Marketing i's [マーケティングアイズ]

マーケティングはサイエンス(科学)に基づいたアート(芸術)である

顧客ブランド養成講座
収益を好転させるマーケティングとイノベーション

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スタンフォード式最高の睡眠 成果を出したいビジネス・パーソンに必要な夜の眠り方と朝の起き方

表紙の帯に「睡眠研究の最前線」とある通り、究極の疲労回復は睡眠だとずっと思っていた。たくさん眠るのは良いことなのか悪いことなのか、という眠りは量より質、スタンフォードで見つけた睡眠の法則という内容が面白かった。

【なぜ、この本を読んでみたのか?】

先日読んだ、最高の休息法(その時の記事はこちら ⇒ 世界のエリートがやっている最高の休息法)が、ボクの仕事とプライベートを、かなり加速させ充実させた。その時の記事にも書いたのだが、ボクはそれまで、呼吸法や睡眠、食事法などはスピリチュアルで、一人の成功体験も基づくものだから、再現性が低いものだと「思い込んで」いた。しかし、あの本以降、科学的にも証明できるアプローチがあり、また、ロジカルに書かれている本があると知り、「睡眠」に関して読んでみたのがこの本だ。

この本にもある通り、食事や栄養に気を使い、健康的な生活をし、体を鍛えることはビジネス・パーソンの常識になっている。その中で、まだ、なかなか手を付けられていなかったのが、睡眠である、という点が以外と盲点だったことに気が付いた。

中でも、この本の良さは科学的なエビデンスに基づいている点にある。一般的な成功哲学、自分がやってみてうまくいったという個人の見解ではなく、研究に基づいた内容をベースにしているので、普遍性と再現性も高いのであろう。

【ビジネス・パーソンとして実践したいポイント】

まず、質が高い睡眠を得るためには、眠りに入った「最初の90分」をしっかり眠るという点。レム睡眠とノンレム睡眠の繰り返しの最初の黄金の90分が重要だということを、科学的なアプローチで説明している。

どうしても、資料を作らないといけない時の徹夜はやはりよくないので、黄金の90分眠った後に起きて作成するほうがよい、といった具合に応用するとのことだ。

そしてなにより、この本の目玉は第4章の「覚醒」にある。
考えてみれば、ビジネス・パーソンにとって良い睡眠をとることは、ある意味手段であって、目的ではない。目的は、しっかりと仕事をする体制を整えることにある。

したがって、パッと気持ちよく朝に起きることができ、その後しっかりと質の高い仕事ができることが重要なのだ。

この本では、覚醒のスイッチは光と体温にある、と説明し、具体的な手法、たとえば起床時には光をしっかり浴びること、また体温を上げることを説明している。

睡眠ジャンクに陥らないように、という箇所に書かれている超一流のアスリートの 5つの共通点も面白い。

いずれにせよ、自己管理による体調の質のキープは、仕事の質に大きく影響する。
食事、鍛えることに加えて、睡眠も考え直すべきだということを再確認させてくれた、とても貴重な1冊になった。

章立ては、

  • プロローグ ぐっすりを追求した究極のスタンフォード・メソッド
  • 第0章 よく寝るだけでパフォーマンスは上がらない
  • 第1章 なぜ人は人生の3分の1チャンネルのか
  • 第2章 夜に秘められた黄金の90分の法則
  • 第3章 スタンフォード色最高の睡眠法
  • 第4章 長久曲!熟眠をもたらすスタンフォード覚醒戦略
  • 第5章 眠気を制するものは人生を制する
  • エピローグ 睡眠緊急の最前線スタンフォードで見つけたこと

マー ケティング コンサル タント 理央 周 (りおう めぐる)


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子供と読む東洋哲学 易経 陽の巻 夢を持つってどういうこと?竹村亞希子

四書五経の1つ、易経は難解だ、と思い込んでいた私に、
その奥深さと楽しさ、そして仕事に活用することの有用性を教えてくださった、
竹村亞希子氏の著作。

特に、リーダーの易経で、龍の成長の理論をお教えいただいた時に、
目から鱗が落ちたことを、今でも鮮明に覚えている。

地中に潜み、世に出る準備をしている潜龍が、
見龍となり、ひとから見られるようになり、
乾惕として、反省をし、失敗に学び、落ち込んでも次の日には元気になり、
躍龍として、何度もチャレンジをし、
飛龍として、空を飛び、
ときに、己の力を過信し、威張り、ふんぞり返ることで、抗龍となってしまう、
と、龍の成長物語について、私は理解している。

人間としての学び、気づきが多いことはもちろんだが、
ここで、ビジネス・パーソンとして、
世に出る準備を怠らず、人から見られる準備をし、
失敗に学び、何度もチャレンジをする、
そして、褒め称えられても奢ることなく、常に初心を忘れずにいられるように努力をすること。

まさしく、リーダーとしてあるべき姿なのだ、
と感じる。

この考え方を、子供たちが夢を持ち、
あきらめることなく、かなえていくことの重要さと、素晴らしさをここでは書かれている。

この本は子供が読んでもその成長論を学ぶことができるのだ。

今の子供たちは将来の夢が持ちにくい、と言われている。
ものや情報があふれ、
インターネットの普及で、なんでも簡単に手に入る、
と勘違いしがちな、昨今、
夢を持とう、と子供たちに言うことも大事だが、

夢を持つ意味とかなえるまでの段階、そして、
なにより、夢がかなうとこんなに充実した人生になるよ、
ということを伝えるのが大人の役割なんだな、
と、この本を読んで強く感じる。

その意味で、親として、またビジネス・パーソンとして、
そして、一人の人間として、この本を読まれることをおススメする。

マーケティング コンサル タント 理央 周(りおう めぐる)

その情報、必要ですか? 最新刊!「8割捨てる!情報術」


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8割捨てる!情報術 有用な情報を残し断舎利する戦略と手法

記念すべきボクの10冊目は、
「8割捨てる!情報術」


「無駄な情報に振り回されない」ようにするには、
どうすればよいのでしょうか?


