Marketing i's [マーケティングアイズ]

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カテゴリ:「マーケティング」の記事

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行動経済学の使い方 大竹文雄氏著


常々、マーケティングには行動経済学が重要だと考えてきた。
私も自分で、行動経済学の考え方について書いた本を出しているが、
学術的な専門家が、行動経済学をビジネスにどのようにあてはめていくのか、について興味があったのでこの本を読んでみた。

この本ではまず「そもそも行動経済学とは何か」といった基礎知識、
そしてその中でも、いくつかある考え方・アプローチ、
さらに、仕事の中に行動経済学がどのように生かされているのかを、
マーケティングの考え方だけではなく、
仕事の仕方、働き方、医療健康への応用、公共政策への応用など、
多岐にわたって解説されているところがとても興味深い。

これらの事例を読み進めていくと、逆に自分の仕事、マーケティング活動に活かすこともできる、という発想が湧いてくる。

なぜなら、この本には、正当的な理論が多く紹介されていること。
加えて、一つ一つの理論に伴った事例が紹介されているので、
再現できそうか、その場合はどうすれば良さそうかが、
想像できるため、仕事で使える内容になっているからだ。

注目を集めているいる行動経済学の、理論と実践を同時に学ぶことができる、という意味でおすすめの一冊だ。

     

マーケティング プロデューサー
理央 周(りおう めぐる)

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三越伊勢丹のオンライン接客にみるこれからのデジタルトランスフォーメーション(DX)

三越伊勢丹ホールディングス(HD)が、6月に刷新するスマートフォンのアプリに、オンラインでの接客機能を取り入れる、と発表しました。

日本経済新聞によると、今までは三越と伊勢丹とで別々だったアプリを統合して、店舗の情報などを共有できるようにするのだそうで、これに合わせてオンライン接客を取り入れるとのことなのです。

アプリを利用する時に、ユーザーが欲しい商品について、その場所の販売員やスタイリストチャット機能を使ってサイズや色などを問い合わせることができるようになるそうです。そして、気に入ればその場で商品を購入することもできるとのことです。

百貨店ではやはり対面での接客できめ細かくお客様をサポートする、というのがひとつの特徴でした。確かに、化粧品売り場では、各ブランドの売り場でしっかりと説明をしてくれる販売員さんがいましたし、紳士服売り場に買いに行っても、自分に合う服や、今の流行の傾向、サイズなどを事細かく提案してくれたものです。

なので、これまでであれば「うちの店はスマホで接客なんてどんでもない!」ということになっていたかもしれません。しかし、今回の新型コロナウイルスの感染拡大を機に、対面式の接客だけにこだわる、という風潮が減ってきたことも背景があります。

デパートでは先日までは休業せざるを得ず、その間の売り上げも立たない、という状況でした。加えて、その前からインターネットでの通販も台頭してきています。

このような背景があって、百貨店に限らず、小売業でこのようなオンライン接客に乗り出す企業が増えているのです。

刈谷市にある引っ越し会社の引越一番では、引越しの見積もりをLINEでのやりとりでできるようにしています。これによって、お客様も営業の人に来てもらう時に家にいなければならない、ということを避けられます。

また、やはり愛知県にある「ケイワークス」という会社では、キャンピングカーの販売に、オンライン接客を導入しているとのことです。

手順はシンプルで、まずはLINEで友達登録をして、専用フォームで予約。
予約確認からチャットに入って、オンラインで接客できるようにしているとのこと。

化粧品や衣服よりもさらに高額のキャンピングカーでも、このようにオンラインで説明をしたりすることをされているのです。

ホームページによると、「自宅にいてもショールームに来ていただくのと同じ体験をしてもらえます」とあります。確かにお客様からすれば、遠くていきづらいとか、生野時時間とお金がかかってしまう、という不便さを解消することもできます。

今は、動画でもテレビ電話的にできるので顔を見ることもできて安心しますよね。

このように、リアルでやっていたことをデジタル技術に置き換えることを、
デジタルトランスフォーメーションと言います。

デジタルへの移行は、接客を対面から移行するということだけではなく、ビジネスの場面では多くみられます。リモートワークにソフトウエアを導入することや、それによって費用を削減できること、キャッシュレス もそうですし、印鑑文化をなくしていくことも、広い意味ではデジタルトランスフォーメーションですよね。

