たとえば、
サラリーマン経営者の会社は成長ができない という法則には、
その意味として、
「間違った意思決定も、責任を分散すれば通せる」
という企業文化が背景にあるため、と書いている。
ということは、責任分散による意思決定のミスを防止する仕組みをつくればいいのだ、
ということに気づく。

また、
真面目なインターネットに取り組む企業は株価上昇が期待できる、とある。
その意味には、
「真面目さを失っているイネターネットの世界で、
地道に手間暇をかけ、肌感覚でネットを使っている企業は伸びる」
と書いている。
ということは、真摯にネットを活用しているのか、
流行りのSNSを、表面だけ、やらされ感でやっていないか、
という視点で企業へのアドバイスを行うことができそうだ。

藤野氏の著作は、「投資家がお金より大事にしていること」でもそうだったが、
企業は人、特に経営者がどのような人なのか、
また、社長の想いや姿勢が本質的なものか、
それらが社内に浸透しているのか、
が、投資判断には重要だと説く。

私も多くの企業のマーケティング施策を分析、アドバイス、
時には社員の方をご指導させていただく中で、
最重要なのはいうまでもなく「人間力」だ。

この人間力というものは、可視化や数値化をしづらいものだが、
藤野氏はその点を、自身の経験で体系化している。

なので、説得力もあり、
読者が自分の仕事に当てはめることができるという、
再現性も高い本になっている。

投資家のみでなく、コンサルタント、士業の方々も、
一読されることをお勧めする一冊だ。

  

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仕事で成果を出すための情報術 日経STUDYUM (スタディアム)@日本経済新聞社 名古屋支社での講演

日本経済新聞の「日経STUDYUM (スタディアム)」に登壇します。

テーマは、

『8割捨てる!情報術』の著者が語る!

成果につながる仕事力アップの法則

です。

仕事の成果の8割は、手にできる情報全体の2割で生み出される、というのが私の持論です。

メディアの細分化により、情報が世の中に出る、いわゆる情報の流通量が劇的に増えています。でも、自分にとって必要な情報は一体どれくらいあるのでしょうか?それを自分で見つけ出さねばなりません。さらに、情報はそのままでは意味がなく、使いこなして初めて仕事の成果につながります。

成果につながる情報のインプットとアウトプット法を、現役マーケターとしての豊富な事例を交えながら存分に語ります。

セミナーの開催概要はこちら:

2019年3月11日(月)19時~20時20分(開場18時30分)

名古屋・日経栄カンファレンスルーム

詳細はこちらから:

成果につながる仕事力アップの法則 

久しぶりに、出身地名古屋での講演になるのが、とても楽しみです。

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プレジデント 時間術 メディア取材


プレジデント2月4日号 2019時間革命の特集に、先日取材分が掲載されました。

ここ最近は、時間をどう活かすかという、量的な効率化だけではなく、質的な効率化が重要だと思っています。

私の仕事で言えば、いかにして多くの講演をこなすか、ということでなく、いかにして中身の濃い質の高い講演内容を産み出せるのか、ということになります。

そのためには、作業する時間を効率化して、価値を生み出す仕事をする時間を確保する必要がある、ということを書いてきたし、ここでも取り上げてもらいました。アウトプット、成果をあげられる人は、時間の効率的な管理ができるということがいいたかった。

私と、著者の先輩の野呂エイシロウさんへの取材記事に加えて、アンケート結果も載っているので、客観的な見方もできる特集になっています。参考にしてもらえれば、と思います。

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本質思考 MIT式課題設定&問題解決 平井孝志氏著

マーケティングを仕事にしていると、課題を解決することの難しさを身をもって知ることが多くある。

例えば「売れない」という問題は単なる事実的な背景にしか過ぎず、
「なぜ売れないのか」と3、4回深掘りしていくと、
実は販路に問題があり、本来ターゲット層がそれほど来店しないチャネルだった、
ということはよくある。

問題認識が浅いと、当たり前だが、課題形成も的外れになり、
「やっぱり売れなかったね」ということになりがちだ。

この本は、その点を「表層だけ見ていても、真の課題解決には至らない。
より深く本質を見なければならない」
と説いている。

その最たる表現が、第1章に書かれている、
「真剣に考える」「時間をかけて考える」は、
本質思考とは異なる、という点だ。

この本では、本質を「構造(モデル)と因果(ダイナミズム)」から成る、と定義し、全体を捉えた上で、課題解決に至るべきだ、という。

業界や状況によって問題は異なるし、
課題形成のアプローチももちろん異なる。
ひいては、問題解決に至るまでの施策もまちまちだ。
なので、施策や手法から入るのは、
おおよそブレてしまうことが大半である。

情報をインプットし、現状を正しく把握する。
そして、この本質思考をした上でアウトプットすべき施策を考える。
これによって、精度高い施策にたどり着く、
というステップかと思われる。