答えは、とてもシンプルです。
ムダな情報は、捨ててしまう。


大量な情報を、
抱え込んではいけません。


8割はゴミだと
認識します。


そして、さまざまな情報のうち、
有効に活用できるのは、およそ2割、
きちんと2割の情報を活かせれば、
いたずらに情報に
追われることがありません。


情報も、整理整頓と同じ、
有用なものだけを残し、活用することで、
仕事で成果を出すことにつなげてくれれば、
と思って書きました。


渾身の力を込めて書きました。
読んでいただき、
感想をお聞かせいただけると、
とてもうれしく思います。


感想や質問は、
フェイスブック、ツイッター、インスタグラム、
など、SNSでのタグ付けや、シェア、または
または、ハッシュタグ #8割捨てる を付けてくれれば、
できる限りお答えします。


皆さんの感想、楽しみにしています!



マーケティング コンサル タント 理央 周(りおう めぐる)



 

マーケティングアイズ株式会社6周年記念イベント:詳細はこちらから⇒ 名古屋開催 2017年7月12日 ビジネスライブ

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働き方と時間の使い方の関係:みずほ総合研究所 発行 経営参考ブック 2017年6月号

この経営参考BOOKは、ビジネスの分野別テーマを、コンパクトにまとめたビジネス選書で、今回の私の分のタイトルは、残業ゼロでも圧倒的な成果を生み出す仕事が速い人の時間の使い方。ビジネスの基本的知識や営業ノウハウとか、マネジメント手法など、私のような専門家が解説をしている冊子のシリーズになる。みずほ総研の会員の方々が読まれて、社内研修などにも使っていただけるとのこと。

本の中身は、とてもシンプルでコンパクト。私としてもとても光栄です。

こういう風に、1冊の小冊子にまとめてもらって、私の考え方を世の中のビジネス・パーソンの方々にわかってもらえることは、とても嬉しいこと。働き方そのものが、今色々と考え直されている中で、この冊子を多くの人に読んでもらって1つでも実践してもらえれば、とても嬉しく思う。

序 章 充実した毎日を過ごすために、大事な時間を最大限に生かす.........2

第1章 時間の「値打ち」を意識する

「仕事をしたつもり」になっていませんか.........4
時間をコストとして考えよう.........6
「まとまった時間」を確保する.........8

第2章 最速で結果を出す仕事術

優先順位をつけて仕事をする.........10
「段取り上手」になる.........12
メールに必要以上の時間をかけない.........14
会議や打ち合わせの生産性を高める.........16
資料を手際よく作成する.........18

第3章 即実践! 時間のやりくり上手になる方法
ムダな時間を退治する.........20
● 始業前の5分には1時間の価値がある
● 午前の時間はゴールデンタイム
●「 隙間時間」の作業をリストアップする
● 通勤電車の中で新聞や本を読もう
● 整理整頓を心がける 
● もらった名刺で「仕事関係」を管理する 
仕事をサクサク進める.........24
● 時間を見積もって仕事をする
● 仕事をやりっぱなしにしない
● 締め切りは期日の前に設定する 
● 初めての仕事は周囲の知恵を借りる 
● 出張時は本命以外の用件を加える 
● 紙とペンを持ち歩く


「一見非効率」も大切にする.........28
●「 誰にも邪魔されない場所」を見つける 
● 15 分の昼寝でリフレッシュする 
● 周囲の人の時間も思いやる 
● 自分のブレーンを見つける
● 自由な時間を使って人間の幅を広げる
● やりたいことを見つける

経営参考BOOKの購読や問い合わせは、
みずほ総合研究所株式会社 FOURM-M事務局
TEL:03-3591-7769 FAX:03-3591-8046
へ、とのこと。

価格は以下。

ご注文部数 1冊~19冊まで 20冊~49冊まで 50冊以上
特別会員 本体334円+税 本体286円+税 本体286円+税
普通・一般 本体381円+税 本体334円+税 本体286円+税
送料 1~19冊 :実費(180~1000円程度) 20冊以上:無料

マーケティング コンサルタント 理央 周(りおう めぐる)

最新刊 仕事の早い人が絶対やらない時間の使い方」時間術3部作です ↓

 

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採用基準 マッキンゼーの採用マネージャーを務めた伊賀泰代氏の著作

地頭より、論理的思考力より、大切なものと言う副題に惹かれて読んでみた。

実際に、マッキンゼーで仕事をされていた方抱き合って、実例がとても興味深い。

アメリカ人は会社ではなくキャリアを選ぶとか、

マッキンゼーでは経営課題の相談を受け、問題の解決法を3つ見つけ、解決する、というステップの中で、人間的な質が必要であるということに共感する。

というのも、この中で自頭がいいことが必要なのは、第2ステップの問題の解決方法を見つけるパートのみだということ。
経営課題の相談を受けるときは、
確かに信頼関係がある程度できていること、
そして、経営者がどの程度まで突っ込んで相談に乗って欲しいと感じるか、
さらに、その段階で信頼されていればいるほど、
深く話しをしてくれるし、こちらも聞き込める。

解決するステップにしても、
粘り強く仮説を検証し、数値を追い、目標達成に向けて、経営者とともに取り組む。

この2つのステップに関しては、
人間力が必要なのだ、ということを改めて認識できた。

章立ては、

第1章 誤解される採用基準
第2章 採用したいのは将来のリーダー
第3章 様々な概念と混同されるリーダーシップ
第4章 リーダーがなすべき4つのタスク
第5章 マッキンゼー流リーダーシップの学び方
第6章 リーダー不足に関する認識不足
第7章 すべてのリーダーに求められるリーダーシップ
終章 リーダーシップで人生のコントロールにいる

働き方改革含めて、今どう働き、何をアウトプットすべきか考えるべき時代だ。その意味でも、お勧めの1冊だった。

マーケティング コンサルタント 理央 周(りおう めぐる)