この流れは大企業だけではなく、中小企業にも来るはずです。
その時に考えたいのは、お客様の心持ちです。
お客様の利便性を上げていくのにはデジタルで、しかし、安心感や温かみといったことはやはりデジタルよりリアル・対面の方が伝えられます。

さじ加減やバランスが大事になってきますよね。

マーケティング プロデューサー
理央 周(りおう めぐる)

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フェイスブックがEC機能を追加〜ショップスShopsはネット通販を変えるのか?

米フェイスブックは5月19日、電子商取引〜ネット通販などいわゆるECの機能である、「ショップス(Shops)」を強化すると発表しました。フェイスブックの傘下の、インスタグラムでもこの機能を使うことができるようになります。

ちなみに、これまでもFacebookやインスタグラムでも、簡単なECの機能があり、ユーザーは、投稿された記事や広告から物を買うことはできました。

このショップスはさらに、その上をいく機能と仕組みがあるため、このショップスという機能を使うと、これまでよりも、個人事業主や中小企業が手軽にネット通販を始められるようになりそうです。

具体的には、ツイートや記事、広告にあるリンクから買ってもらう、ということではなく、Facebookやインスタグラムの中に「店舗」を開くことができる、ということになります。

ウォールストリートジャーナルによると、フェイスブックは、「ショピファイ」など他のネット通販サイトを利用する事業者に、そうしたサイトへのリンクを認めるとのことです。これによって、フェイスブックの関連アプリ全体で現在23億6000万人を数えるデイリーユーザー基盤を活用できる、とのことです。

もうこうなると、いくつかの国の人口を足したくらいの大きな経済圏、といった感じです。

フェイスブックがEC機能を強化することで、消費者がSNSのような交流サイトなどで商品を選んで購入できるようになるのですが、新型コロナウイルス拡大防止の機運によって、ネット通販を利用する機会が増えていることが、この事業拡大につながったのでしょう。

これまで、SNSは友達同士でのコミュニケーションや、気軽な投稿を楽しむなど、
つながりや共感があって、いいねを押したり、コメントを返したり、
リツイートやシェアをして拡散したり、という具合に使われていました。

その意味で、どちらかといえばSNSは「商売」とは無縁なところにあったので、売り込みをするのには適さないメディアというイメージでした。Earned mediaに分類されることが多いのもこのような背景からでしょう。

ところが、先日紹介したフェイスブックのコロナ危機を乗り越えるグループのように、
共感して買うのならいいよね、という雰囲気が出てきたのも事実です。

実際、私の先輩で旅行会社の経営者は、「今は旅行できないけれど、私の友人の撮った素敵な海外の写真を見て、海外旅行に行けるようになった時を夢見てください」などと、その方の写真を定期的に投稿していました。こうなると、旅行に行けるようになったら、その旅行会社から行きたくなります。

その時に、今まではフェイスブックの投稿に自社のリンクを貼り、そこをクリックしてもらい自社サイトに行ってもらうという流れでしたが、ショップスができると、1クリックでできるようになるのです。

このような形で、共感から購入、という流れが1つのSNSの上でできる「利便性」というところが、ショップスの特徴でしょう。

また、店舗を出す事業者が広告を出すでしょうから、フェイスブックとしての新しい収益源になりますよね。

SNSの新しい形が見えてきそうで、とても楽しみです。

マーケティング プロデューサー
理央 周(りおう めぐる)

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関西学院大学 専門職大学院 経営戦略研究科 英語での講義〜マーケティングコミュニケーション

マーケティングコミュニケーション今日の講義は、
 
- コミュニケーション戦略の中身
- キャンペーン立案から実施までのプロセス。
- ポジショニング
- ケース分析はケロッグスペシャルKを題材にグループ・プレゼンテーション
 