とても有用な考え方なので、私も研修などの参考にしていきたい。

章立てはこちら;
CHAPTER1 人は意外に深く考えていない
CHAPTER2 本質思考とは何か?
CHAPTER3 本質思考のステップ① モデルを描く
CHAPTER4 本質思考のステップ② ダイナミズムを読み解く
CHAPTER5 本質思考のステップ③ モデルを変える打ち手を探る
CHAPTER6 本質思考のステップ④ 行動し、現実からのフィードバックを得る
CHAPTER7 本質思考を身につけるためのトレーニング方法 

リーダー職、管理職が一度読むといい良書。


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情報の整理術 新聞編 整理整頓による生産性向上のための仕事術


私は、多くのメディアに定期的に自分の考えを発信している。
このブログや毎週レギュラーで出演しているラジオ番組、2種類のメールマガジンに、月刊雑誌の連載、にネットニュースへの寄稿。
また、不定期の発信である、書籍や雑誌ラジオテレビでのインタビューなど含めたら、かなりの種類と数になる。

このようなアウトプットをするためには、もちろんインプットも重要だ。特に、アナログメディアからの情報はとても重視している。なぜなら、個人の趣味嗜好で自然に飛び込んでくる情報とは異なり、プロの視点で描かれているものから自分にヒントを得ることができるからだ。

中でも、新聞は貴重な情報元になる。一方で、紙の情報をアウトプットする情報として活用するためには、スクラップのような形にしておかなければならないことが多い。

そのために私がやっているのは、上の写真のようなやり方だ。まず切り取ってランダムに保存しておく。そして、1週間に1度くらいこの写真のように、カテゴリー別に分ける。で、頭の中にざっと入れておいて、必要な時に取り出し定期的に発信しているメールマガジン等のテーマとすることの情報源にする。

この時に重要な事は、ある程度「適当に」やることがコツ。でなければ続かないし。逆に正確にやる意味はそれほどない。重要なことは、情報源を基にして、どれだけ自分だけのオリジナルな情報、すなわち「知恵」に置き換えることができるかなのだ。

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世界のビジネスエリートが身に付ける教養 西洋美術史 木村泰司氏


昨年末に、木村氏の西洋美術史の講演を聞いてすっかりファンになってしまい早速読んでみた。その時は、クリスマス前ということもあり、宗教画における歴史との関係と言うテーマだった。

木村氏の講演いや著作には、絵画の背景にある歴史的事実やそのさらにまた背景にある社会的な状況を照らし合わせて説明してくれるため、絵画をただ単に美術品として見るだけではなく、歴史の中の1創造物として見ることができるため、より楽しくまたさらに深く味わうことができる。

この本でもそうだが、絵画におけるヒエラルキーの構造とか、フランスが美術大国になった理由とか私たちが、ざっと並んできたいわゆる世界史と言うもののをより深く興味深く考えまた見つめ直すことができる。

章立てはこちら

  • 第1部  神中心の世界観はどのように生まれたのか?  ギリシャ神話とキリスト教
  • 第2部  絵画に現れるヨーロッパ都市経済の発展  ルネサンスの始まり、そして絵画の時代ね
  • 第3部  フランスが美術大国になれた理由  偉大なるフランス誕生の裏側
  • 第4部  近代社会はどう文化を変えたのか?  産業革命と近代美術の発展

西洋美術にしても、文化にしても、この本をそのまま仕事やビジネスに繋げることかどうかは重要ではない。この本に書かれている歴史的な背景と美術が生まれた因果関係に大いに学ぶところはあるし、特に木村氏の洞察力による芸術への新視点によって自分の歴史観を変えることができる点など、読むことによる勝ちは大きい。教養は、有益な知識を積み重ねること。ビジネスパーソンとして大きな財産になる一冊だ。

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マイナビニュース SNS時代の人脈の作り方 対談

マイナビニュースに対談を掲載いただきました。

人脈マイナビニュース.jpg記事はこちらです→ ベストセラー多数のマーケティング専門家 理央 周氏が語る人脈の作り方  

テーマは「人脈」についてですが、
人脈よりも大事なこともある、ということを話しています。


人脈について聞かれることは多いのですが、やはり、大事なことはどんな人とどう出会うか、そして大事な関係を長く続けられるか、ということに尽きます。

若い人たち向けに、若かった時のことも交えてお話ししてくださいとのことでした。

まだ、ボクも若いですが(笑)

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スタンフォード式最高の睡眠 成果を出したいビジネス・パーソンに必要な夜の眠り方と朝の起き方

表紙の帯に「睡眠研究の最前線」とある通り、究極の疲労回復は睡眠だとずっと思っていた。たくさん眠るのは良いことなのか悪いことなのか、という眠りは量より質、スタンフォードで見つけた睡眠の法則という内容が面白かった。