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言葉にできるは武器になる 電通コピーライター 梅田悟司氏著 企画マンマーケティング実務担当者必読のコピーライティングの本

電通のコピーライターの方が書いた、「言葉にできるは武器になる」読了。


まずなるほど、と思ったのは、
「言葉はコミュニケーションの道具、だけではない」
という点。

考えがはっきりしていなければ、言葉は浮かんでこない、
したがって、いいコピーは生まれない。
と著者は言う。

マーケティングを生業にしている私にとって、
キャッチコピーやボディーコピーをひねり出すことは、いつも大変な労力を伴う。

自社イベント用に製作する集客のチラシも、
クライアントが作るホームページのキャッチコピーも、然りだ。

マーケティングはそもそも、「人を動かす」ことを目的とする。
言葉はその大きな動機づけになり、
ターゲットの行動を変容し、「買いたく」なる。

その言葉をひねり出す前段階で、すべきことがある、
と著者は言っているのだ。

当たり前のようでできていない、
ここでも戦略が必要なのだと実感した。

では具体的にどうすればよいか、というと、
自分の中に「思考サイクル」をインストールすればよい、と言っている。
それは、

  • 思考を漠然としたものではなく、内なる言葉としてとらえる
  • 内なる言葉を、俯瞰した目線で観察する
  • そして、考えを進めることに集中し、内なる言葉の解像度を上げる

という3つのステップとのこと。
(第2章より)

さらに、この「内なる言葉」に意識を向け続ける習慣をつけることから始めるべきとも言っている。

ここから具体的に、何をどうやってすればよいかが書かれている。
その説明が、事例を基にわかりやすく書かれているのが、
実際に仕事に使える、という意味において再現性が高い。

たとえば、A4の紙が武器になる、というパートでは、
ただ頭に浮かんだアイディアの数々は、
机の上に散らばった書類と同じ。
「考えたつもり」になっているだけで、
書類の質とは関係が無い、
と断言している。

したがって、この書きだそうとする習慣を付ければよいのだ。

このステップをT字型思考で進めていく。
その具体的な手法も、4章以降に説明されている。

仕事の多くは、異なる価値観を持つ相手と、共通理解を持ち、
お互いの主張に近づけていくことを目的とする。

その、媒介手段として、「言葉」が必須になる。

これまで軽視していたつもりはないが、
言葉をどう使えば効果的な仕事ができるのか、
非常に参考になった。

すべてのビジネス・パーソンにとって必読の1冊である。

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ロングセラー御礼「なぜか売れるの公式」& 最新刊 「なぜ、お客様はそっちを買いたくなるのか?」 
 

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外山滋比古 思考の整理学 ビジネス書 仕事におけるバイブル

思考の整理学読了。

【外山滋比古氏の特徴】
時代を超えた、ビジネス・パーソンのバイブルとして名高いこの本を、
次に10冊目として出版する「情報」の本の一助になるかと思って読んでみた。

思考の整理学、そして外山滋比古氏の特徴として上げられるのは、
「知の蓄積が教養である」
ということ。

随所に、ビジネス・パーソンが分かっているべき教養としての知識に裏付けられた内容がちりばめられて
いる。

次にエッセイ的な表現が面白い。

触媒 という節の中で、思考におけるカクテル法、という考え方を紹介している。

「優れたカクテルを作るには、バーテンダーの主観や個性が全面に出るのは感心しない。
小さな自我は抑えて、よいものどうしを結びつきやすくなって初めて、
良いものができる」
と、新結合的なことを、バーテンダーが作るカクテルに例えている。


こういった、分かりやすく、すっと入りやすいアナロジーまずは持ってきて、本題に入るので、
理解しやすいし、読者もはらに落ちる。
表現者としても、外山氏は一流なのだ。


この節の本質はその後にある、

「カクテル法を主にする学者は主観的になることを警戒する。
主観が強くなれば、学者の精神は触媒材でなく、化学の素材になってしまう。
それでは、創作活動になってしまう」
という部分だ。

学者ではなく、マーケティングを世に広めたいという考えと理念で仕事をしている私にとって、
いつもジレンマがある。

そのジレンマとは、
主観的な「手法論」や「成功哲学」を述べている書籍などは多い。
同時に、それらを書いたり話したりしている人たちが多いのは事実だ。
その理由としては「わかりやすい」からである。

しかし、あくまで成功哲学はその人が成果を出した手法であって、
主観性が高いがゆえに、誰にでもあてはまる、という意味で、
再現性が高いとは一概には言えない。


一方で、アカデミックなアプローチはえてして難解である。
専門用語も多く、複雑なステップで書かれていて、ボリュームも多い。
しかし、客観性を重視する学問的なアプローチは、成功哲学と違い再現性は高い。

なぜなら、多くの人たちの「眼」で見られた後に世に出ているので、
当てはまる、という意味で再現できる可能性が高くなるのだ。

この意味において、この節に関して大きく共感した。

【この本のエッセンス】

この本では、多くの示唆に富んだ内容が書かれている。

- 思考の整理学とは忘れることである
- 知識は、初期には多く取り入れるべき、しかし、後期は飽和状態になるので「削る」べきだ
 ~ マラソンに例えると前半は遠くに言えば行くほどよいが、「折り返し点」がある
   後半は、スタート地点に向かう。なぜなら、一直線ではゴールにたどり着かないからだ
- 我々には、情報を改変しようとする「拡散的作用」と、まとまりに整理しようとする「収斂的作用」が
ある。これらは相反するものだ

といった部分である。

私には、上記の部分が特に参考になった。
なぜなら冒頭にも書いた通り、私は自分が書く「情報収集法」の執筆に参考にするためにこの本を読んだ

ビジネス書は目的を明確にして読むべきである。

これまで30年以上の間、この本を読んだ200万人は、
この本で知識を得て、教養とし、自分の仕事や生活に活かしたのだと思う。

この本は、皆が認めたとおりの良書である。

マーケティング コンサル タント 理央 周(りおう めぐる)


