Marketing i's [マーケティングアイズ]

マーケティングはサイエンス(科学)に基づいたアート(芸術)である

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カテゴリ:「人材育成」の記事

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売れない問題を解決する:営業・マーケティングの無料相談会実施

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今までの顧客が離れていく、新規のお客様が取れない、価格競争に巻き込まれる、、、
といった、営業・売り上げ・マーケティングの課題は、
ビジネスにはついて回ります。

マーケティングアイズでは「売れない問題」を抱える中小企業の経営者や営業責任者の方々のために、
無料相談会を実施しています。

ホームページを作ったけれど売り上げにつながらない、
いつも土壇場で契約をひっくり返される、
といった課題を持つ企業は多いですよね。

法人向けビジネスでも、消費者向けビジネスでも、
「売れる仕組み」を作り実践することで収益は改善します。

ではどうやって、仕組み化をすればいいのでしょうか?
小手先の手法を変えるだけではうまくいきません。

売れない問題を深堀して、根本治療をすることで、
組織全体を変えていくしかないのです。

マーケティングアイズの相談会では、
個別の悩みを共有することで、1つ1つの問題を解決するヒントをディスカッションします。

対面での実施になるので、その場でさまざまな質問をする場になります。

日時や場所の詳細はこちらから:
売れない問題 相談会

相談会でお会いできることを楽しみにしています。

マーケティングアイズ株式会社 代表取締役
関西学院大学 経営戦略研究科 教授

理央 周(りおう めぐる)

ジャニーズは努力が9割 霜田明寛氏著

以前から、ジャニー喜多川さんが、数多くの候補の中からオーディションに呼ぶ人たちを決めているのか。
という、目利きに興味があったので読んでみた。

元SMAPの中居さんから始まり、木村拓哉さんや、長瀬智也さん、岡田准一さんといった、ジャニーズのスターたちが、
スター街道に来るまでに、そんな努力をしてきたのか、という描写がとても興味深い。

もちろんあれだけのスーパースターには、そう簡単になれると思っていなかったし、
努力をしてきているということはわかっていたが、これほどまでとは思っていなかった。

ジャニーズの中でも特に、90年代以降にデビューしたタレントたちの、
隠れた努力や思い、一人ひとりが信条にしている哲学について具体的に書かれているのがとても楽しい。

さらに、何よりいいのは、それがとてもポジティブに描かれていることだ。

この本は、ありがちな暴露本ではなく、純粋にジャニーズを愛している人が、
華やかに当たるスポットライトの影にある1人の人間像を描いているのだ。

そんな中で、改めて驚いたのは、ジャニー喜多川氏がジャニーズに入れるかどうかの、選択基準だ。

それは、「人間性」と「やる気」だということ。
容姿や、将来的な才能、秘めたタレント性ではなく、人として、ということと、頑張れるか、の2つとのこと。

この判断基準は、企業における判断基準に共通するものがある。
考えてみれば、仕事のスキルややり方は入社後のトレーニングで向上できるが、
人間性とやる気は入社後に簡単に変えられるものではない。

特に「自社の理念」「目指すところ」「ミッション」を理解し、共感する人材でなければ、自分の意思でスキルを身につけることはできないし、長続きしない。

Will・Skillマトリックスで考えると、Willが高いかどうか、で決めているということだろう。

最近言われている「ジョブ型雇用」はもちろんジョブすなわち仕事ができる人を採用する、とか、仕事に必要なスキルを持っている人を採用する、という側面もあるかもしれない。しかし、私の外資系企業での経験では、ジョブ型雇用とは「会社にとって必要なジョブ(この場合は仕事というよりもやるべきこと)がある。そのジョブに適した人を採用する、という意味なので、必ずしもスキルだけではない、ということを覚えておきたいところだ。

その意味でも、この本は人事や採用担当者、スタートアップ企業で人材を確保したい人たちにもおすすめできる1冊だ。

マーケティングアイズ株式会社 代表取締役
関西学院大学 専門職大学院 経営戦略研究科 教授

理央 周(りおう めぐる)

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カモメになったペンギン ジョンPコッター著



この本の帯に、
「変わらなければ、生き残れない」

「仲間を危機から作ったペンギンのリーダーシップに学ぶ、

組織を変革するための最も平和的なアプローチ」

という内容がある。

この本は、氷山が溶けそうだ、
という危機を予知したペンギン達が、

誰が、何を、いつまでに、どうやるのかを、

リーダーを筆頭に、
チームとして考えて、
全員が生き残る、
というストーリー。

- これから起こるかもしれない問題にどう対処するのか
- 1人でできることには限界がある
- そもそもは問題は何なのか
- チームのメンバーの長所と短所を考え適材適所に配置する
- 良いニュースと悪いニュースを的確に入手する
- 情報を共有し最善の策を打つ