【なぜ、この本を読んでみたのか?】

先日読んだ、最高の休息法(その時の記事はこちら ⇒ 世界のエリートがやっている最高の休息法)が、ボクの仕事とプライベートを、かなり加速させ充実させた。その時の記事にも書いたのだが、ボクはそれまで、呼吸法や睡眠、食事法などはスピリチュアルで、一人の成功体験も基づくものだから、再現性が低いものだと「思い込んで」いた。しかし、あの本以降、科学的にも証明できるアプローチがあり、また、ロジカルに書かれている本があると知り、「睡眠」に関して読んでみたのがこの本だ。

この本にもある通り、食事や栄養に気を使い、健康的な生活をし、体を鍛えることはビジネス・パーソンの常識になっている。その中で、まだ、なかなか手を付けられていなかったのが、睡眠である、という点が以外と盲点だったことに気が付いた。

中でも、この本の良さは科学的なエビデンスに基づいている点にある。一般的な成功哲学、自分がやってみてうまくいったという個人の見解ではなく、研究に基づいた内容をベースにしているので、普遍性と再現性も高いのであろう。

【ビジネス・パーソンとして実践したいポイント】

まず、質が高い睡眠を得るためには、眠りに入った「最初の90分」をしっかり眠るという点。レム睡眠とノンレム睡眠の繰り返しの最初の黄金の90分が重要だということを、科学的なアプローチで説明している。

どうしても、資料を作らないといけない時の徹夜はやはりよくないので、黄金の90分眠った後に起きて作成するほうがよい、といった具合に応用するとのことだ。

そしてなにより、この本の目玉は第4章の「覚醒」にある。
考えてみれば、ビジネス・パーソンにとって良い睡眠をとることは、ある意味手段であって、目的ではない。目的は、しっかりと仕事をする体制を整えることにある。

したがって、パッと気持ちよく朝に起きることができ、その後しっかりと質の高い仕事ができることが重要なのだ。

この本では、覚醒のスイッチは光と体温にある、と説明し、具体的な手法、たとえば起床時には光をしっかり浴びること、また体温を上げることを説明している。

睡眠ジャンクに陥らないように、という箇所に書かれている超一流のアスリートの 5つの共通点も面白い。

いずれにせよ、自己管理による体調の質のキープは、仕事の質に大きく影響する。
食事、鍛えることに加えて、睡眠も考え直すべきだということを再確認させてくれた、とても貴重な1冊になった。

章立ては、

  • プロローグ ぐっすりを追求した究極のスタンフォード・メソッド
  • 第0章 よく寝るだけでパフォーマンスは上がらない
  • 第1章 なぜ人は人生の3分の1チャンネルのか
  • 第2章 夜に秘められた黄金の90分の法則
  • 第3章 スタンフォード色最高の睡眠法
  • 第4章 長久曲!熟眠をもたらすスタンフォード覚醒戦略
  • 第5章 眠気を制するものは人生を制する
  • エピローグ 睡眠緊急の最前線スタンフォードで見つけたこと

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子供と読む東洋哲学 易経 陽の巻 夢を持つってどういうこと?竹村亞希子

四書五経の1つ、易経は難解だ、と思い込んでいた私に、
その奥深さと楽しさ、そして仕事に活用することの有用性を教えてくださった、
竹村亞希子氏の著作。

特に、リーダーの易経で、龍の成長の理論をお教えいただいた時に、
目から鱗が落ちたことを、今でも鮮明に覚えている。

地中に潜み、世に出る準備をしている潜龍が、
見龍となり、ひとから見られるようになり、
乾惕として、反省をし、失敗に学び、落ち込んでも次の日には元気になり、
躍龍として、何度もチャレンジをし、
飛龍として、空を飛び、
ときに、己の力を過信し、威張り、ふんぞり返ることで、抗龍となってしまう、
と、龍の成長物語について、私は理解している。

人間としての学び、気づきが多いことはもちろんだが、
ここで、ビジネス・パーソンとして、
世に出る準備を怠らず、人から見られる準備をし、
失敗に学び、何度もチャレンジをする、
そして、褒め称えられても奢ることなく、常に初心を忘れずにいられるように努力をすること。

まさしく、リーダーとしてあるべき姿なのだ、
と感じる。

この考え方を、子供たちが夢を持ち、
あきらめることなく、かなえていくことの重要さと、素晴らしさをここでは書かれている。

この本は子供が読んでもその成長論を学ぶことができるのだ。

今の子供たちは将来の夢が持ちにくい、と言われている。
ものや情報があふれ、
インターネットの普及で、なんでも簡単に手に入る、
と勘違いしがちな、昨今、
夢を持とう、と子供たちに言うことも大事だが、

夢を持つ意味とかなえるまでの段階、そして、
なにより、夢がかなうとこんなに充実した人生になるよ、
ということを伝えるのが大人の役割なんだな、
と、この本を読んで強く感じる。

その意味で、親として、またビジネス・パーソンとして、
そして、一人の人間として、この本を読まれることをおススメする。

マーケティング コンサル タント 理央 周(りおう めぐる)

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