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勝率2割の仕事論 ヒットは臆病から生まれる 岡康道

以前から個人的に大好きな、
ペプシネックスのCMを作っている、
TUGBOAT代表である、岡康道氏の著作になる。

CMはこちら:

ペプシネックス ゼロ『桃太郎「Episode.1」』篇 Long ver. 小栗旬 サントリー CM
サントリー公式チャンネル (SUNTORY) より

そもそも、勝率2割というのが面白い。
ストレートにいうと、
「クライアントの意見に迎合せず、
クライアント企業の製品にとって、
最高のコミュニケーションを生みだすべき。
だから、すべての競合プレゼンに勝つ必要はないし、
勝てるわけもない」
というコンセプトだと、私は解釈した。

私自身表現者なので、
著作では出版社に、セミナーと塾では受講者に、大学では学生に、
私が発信することを、受け入れてもらうと際に、
どうしてもジレンマ、トレードオフが生まれることがある。
その際に、妥協せず、最善の道青選ぶことが重要なのだが、
もちろん簡単ではない。
というか、毎回悩みの連続である。

また、著者が広告代理店であるため、
競合プレゼンの中で、いかに仕事を勝ち取っていくのか、
という点が非常に勉強になる。

著者はオリエンがすべて、という。
また、「クライアントは本音を隠す」とも言っている。

広告制作者が一番やってはいけないのが、クライアントの言うことのおうむ返し、
という点が興味深い。

クライアントサイドは、自分たちがオリエンで説明したこと以上を期待している。
なので、「言われたことはここに織り込みました」というのは、
「やって当たり前」だし、必要ではあるが十分ではない。

また、「つまらない広告にモノを買わせる力はない」
と言い切っているのも、強く共感できる。

マーケティング活動では、製品またはサービスそのものに、
価格設定、や流通経路、そして広告と販売促進の、
すべてが機能して、初めて「売れる」、
すなわち人が買う。

この点も十分に踏まえての、上記の発言が、
ポリシーを強く感じさせる。

この本は、単なる仕事の進め方、競合プレゼンの勝ち方を語っているのではない。
広告マンとして、クリエイターとして、
何を大事にし、どうあるべきかを描いている。

広告、マーケティング担当者のみでなく、
仕事をする人にとって、参考になる1冊だった。

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いたいコンサルすごいコンサル 経営において次のステップを目指す社長にもコンサルタントとしても役に立つ本

究極の参謀を見抜く10の質問 と副題にある通り、コンサルタントとして必要な資質と要素を10の質問にまとめてある。

私は、起業前まで企業内でマーケティング・マネージャーで、
起業後の今はコンサルティングを提供している。
したがって、コンサルティングを受ける側と、提供する側の両方の視点で、
この本を読むことができた。

この本は大きく2通りのビジネス・パーソンが、それぞれの視点で読める。

つまり、事業主としてクライアントサイドとして、
「どういうコンサルタントを雇うべきか?」という視点と、
コンサルタントが、
「どういうコンサルタントを目指すべきか?」
という視点である。


この本は、大きく3部構成になっている。

まず、プロローグとしてコンサルティング業界を4つの世代に分けている、
大前研一氏や堀紘一氏がコンサルティングを、日本に輸入してきた時代から、
ビジネスとして浸透し、現在では「過多」の状況になっているという変遷がまずは説明されている。

これにより、コンサルティングがどういうものか、を把握することができる。

本編は、帯にも書いてある通りいたいコンサルなのか、すごいコンサルなのかを見抜くための10の質問に、それぞれ答えている。

そして最後の章に、コンサルティング業界の内憂外患として、どういう人が成功するのか、数字感覚やケーススタディー、成功プロジェクト失敗プロジェクトの事例などがまとめられている。

この10の質問が本質をついていてとても興味深い。
それぞれの質問を聞く理由は、以下の内容を知るためである。

提案をしてきたコンサルタントが、

  1. 業界構造に精通しているか
  2. 最終提言を第0日に30秒で語れるか
  3. どんな数字も自由自在に作れるか
  4. アクション至上主義か
  5. 定石がすらすらと出てくるか
  6. 直言できるか
  7. 組織の空気感がわかるか
  8. 成功報酬を歓迎するか
  9. 長いプロジェクト経験が多いか
  10. パートナーがしっかりと時間を使うか


これらは、一見あたりまえのように聞こえるが、
クライアントサイドからすれば、非常に重要なことなのである。

コンサルタントを雇う場合に、事業主にとって「無駄な投資にしないため」である。

同時に、この10をチェックポイントとし、
自社として抜け漏れはないか、
自社が提供していることが、クライアントの価値に直結しているかを確認できるのだ。

コンサルタントが参考にすべきは、
バリューチェーンの各フェイズにおいて「プロフィット・プールを描けているか?」
と、自問自答してみるとか、
「仮説に実効性があり」、「クライアントが正しくアクションできるか?」
と、提供物をレビューしてみるのにいいだろう。

長くコンサルタントをやってきた著者が書いているだけあり、
「コストを因数分解する」というくだりの事例も生々しく、
その分、有用性がある。

質問5の「すらすらと定石が出てくるか?」も面白い。
定石とは、理論やフレームワークのことだが、
それらは「生きていないと意味がない」と著者は言う。

定石を知っていることは、必要条件だが、十分ではない。
クライアントサイドにいる経営者は、その道のプロである。
経験値や、生の情報を数多く持っている。
コンサルタント側はその意味で「情報が不足している弱者」なのだ。

しかし、勘、経験、度胸というKKDに頼っていると、
道を大きく踏み外すリスクもある。
その意味で、定石を知った上で、どこまで突き抜けられるかが、
最低限のリスクでの、最大限のリターンに繋がる。