新型コロナウイルス感染拡大阻止もあり、今回もZOOMでの講義となる。
3日目、6セッションになると、学生たちも慣れてきて発言も活発になってきた。
今回は、日本人1名に留学生が8名の系9名。
留学生たちも、自分たちの強みや特徴を理解できてきたし、
グループワークでリーダーシップも取れるようになってきた。
教える側にも、ラーニングカーブのようなものがあり、ZOOMでの講義配信の経験が増えてくるにつれて、授業自体をうまく回せるようになってきた。
 
ZOOMでは、ブレイクアウトセッションという機能があり、グループに分けてセッションをすることができる。
今日は2チームに分けてのグループワークを課したが、どちらかのグループに顔を出し、様子を見ながらファシリテーションできるようになってきた。
 
アクティブラーニングに関しては、もちろん対面して行う授業の方が、学生とのディスカッションも活気が出るが、ZOOMでも十分二られることがわかってきた。
 
次回も楽しみです。

マーケティング プロデューサー
理央 周(りおう めぐる)

☆ 理央 周の新しいプロジェクト「マーケティング・プラス」5月20日より始動!
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関西学院大学 専門職大学院 経営戦略研究科 国際経営コースでのマーケティングの講義


2020年の春学期も、いよいよ始まる。とはいうものの今年はコロナウィルス感染拡大防止のため、約2週間遅れての4月20日が私の講義の初日。

今期からは、教授という肩書きでの教鞭をとることになったので、一層力が入る。

今学期の前半は「マーケティング・コミュニケーション」
いわゆる、広い意味での広告宣伝・販売促進・PRということになる。

国際経営コースでは、講義の全てを英語で実施するため、次のようなカリキュラムになる。
基本的に、1日90分を2講義で7回。計14講義ということになるのだ。

1st Day〜

  • Course Introduction:コース概要と評価基準の説明 
  • Communications in marketing management:マーケティングコミュニケーションの定義
  • Communication objective and how to set communication strategy and tactics:目標設定と戦略構築
  • Mini Case Analysis: ケーススタディ〜I'mMacキャンペーン

2nd day

  • Situation Analysis/Analysis of Target Audience including customer segmentation:環境分析と顧客セグメンテーション
  • Mini case analysis:ケーススタディ〜AmazonのTVCM


3rd Day

  • Advertising Strategy, how to develop creatives.:クリエイティブの開発
  • Planning Process of strategy and tactics:プランニングプロセス
  • Marketing communication integration, concept and strategy building:統合型コミュニケーション

4th Day

  • Advertising Creativity and Message Development1:クリエイティビティとは何か?
  • Mini Presentation, Analysis, objectives and strategies:ミニプレゼンテーション

5th Day

  • Traditional Media TV, Radio, NewsPaper, Magazine and Print:伝統的なメディアミックス
  • Communication Mix Media Concept, planning and mix:コンセプトの開発

6th Day

  • Budget Allocation Budget weight allocations by priority,Communication mix, budget and message strategy:予算分配
  • Evaluation of Marketing Mix:マーケティングミックスについて
  • Beyond traditional marketing Digital media, Social Media and SNS,Return on Investment:デジタルメディア

7th Day

  • PR and Sales Promotion Difference against advertising:PR、セールスプロモーション
  • Final Presentation:チームごとのプレゼンテーション

今回、各日程の中で、6つのケーススタディを使用する。

  • ZARAのマーケティングコミュニケーション戦略
  • UGGブーツのアメリカ進出戦略
  • アップルのI'm Macキャンペーンのブランドストーリー
  • ケロッグスペシャルKの独自化戦略
  • レゴのブランド周知戦略
  • ペプシチャレンジキャンペーン

そして、最終日にはペプシチャレンジのケースを元に、チームでプレゼンテーションをさせる。
学生が3〜5名のチームを組み、自分たちがペプシの国際マーケティングチームのトップになったと仮定して、経営陣に世界戦略をプレゼンテーションし予算を獲得しようとするという、いわば模擬プレゼンだ。

私は、アクティブラーニングの手法で、レクチャー4割の学生に自主性を求める参加が6割の比重で講義を進める。

今期も、日本人と留学生と、どんなタイプの学生が集まるのか、とても楽しみだ。

マーケティング プロデューサー
理央 周(りおう めぐる)

☆ 理央 周の新しいプロジェクト「マーケティング・プラス」5月20日より始動!
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