といったような現実のビジネスで,
毎日のように起きている諸問題を、

ペンギンたちがストーリーの中で解決していく様が描かれている。

たとえば、このペンギンたちの中の、
リーダー格のルースが、

変革のためにチームをまとめるステップが必要だと知っていたから、

多くの難題を解決することができた とか、
新しい何かを始めるときに、
やれというだけでは人はついてこない。


これまでとは違う将来を生み出すには、
新しいビジョンを伝えることがとても重要で、
このストーリーの中でそれが成功したが故に、

ペンギンたちは危機を回避して生き延びることができた。
といった具合だ。

この長く続いているコロナ禍において、

今までの経験やフレームワークや理論では、
解決できない問題がこれからまた起こり得る。

このような状況下で、何をしなければいけないか、
を私たちに考えなければいけない。

一方で、これまで経験したことのないことが発生するため、
これまでの経験では解決できない。

なので、誰に聞いてもわからないし、

ビジネス書やインターネット上にも、
情報が落ちているわけではない。
自分で考えなければいけないのだ。

この物語はペンギンが主役の寓話ある。
なので、これをそのままやれば成功する、
というわけではないし、

自分たちのビジネスにそっくりそのまま当てはまる、
というものでもない

しかし、私たちが学ぶことが非常に多いというのが読みとれる。

寓話で書いてあるがために、
「このようなことが起きたら、
こうすればいいのではないか」
と、
自分の仕事に当てはめながら読めば、

発想のトレーニングにもなりうる。

普段、私はあまりこの手の本を読まないが、

気分転換にもなり、想像しながら楽しくも読める。
その意味でも、おすすめの一冊だ。

マーケティングアイズ株式会社 代表取締役
関西学院大学 経営戦略研究科 教授

理央 周(りおう めぐる)

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社長・経営者の悩みを解決するマーケティング・リーダー養成研修 説明会

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私はこれまでに、1万人近い経営者や事業責任者にお会いしてきました。
社長の悩みは尽きません。中でも、最大の悩みは、「人」にあります。

一方で、社長の苦労は人材で解決できるということも、実感してきました。

多くの経営者の方々からのリクエストにお応えして、
"顧客力と新しい発想で会社を変える"
「マーケティング・リーダー養成研修 説明会」
も開催しています。

企業経営者、人事担当者、事業の責任者、スタートアップ経営者の方々を対象に、

  • マーケティングを会社に導入すると会社がこう変わる
  • マーケティング・リーダーが育つと組織が劇的によくなる

という考え方と実際の事例をお話しする、
少人数での座談会形式の説明会です。

相談会では、こんなお話を多くいただきます。

  • どんな社員を送り込めばいいのですか?難しすぎませんか?
  • なぜ、成果を出した方々が多いのですか?うちの社員は勉強が嫌いなのですが、続きますか?
  • この研修で、うちの社員はどう変わるのですか?
  • 実際に受講した方々の経験談が聞きたいのですが

この相談会は、毎月第2、第4水曜日に実施しています。
参加希望日とともに、お申し込みください。

(上記以降の日程をご希望の場合は、問い合わせフォームの備考欄にその旨お問い合わせください)

【開催概要】

  • 日程:毎月第2、第4水曜日
  • 時間:いずれも午後3時〜4時 (質疑応答含む計1時間)
  • 定員:各回 6名まで
  • 参加費:無料 
  • 対象者:経営者、人事担当者、事業責任者、マネージャー・リーダー職(企業規模、業種は問いません)
  • 場所:ZOOM または マーケティングアイズ株式会社 〒160-0007 新宿区荒木町6-4 ラ・ベロルシュ101

相談会に参加いただいた方には、
「会社を伸ばす若手リーダーはこうして創る〜利益を生み出す人財の育て方にはコツがある」をプレゼントいたします。

ご参加の申し込み、弊社お問い合わせフォームから:
→ リーダー養成講座申し込み・お問い合わせ

ZOOMでのご説明をご希望の方は、弊社問い合わせフォームからお問い合わせください。
追って、お返事させていただきます。
→ 個別相談のお申し込み・お問い合わせ

 

売れない問題を解決するコンサルタント
マーケティングアイズ株式会社 代表取締役
関西学院大学 専門職大学院 経営戦略研究科 教授

理央 周(りおう めぐる)

一兆ドルコーチ シリコンバレーのレジェンドビル・キャンベルの成功の教え

「1兆ドルコーチ」というある意味"奇抜な"タイトルのこの本。
一瞬、成功哲学・自己啓発書のように感じた。

普段だったら私はこの手の本を手に取らないかもしれないが、
スティーブ・ジョブズ、エリック・シュミット、ラリー・ページ等々、
シリコンバレーの巨人たちに、共通のコーチでありメンターだった方がいて、
彼らが口を揃えて「ビルがいなければ成功できなかった」と語っている、
という書評を、新聞で読み、どうしても読みたくなったので買ってみた。