事業主としてもクライアントサイドの経営者は、
「耳が痛いが重要なことをしっかりというコンサルタントなのか?」
「テーマ、期間、検討範囲が明確になっているか?」
「何をすべきかというアクション・プランまで提案されているか?」
といった、コンサルタントからの提案に対するチェックリストに使える。

私自身の仕事にも大いに参考になった。
クライアントサイドからも、コンサルタントサイドからも、
勉強になり、実践できる内容の良書だった。

 

マーケティング コンサルタント 理央 周(りおう めぐる)


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時間の使い方を科学する 心理学のアプローチの仕事術

時間の使い方を科学する 読了。

ボク自身、3冊の時間術の本を書いていることもあり、
実験心理学という、ボクとは違う専門分野を持つ著者の方に惹かれて、
何か新しい発見があるのではないかと、
興味ふかく読むことができた。


時間をずらすだけで成果が変わる
思考は10時から14時、記憶は16時から20時
というサブコピーも面白い。


特に、サーカディアンリズム リズムという、
そもそも人間の中にある、24時間周期の身体変動と、
人間が感じる時間の関係に相関がある、
という考え方が面白い。


ボクの場合、仕事に優先順位をつけ、
時間軸と合わせる、というアプローチなのだが、
著者の場合は、身体のリズムから効果的な時間の活用を説いているのだ。

第5章にある、重い腰を軽くする というのも興味ふかい。
人間の心理として、
「先送り」「現状維持でOKというバイアス」がある中で、
目標達成する時間的期日が近くなる程、
モチベーションが上がり、
態度も積極的になるとのこと。
目標紅梅というらしい。


夏休みの宿題のようだが、
従って、少しずつやっていくことで、行動も積極的になる、
「思い立ったが吉日」
「案ずるより産むがやすし」
となるのこと。

これ以外にも、「気が散る」のは注意捕捉といい、
対象物が有限とのことなので、
逆に注意が散漫になりそうなことを、
集中したいときには、排除すればいい。


仮眠も、15〜20分が睡眠惰性という観点から最適であるなど、
人間の時間特性をないがしろにしないことが重要だという。

章立ては、
第1章 感じられる時間の長さ
第2章 サーカディアンリズムと現代人
第3章 時計の時間、社会の時間
第4章 なぜ人は大事な時間の前に掃除をするのか
第5章 時間を作りだす技術
第6章 予定通り進まないときの対処法
第7章 作業効率を高める時間管理術
第8章 感じられる時間を操作する
第9章 充実した時間お作り方
第10章 有限な時間と有限な人間


やはり、自分とは違うアプローチに触れると、
自分が既に持っている知識をさらに上質にしてくれる。


人間の心理と行動特性から、有限で貴重な時間を管理してみる。
その意味で、オススメの一冊である。

 

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仕掛学:行動変容~人を動かすアイディアの作り方 マーケティングの基本は人を動かすことである

「ついしたくなる」にはシカケがある というなかなか面白いコピーがタイトルにある。

まず最初に、今年読んだビジネス書の中で、最も面白く、また仕事に使えるという意味での、有用性と再現性が高い本である。

著者は、仕掛けは、人の行動を変える奥義であると言う。また、行動の選択肢を増やすものということもできると言う。

仕掛けを定義する3つの要件として、「公平性」、「誘引性」、「目的の二重性」を挙げている点が興味深い。この3つの要件を満たすものを、仕掛けと呼ぶ。一般の仕掛けより、かなり限定されている。

ここで、最も注目したいのは、行動変容を強要するのは仕掛けではないと定義している点である。これは、マーケティングとセリングの関係と同じで、顧客の期待を超えるものを提供することを常に考えていると、売り込む必要がなくなるということのと同じなのだ。

仕掛けの仕組みとして、カテゴリーを明快に分類しているのも非常に面白い。大分類として、物理的トリガーと心理的トリガーがあり、そこからさらに、中分類小分類と分けられているため、この考え方を自分のビジネス、ボクの場合で言うとマーケティング活動や顧客・ターゲット層とのコミニケーションに再現を持って使うことができる。

仕掛学とは、こちらから強制するものではなく、行動変容させるという点に大きく共感した。その意味でも、顧客視点に立ち、曲様を動かすという意味でのマーケティングに共通する考え方だと思う。

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ビジネスパーソンとして当たり前のことを当たり前のようにやろう

昨日、僕のクライアントにビジネスパートナーと共にプレゼンテーションに行った。

内容は、海外事業の結果報告。
ロサンゼルスと、シリコンバレーでの名古屋フェアに関する広報とPR、広告の掲載結果の話と、その事例をクライアントにお見せした。

お店した方は、課長職の方。この事業の責任者はその上司の部長色の方。僕は、7日朝食の方にプレゼンシートを刺しにしてそれをもとにして紙ベースでお話しした。そして帰りの時に、女子の方が今日は不在ということで、上司の方の分もありますのでお渡しした。

僕のビジネスパートナーは、
「最後に、もう1冊の冊子を渡すところがさすがですよね。あれによって、課長さんは僕の分もあるのだと感じだことだと思います」

僕としては、至極当たり前のことしただけなのだが、今デジタル化やITの進化によって、このようなことが忘れ去られているのだ、ということに気がついた。

アナログとか、前時代的という問題ではなく、相手の為に何ができるのか、ということを常に考えるべきである。

営業の手法とか、スキル、クロージングの仕方といったことにも先に、まず顧客の期待をこれが何をすべきだってことを考えるべきである。

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モノが少ないと快適に働ける 土橋正氏 ミニマリズム的整理術

この本は、
「紙類の流れを作る」ことによって、デスクをコックピット化するという、
とても面白いコンセプトで書かれている。

【この本の構成】

本の構成は、

  • 第1章 書類、ノート、名刺などの紙類の流れを作る
  • 第2章リスク環境のミニマリズム
  • 第3章 ミニマリズム的時間管理
  • 第4章ミニマリズム的プライベートライフ

