Marketing i's [マーケティングアイズ]

マーケティングはサイエンス(科学)に基づいたアート(芸術)である

大学教授をやっていて良かった〜Never Give Upを教えてくれた学生

今朝、卒業した留学生からメールがあった

彼女は、アジアからの留学生で、
私の関西学院大学での授業を受講したこともある、
卒業生だ。

1年ほど前に彼女からメールがあり、今度最終面接に行く企業があるのだが、
その企業への推薦状を書いてほしいとの依頼があった、


彼女は、私の授業において、グループプレゼンテーションやチームワークなので、
類まれなリーダーシップを発揮し、チームを引っ張っていた。
もちろん授業中にも積極的に、鋭くポイントをついた質問する、
ロジカルで、ポジティブ、場の雰囲気を明るくする、優秀な学生だった

もちろん、その企業の推薦状に関しても、
私は、普段通り感じたことを書いた。

その結果、彼女は無事内定をもらえたと、
喜びのメールが来た。

しかし、その数ヶ月後、
その会社が新型コロナウィルスの影響もあり
内定を見送りたいと、
彼女に連絡があったそうだ。

彼女は、私にメールをし、
「せっかく推薦状を書いてくれたのに、本当にごめんなさい」
「忙しい、先生の時間をたくさんつかってもらったのに、
こんな結果になって」
とあやまってきた。

もちろん、内定取り消しは彼女のせいではない。
彼女が、このように私の時間を使ってしまったことに、
申し訳ない、と感じていることが素晴らしいと感動した。
それが数ヶ月前の話だ。

そして今朝、
「とても良いニュースがあります、
その企業がいったん取り消した内定をもう一度見直していきたい」
「そのために再度、リクルーティングを開始してその試験を受け、
再度、内定をもらうことができました。
先生、本当にありがとうございます」
と連絡してきたのだ

彼女は、今のような大きな変化で、苦しい逆境の中、
諦めずにその会社に対して再度アプローチをし、
そして会社もその意向を受けとめた。

彼女はほぼ私の息子くらいの年齢ではあるが、
彼女から「Never Give Up」の重要性を、
学んだ

大学教授は、ハードな仕事だ。
やっていると、大変なこともあるが、
今回のように、学生に勇気づけられたり、
大きな気づきをもらったりすることがよくある。

今回もまた、大学教授をやっていて良かったと強く思える出来事だった。

マーケティング プロデューサー
理央 周(りおう めぐる)

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