Marketing i's [マーケティングアイズ]

マーケティングはサイエンス(科学)に基づいたアート(芸術)である

リモートワーク、在宅勤務、巣ごもり〜新型コロナウイルス感染拡大防止の中「時間をどう使うか?」

プレジデント 賢い人の勉強法

新型コロナウイルスの感染拡大の影響の中、在宅勤務の方も多いかと思います。
私も、もう3週間以上家族以外の人とは会っていなくて、
大学の授業も、ZOOMでやっています。

先日、プレジデント社が発行している雑誌に取材を受けました。
テーマは「賢い人の時間の使い方」と、ちょっと固めですね。

私が登場するのは、その中の「ビンボーvsリッチ 300人調査〜時間の使い方徹底解明」という、
なんともストレートな特集。

雑誌社が300人にアンケートをとって、年収の高い人と低い人が、
それぞれ時間をどう使っているのかについて、
時間術のプロとして、年収アップのコツをインタビューしてもらったのです。
(けして、私が高収入というわけではありません 笑)

この特集とったアンケートの結果では、
ひごろの「習慣」によって、ビンボーかリッチに分かれる、
と言っていました。

たとえば、"起床と就寝"ですが、
ビンボーは、「夜更かし、休日寝だめ」なのに対し、
リッチは、「決まった時間に睡眠」とのこと。

"通勤"に関して、
ビンボーは「ボーッとして、ギリギリ出社」
リッチは「ニュースを見ながら早朝出社」

"自分磨き"に関して、
ビンボーは「帰宅後か休日にまとめて」、
リッチは「スキマ時間にコツコツ」

といった具合です。

まあ、あくまでアンケートの結果だけですし、
リッチが良くて、ビンボーがダメ、ということではありません。

でも、一つ言えることは、
1日は24時間であることは「誰もが同じ」ですが、
その"使い方はひとそれぞれ"だということ。

私は、この数字結果を雑誌社の人から聞いた時に、
まず思いついたのが、「何を見ているのか?」でした。

同じ将来のことを考えるのでも、リッチな人とビンボーな人では大きく違うのです。

リッチな人たちに共通するのは、
「いつやるか」「いつまでにそうなるのか」と、期限をはっきりさせていますが、
ビンボーな人たちは、
「いつかやりたい」「いつかそうなりたい」と、
ぼんやりとしか考えていません。

時間は過ぎ去ったら、「二度と」帰ってきません。
また、お金やものと違って、他のものと「替え」が効かないのです。

ただ、目に見えたり触ったりできるものではないので、
私たちは、えてして時間の大切さを「軽く」考えてしまいます。

コロナによって在宅勤務になってしまったのは、
私も同じですし、私の仕事仲間や、
私が教鞭をとっている大学の学生や、学生である私の娘も同じです。

日本だけではなく、世界中の人たちが大変な思いをしている中、
「在宅勤務で何をやればいいのかわからない」と、ぼんやり過ごすのはもったいない話です。

「在宅勤務だからこそできることって何かあるかな?」
「出勤できるのを5月7日からと仮定して、そこまでにできることってありそうだな」と、ちょっとでも前向きに、考えたり工夫したりしてみたいですよね。

足もとの、今すぐやらなければならないことを片付けるのも大事ですが、
そればかりでは疲れてしまいます。

ちょっと先のことを想像してみて、自分の姿を描いてみると、
楽しくなってくるものです。

あけない夜はありません。

みんなで、一緒になって頑張りたいものですよね。

マーケティングアイズ株式会社 代表取締役

関西学院大学 専門職大学院 経営戦略研究科 教授
理央 周(りおう めぐる 本名:児玉洋典)

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