という構成になっている。

面白い点をピックアップしてみると、まず書類を手に取った瞬間に「どう分けるかを」判断する。わけかたはいかの3つ。

  • アクティブ書類
  • スキャン様書類
  • 保存用書類

【なぜ、この本が仕事に使えるのか?】

これ以外にも、多くの手法や考え方が書かれているのだが、私が一番共感し、また腑に落ちたのが、

広々としたスペースとは、余った空間ではなく、積極的に作る意味のある空間だ」と述べている点にある。

この点こそがこの本の神髄であり、今までによくあるミニマリズムとか断舎利、整理術の本とは一味違う点だ。

そもそも、

「なぜ、ミニマリズムの精神や、机を整理することが、仕事の成果につながるのか?」

ということを端的に表しているからである。

どうやってやるのか、という手法だけでは、人は動くことができない。まして行動変容し習慣化することもできない。なぜそれをするかという理由があって、そしてそれが肚に落ちて初めて、行動することができるのだ。

【2種類のToDoリスト】

その意味で、ToDoリストの使い方にも工夫を込めて書いている点も腑に落ちる。

中でも、「リスト式」と「時計式」に色の違いについて書かれていること。

リスト式はオープンリスト。紙のスペースがある限り、いくらでも書き込むことができる。

しかし、時計式で文字盤を使う場合は、午前と午後の2つの円という「限られたスペース」にしか書き込めないので、クローズドな人だ。しかし、著者が言うように、スケジュールを書き込む事は単なる手段に過ぎない。

何より、実行するためにリストを作るということが必須であり、重要なのである。

その意味においては、「何をいつまでに」やるという、タスクと時間の制限の両方を書くことができる、「時計式リスト」が存在することを、気づかせてくれたことが、ボクにとっては、特に有益だった。

2つの軸である、「タスクと時間」を併用できるリストが、「時計式」だと認識できたのだ。このように、2つの変数がある考え方を、bivariate と言う。

普段の仕事に、この考え方を使えるとのとても素晴らしいことである。その意味でも、ビジネス・パーソンにおススメの1冊である。

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結局すぐやる人がすべてを手に入れる:習慣化できない 変われない人のための行動変容術

結局すぐやる人がすべてを手に入れる

結局すぐやる人がすべてを手に入れる、というタイトルにもある通り、
分かっているけれども変えられない、
行動変容ができない、
なかなか習慣化できない、
という人のために、何をすべきかを、非常にシンプルに書いてある本だった。

特に「視座を変える」というわかりやすい表現に、ボクは共感した。

【この本の中身】


第1章はすぐに行動できない人の10の習慣について書かれている。

行動できない人は、行動を阻害する思考の癖がある。
そして自分以外の力を使う、
さらに「時間は有限、打つ手は無限」と断じているのが痛快だ。


第2章では、10秒で行動する人の思考法について書いている。

10秒で行動する人は、
「行動してしまえば、後はなくということを知っている。
行動力と言うのは、雪だるま作りに似ています」
というのが共感できる。

10秒で行動する人は、考えるが、悩まない。
大切なのは、10秒で行動できる人は全体の見取り図が描けているということになる。
つまり、「見えないものを見える化」することであると著者は言う。

確かに、可視化することによって、自分で気づき、行動を変えることができる最初に一歩になりうる。

さらに、第2章の面白いのはネガティブとポジティブを比較しているところにある。

ネガティブな人とポジティブな人は、
それぞれネガティブなきたい気分に浸りポジティブな気分に浸る。
しかし言い方を変えて、
ネガティブからポジティブに浸れば、
逆に「悩むことから、脱出することができる」と言う。

第3章で行動する人になる10秒マインドチェンジを述べている。
つまり、視野を広げると言うのは、
自分の「視座だけに留まっていない」ということらしい。

この章では、視座変容の具体例が6つあげられて呼ぶこれは非常に再現性が高い。

第4章では、結果につながる!周りを巻き込む10秒チェンジということが書かれている。

特に共感するのは、相手をコントロールするのではなく、
「相手の行動力を高める」という点にある。
結果を出す人は、相手の行動力を高めようとします。との事。

相手に対して無理強いをしたり、
命令をしたり指示を出してすることでは全くない。

つまり、責任は自分にあり、自分が人を変えようとすることの逆の現れである、
人を巻き込む力があると、著者は言っているのだ。

そして、第5章では10秒でゴールに近づく思考と行動の骨と言う。
いろいろな具体例が上がっている点が仕事に使える。

特に共感したのは、
「人生を変える人は、ゴール設定は当たり前、その後のその後も設定している」という点にある。

足元ばかりを見ていて、火消しに走らなければいけない人というのは、
以前の私もそうだったが、やはり長い目で物事を見ることができず、
イライラしたり、どうしても目先の利益に走ってしまう様になる。

本質を見失ってしまうのだ。

正直に言って、この本を手に取ったのは、ヒットしている本だからということもあった。
しかし、サブタイトルに、「能力以上に結果が出る行動力の秘密」とある通り、
この本を読み、忠実にこの本に書かれていることの中で、
自分のやるべきことに対して、忠実に、そして愚直に行動すれば、
行動力そのものが上がるというのは非常によくわかる。


僕もやってみようと思う。すべてのビジネスパーソンに、お勧めの1冊。

 

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ビジネスマンが疲れはどうやって癒すか? すべての疲労は脳が原因 梶本修身氏


「すべての疲労は脳が原因」、

と言う帯のコピーを見て一目惚れして買ったこの本。

そもそもこの本を読むまでは、僕は疲れるというのは体が疲れるということだと認識していた。

例えば、腕や足の節々に疲れが溜まるのは筋肉に乳酸が溜まっているからだと思い込んでいた。

しかし、この本を読んでみると、脳が疲れるから疲労になるのだ、と言う。僕にとっては全く新しい考え方だった。

例えば、

  • 同じ作業の繰り返しがの脳の作業効率を低下させる とか
  • 疲れの直接の原因となるのは活性酸素

であるなど、目からうろこが落ちるような、新しい知識を得ることができた。

確かに、最近はSNSなどの発達もあり、とても多くの情報が世の中に流れている。そんな中で僕たちはたくさんの情報を仕入れ、多くの意思決定をしなければいけない。

しかし、ITが進化しメディアが次々と世に出ても、僕たちがいちどで1日に処理できる能力、意志決定ができる数は限られている。そんな中で、体を癒す・休めるだけでなく、「脳を休める」という考え方は、非常に僕にとっては青天の霹靂、面白い視点だった。ぜひやってみようと思う。