まず結論から言うと、今年読んだ本の中で、最も面白く読め、かつ、
今の自分のビジネスに使える本だった

全てが実話に基づいているため、読んでいても腹に落ちる。
シリコンバレーの名だたる経営者たちの話が出てくることもあり、
ビル・キャンベル氏が、エリックシュミットや、スティーブ・ジョブズに、多くのアドバイスをしてきた姿を、
頭の中で想像しながら読むと、その様子を思い浮かべることができて楽しくもあった。

中身はといえば、なるほどと納得することばかりだった。

私も、関西学院大学の大学院で、MBA取得を目指す院生たちに、
また、企業研修においては、次世代リーダー候補の事業本部長や、
部課長のみなさんに対して、マーケティングについて指導している。

その中で、マーケティングを体得するということは、
マーケティングの用語や考え方をしったり、やり方を覚えたりするだけことではない、
ということを、いつも実感する。

マーケティングとは、収益を作る売り上げを作るための計画を作り、
それを実践し、計画通りかそれ以上に成果を出すことだ。
この全半の計画の部分には知識が必要で、後半の実践部分には経験と人間力が必要だ。
そしてこれは、何もマーケットマーケティングや、マーケティングマネージャーだけの仕事ではない。

社員全員が一丸となって、マーケティングマネージャーのリーダーシップの下に、
その計画を実践していかなければ、目指す売り上と利益を達成することができない。
ひいては、社員や顧客の幸福にはつながらない。

したがって、マーケティングとひとことに言っても、
マーケティングマネージャーのリーダーシップの下に、
組織全体を、売り手目線から買い手目線に変えていくことがスタートポイントになる

その意味で、この本でのビル・キャンベルの教えの、
第二章、「マネージャーは肩書でできる。リーダーは人が作る」
にある通り、人がすべてという原則の中に、
この本の読むべき意味が込められている。

全編を通して主張されているのが、企業は人だ、
そしてコーチをする側、コーチングをされる人のお互いへの尊敬、何よりも、
ビル・キャンベルが最も多く使った「愛」という言葉が、この本の本質を表している。

私はこれまで、どちらかといえば経済的な合理性を求め、
右脳でアイデアを出していくよりも、
左脳で筋道立てて考えていくタイプだった。

しかし、同時にマーケティングはサイエンスに基づくアートなので、
理屈では割り切れない人の心、芸術、美しさ、優しさ、
といったようなものを入れ込んで、
最終的には表現をして、消費者や顧客に届ける。

そういった時に、この本に書かれているような、
人への思いやり、優しい言葉、チームをまとめていくための自己犠牲、
といったようなものを、正直に言って、30代中盤位になるまではほとんど考えてこなかった。

しかし、企業での管理職の経験を経て、独立し、
多くの企業経営者や、事業責任者の仕事を通じて、
人を見つめること、上下や階級だけを見て仕事をするのではなく、
ポジションに関係なく水平な目線で、
仕事をすることの重要さが分かってきた。

それが、この本では網羅されているのだ。

私が、これから自社の教育プログラムに入れていきたいと思ったキーワードを上げていく。

  • 人材育成は千差万別に向き合い
  • スピードもってイノベーションを実現するためには、スマートクリエイティブと呼ばれる新しいタイプの人材が必要だ
  • マネージャーは肩書が作り、リーダーは人が作る。そしてリーダーは部下が作る
  • マネージャーは、支援、経営、信頼を通じてその環境を作るべきだ
  • あらゆるマネージャーの最優先課題は、部下の幸せと成功だ(特に響いたのは、89ページにある、ワンオンワンと業績評価のためのビル・キャンベルのフレームワーク)
  • 第一原理(=ファーストプリンシプル)とは、誰もが納得できる普遍の真理、すなわち会社やプロダクトを支えている上の真理でありそれを明らかにしその原理のもとに決定を下すべきだ
  • 規格外の天才は、優先すべきことをわきまえているのが必須条件。おかしな行動が許されるのはそれが会社のためになる場合のみだ
  • プロダクトマーケットフィット(PMF)が必要だ。適切な市場に、適切なプロダクトを、適切なタイミングで開発できたら、すぐやるそのためにエンジニアに権限を与えよ、可能な限り早く出せ。
  • 資料は絶対に先に共有する
  • 自分よりも大きなものに挑戦する
  • 優れたリーダーは時間をかけて成長する
  • ビルが求めたことは、正直さ、謙虚さ、あきらめず努力をいとわない姿勢、常に学ぼうとする意欲
  • 遠い類推ができることが知性
  • ビルが求めた4つの資質は、知性、勤勉、誠実、グリットだ
  • 知性と心の組み合わせがより良いマネージャーを作る
  • 正しく勝利すること、不誠実を許すな

これらの名言を、私自身はらに落として仕事に取り入れていきたいと思っている。

その意味でも、起業家、士業の方々、コーチ系の仕事をしている方、人事・教育部門に従事している方、
そして、全ての経営者に読んでも欲しい1冊だった。

マーケティング プロデューサー
理央 周(りおう めぐる)

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