第5章に事例として、「ゆらぎ」というコンセプトが多く出てくる。「ゆらぎ」こそが、脳の疲労を軽減してくれると著者は言う。

「ゆらぎ」を僕が解釈すると、ずっと緊張をテンション高く張り詰めているのではなく、メリハリをつける事によって、疲れにくい環境を作り出す、というようなことに感じる。

いずれにしても、僕たちはこの多様な社会で、仕事に対して成果を出していかなければならない。また、プライベートにおいても楽しくやりたいことはたくさんある。ワークライフバランスを保っていき、幸せな生活をしていくためには、疲れがなく、自由な発想で多くの時間をつくりだし、やりたいことに費やすということに尽きるのだと思う。そんな意味でも、忙しいビジネスマンにおススメの一冊だった。

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ブログを継続して書くために何をすべきか?:コミュニケーションが基本

No Second Lifeのプロブロガー、立花岳志氏のセミナー、
名古屋 プロブロガーが教える 読まれ、引き寄せ、売れる!アクセス10倍アップ ブログ & SNS講座

に参加。

第3部のテーマは、「愛されるブログにしていこう」

これが、ブログに限らず非常に本質
楽しく、好きなことじゃないと続かない。
売る、損得の得、でやっていると成果につながる前に嫌になってしまう。

  • 失敗したっていい。
  • 失敗は成功のための準備である。
  • 結果同様、プロセスも重要である。
  • 自己開示することが非常に重要。

という点が、すべての「ブログが続かないんです」という人には有益な情報である。

人気ブロガーになるには、「日常を書く」から「書くための日常」に、
行動を変容させていくこと。
行動を変えることで、仕事の質も変えていくことができる。

質より量より更新頻度、という。
これにはボクも共感する。
立花氏はブログ筋力と呼んでいるが、書かないと鈍ってしまう筋トレと同じだとのこと。
書けば書くほど、シナプスが繋がるようにすらすらと書けるようになる。
ボクの場合の、書籍の執筆と同じなのだ。

確かに、ブログを書くのにハードルをわざわざ高くすることはなく、
できる範囲で、更新をしていく、記事を書いていくことが初期には必要だとのことだ。

読者の「不」「未」「無」を解決してあげる記事にすると、
リピーターになってくれる。
不満、不可能、未解決、無理、無駄などになる。
読者への貢献=人気に繋がるという。

実践できることが一番大事である。
できることが増える、ということが重要である。
聞いたこと、知っていること、できること、はそれぞれ全く違う。

稼ぐブログ、というコーナーもあったが、
その中で「稼ぐ」のが目的ではない、という点が重要だと感じる。
マインドマップを使って、立花氏自身のキャッシュポイントがある、という事例の中で、
損得ではなく、やりたいことをやる。
その中で、お金を作ることを「健全に」考えると力説していた。

なので、マインドマップの図の中心は「コミュニケーション」になっていた。
この点が本質的だということである。

起業家、個人事業主にとって、自分をブランド化し、
収益を上げられるプロになるために、非常に重要な考え方だった。

今日のセミナーの、第1部の記事は⇒ こちら 第2部の記事は⇒ こちら 

過去に参加した、立花氏のブログ初級セミナーのときの記事は→ こちら 
情報発信・ブランディング講座に出たときの記事は ⇒ こちら

立花岳氏の代表作はこちら

  


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「私の名前は高城剛。住所不定。職業不定。」

「私の名前は高城剛。住所不定。職業不定。」読了。

ハイパーメディアクリエイターとしても、
沢尻エリカの元旦那さんとしても、非常に有名だった高城剛氏の本。
とても興味深く読むことができた。

対話形式で書かれているこの本、中でも面白い高城氏の答えがあったので抜粋してみる。

  • アイディアと移動距離は比例します
  • 日常から離れれば離れるほど欲と俗が無くなり、自身が活性化しアイディアが沸き出す
  • お金や欲望はアイディアの天敵。
  • かっこいいとは不自然なことを言う。脱クール。
  • 失う事は、得る事への第一歩。
  • こだわりの逸品とは20世紀的固定観念の塊。

高城氏がこの本で言っていることは、当たり前のようで当り前では全くない。
高城氏のような才能やもって生まれた度胸の良さなどなど、
すべてを持っている人が多くない中で、
「ボク達にできるのか?」と思う人も多いはず。

ボクもそうだった。

でも、すべてを参考にしたり、真似したりする必要は全くない。
高城氏が言っていることは、仕事でプロジェクトを組み立てていく上で、
持っているべき姿勢だし、煮詰まった時のアイディアの転換にもなる。

こういう考え方があるんだ、と気づくだけでもこの本を読む、
またはこの本と出合うことに大きな意味がある。

こういった日常の中にある常識的な違和感というか非日常を、毎日意識できるか、
ほんのちょっとのことだが、やれているだけで自身の仕事出のアウトプットの、
大きな違いになって出てくるであろう。

とても画期的な内容だし、構成や編集もオリジナルでクリエイティブだが、
その意味で、一度は手に取る価値のある、おススメの一冊だった。

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10年後にある仕事なくなる仕事:AIの進化と仕事の関係

今日の日経新聞の記事より「AI人工知能」に関しての特集があった。

脳の動きをコンピューターが代替できるか、という議論から始まったとのこと。

AIには大きく分けると、
機会学習タイプとエキスパートシステムがあるらしい。

どうもAIというと、自分たちには関係ないかなと、かなり遠い感じがする。
でも、20年前のインターネットがかなり遠くて、関係ないと思っていた中、
あっという間に社会のインフラになったことを考えると、
AIも、我々中小企業や個人事業主にとって、必要不可欠なものになる可能性も遠からずあるだろう。

実際記事を読んでみると、

  • 工場での生産ラインの安定化を図ることに利用可能(富士通)
  • がん患者に最適な治療法や投薬を様々な事例から導き出せる
  • 三菱東京UFJ銀行がLINEを使って顧客からの問い合わせの対応を始めた

とのこと。
特に3つ目は、フリーダイヤルに電話すると自動音声でプッシュフォンを押す、「あれ」の進化版だろうと推測できる。

AIが人間にとって代わるしごてゃ増えるだろうと推測されているらしいが、
一方で、人間にできる簡単なことがAIにできない、ということもあるらしい。
ここがロボットや機械の面白い点。
(鉄腕アトムなんかにはこの点が描かれている)

東大入試で数学や世界史ではは偏差値60w0超えることができるそうだが、
常識的な知識がないため、物理ではできない、とかだとのこと。

AIは、質問の答えを推定することはできても、質問の意味自体が理解できないらしい。

ということは、今後人間が仕事として必要とされることは、
「高い言語理解能力」であると言える。
なぜならここはコンピューターではまねできないからである。

今ある仕事の種類の60%が2020年に無くなってしまう、という研究結果があるが、
人間にしかできない付加価値をつけた仕事は、これからも重宝される、
ということは、このAIの進化と限界を見てもわかるというものだ。

マーケティング コンサルタント 理央 周

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なぜ一流の男は肌を整えるのか:フリーランスのための外見戦略

なぜ、一流の男は肌を整えるのか 読了。日本スキンケア協会小野浩二氏の著作。

なぜ一流の男は肌を整えるのか

「理央さん、服はかなり気を使われているけど顔周りはケアされていますか?」

と、懇意にしていたコミュニケーション講師の方から言われたことがあった。

ボクは、人前に出ることも多く、外見に関しても気を使っている。
少なくともそのつもりだった。
たとえば、同じ講演でも、金融系や商工会議所、行政関連の場合は、ダークスーツに白シャツ、
起業家系ベンチャー系の方々の場合は、ジャケパンスタイルで壇上に立つ、
といった具合である。

しかし、顔周り、特にスキンケアに関しては気にしたことがほとんどなかった。
そこで目についたのがこの本。

内容は、

  • スキンケアの基本
  • 習慣化
  • ワンランク上のスキンケア

といったことが網羅されている。

まず、肌は隠さずにすべて見られているモノである、ということを再認識できた。
別にみくアップをしなくてもよいとは思うが、
髭剃りのタイミングや、ローションやクリームなど、毎日ちょっとだけケアすることで、
肌の状態をよくすることができるという基礎知識には学ぶものが多い。

服や靴など、身に着けるものの第一印象で判断されることが多い中、
肌や髪の感じから好印象を提供できるようにすることは、
ビジネスを成功に導くという観点から重要だということである。
逆にいうと、本質はビジネスの質や提供物の中身であるため、
それ以外の第一印象などで損をすべきではない、
ということである。

この本には、見た目のことやスキンケアのための化粧品などだけではなく、
普段から何を食べると肌にいいのか、
生活習慣がどう影響するのか、など、
外見だけではなく、体の中からよくしていくことも言及されている点がよい。

ボク自身、この本を読んでからというもの、毎日のスキンケアだけではなく、
必要な食生活や、とるべきビタミンなどにも気をつけて生活するようになった。
そうすると不思議なもので、生活にリズムができ、
何をやるにもモチベーションにつながるという、
精神的にもいい循環ができてきた。

内面を変えると外見も変わり、総合的に向上する。
その意味でも、世の男性におススメの一冊だった。

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マンガ版スティーブジョブズとスティーブズ:シリアスとユーモアと人間関係

大好きなスティーブ・ジョブズの漫画がなんと2種類も出ている。

1つはテルマエ・ロマエのヤマザキマリが書いたスティーブ・ジョブズ。

 (左がマンガ、右が書籍)

こちらは表紙を見てもわかるように、比較的原作のウォルターアイザックソンが書いた自伝に近いのではないかと思われる。

ちょっとしたユーモアももちろんながらあるが、かなりシリアスに、さらにアイザックソンがジョブズ本人や周りの人たちにインタビューをした内容に基づいて写実的に書かれているのがリアルで面白い。

アシュトン・カッチャー主演の方の「スティーブ・ジョブズ」の映画を見たがそのイメージに比較的近い。

もう1種類はスティーブズと言う漫画。
こちらは2人のスティーブジョブズとウォズニアックがコメディータッチで書かれている。

よく読んでみると、もちろんながらスティーブ・ジョブズの方と大筋の内容は共通している。根本になる「ジョブズの考え方」はやはり一貫しているのだと感じる。

こちらの面白いところは、スティーブ・ジョブズについてのコラム「地平線の先まで見る目がありながらいく方法を知らない」にある。

スティーブ・ジョブズと比べると、こちらのほうはどちらかと言えば「人間としてのスティーブ・ジョブズ」と「ウオズニアック」との友情と葛藤といった、「心の中」、特にビジネスとやりたいこと、夢などが描かれているところが面白い。

いずれにしても、やはりスティーブ・ジョブズと言う人物は偉大だったと痛感した。

人は何か大きなものを捨てないと新しい事を作ることができない。

あえて、戦国武将に例えるのであれば、
スティーブ・ジョブズは織田信長タイプだったのではないだろうか。

経営や、日々の仕事において、「改革」「イノベーション」的なマインドを持つことは、
重要というよりも「必須」になっている。

起業家マインドを持ち続けていくうえで、どちらにもとても勇気づけられる。
ビジネス・パーソンの必読書と言える。

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