中小企業経営者、個人事業主にとって媒体費をかけることなく自社をアピールできるのが、インターネットのメディアだと言える。
しかし、ここで気をつけたいのが「ネットで何かをやればすべてがうまくいく」と思ったら大きな間違いである。
メディアを組み合わせ最適化する統合型マーケティング
複合的にメディアを活用して初めてそれぞれの効果が合体して相乗効果が生まれる。
他のメディアと同じで、組み合わせて使って初めて効果が出てくるのだ。
ボクの場合は、どのように組み合わせているかというと、
ブログを中心にして、最終的にはたどり着いてほしいページ、
たとえば自社のコンサルティングまたは研修のページだったり、
自著のプロモーションの時は、アマゾンなどのサイトを見てもらうようにしている。
ソーシャルメディアの特長と発信すべき内容
ではそれぞれのメディアで何を発信しているかというと、
- ツイッターでは日々の気づきやマーケティング上の発見
- フェイスブックは友人との会話なので8割が私生活、2割が仕事のこと
- インスタグラムは写真でのコミュニケーションなので料理とペットが大半
- フォースクエアは位置情報なので備忘録も含めていったところの大半でチェックイン
といった内容でアップしている。
なかでも、最も重点を置くべきなメディアがブログになる。
マーケティングの情報を発信しているボクにとって、ブログは豊富なコンテンツを発信できるメディア。
加えて、公開度も高く検索に引っかかりやすいし、なにより自社コンテンツをストックしておけるという意味でもネット上では主要メディアにしている。
いずれにせよ、自社が置かれている状況を的確に判断し、
その上で戦略的に何をすべきかを決定する、
そして戦術に落とし込みどのメディアに何を言うかを決める、
というステップになる。
その前段階として、SNSなどネットのメディアの特長を把握し、的確な表現で顧客や市場とコミュニケーションをとるべきなのである。
追記:
今回は名古屋で、プロブロガーで、またビジネス書のベストセラー作家でもある、立花岳志氏がブログの初歩と、成果を出している事例をお話ししてくれるので、
一度自社ブログを見直そうと思っている。 ⇒ 立花岳志氏のブログ講座in名古屋
マーケティング コンサルタント
理央 周
新規事業・ビジネスモデル開発を目指す経営者の方はこちら:
→マーケティング アイズ
最新刊はこちら⇒ 「なぜか売れるの公式」
とこちら⇒ 「「外資系とMBAで学んだ先を読む会話術」」
2015年、最初のオープンでの講座は大阪からになりました。
関西の異業種交流会、キックオフ関西さん主催で、
「2015年のビジネス大予測セミナー」というテーマでお話しします。
ボク自身、2014年は様々なことにチャレンジしてきた1年でした。
新刊2冊を同時に発売したり、新しい形態でのコンサルティング方式を取り入れたり、企業研修を提供したりと、自社のことだけでもかなりの新しい企画を導入してきたことになります。
ビジネス・パーソンや企業も同じことで、
LINEやTSUのような新しいメディアが出てくることで多様化していたり、
自社の成長に伴ってすべきことも増えているのではないかと思います。
そのような環境において、2015年、何をすべきなのか、
売れる仕組みを構築していく上で、どのようなことを考えていくべきなのかをお話しします。
【日時】2015年1月13日(火曜日)18:45~21:00 (参加者の受付開始は18:00~)
【場所】SOHO LINK 長堀 6階 会議室 (大阪市中央区南船場1-11-9 長堀安田ビル6階)
【参加費】一般参加者:4,500円、キックオフ関西「R」メンバーズ:3,000円
セミナーの詳細とお申込みはこちらから:
⇒ 2015年ビジネス大予測セミナー
来年初の講座で、大阪の皆さんにお会いできることを楽しみにしています!
マーケティング コンサルタント
理央 周
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このセミナーの主題はこちらの本からです
⇒ 「なぜか売れるの公式」
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「問題解決のためのあたらしい武器になる 視覚マーケティング戦略」読了。
なぜ視覚に訴えることが重要なのか?
視覚を制する者は、ビジネスを制すると副題にあるとおり、視覚の重要性を知ることができる。
マーケティング・コミュニケーション、広い意味での広告宣伝と販売促進にあたるが、
その中身は「表現と媒体」に分けられる。
表現は、顧客または生活者へのメッセージのことで、これも文字である「コピー」と、画像や動画にあたる「イメージ」に分けることができる。このメッセージを、メディアに乗せてターゲット層に運ぶのが、マーケティング・コミュニケーションになる。
この本では、さらにわかりやすくLINEを例にとり、文字で「事実」を伝えることができ、スタンプで感情を伝えることができると説明している。
こういったマーケティング活動におけるコミュニケーションの中で、ネーミングなどの事例も出しているところがわかりやすい。たとえば、生ジュースをスムージーと言った瞬間に受け手の印象はまるで変ってくる。これが、視覚におけるマーケティング戦略なのである。
デザイン・クリエイティブをビジネスに活かす:この本の使い方
この本が他のデザイン関連の本と違うことは、そもそも論として視覚、ビジュアルをマーケティング活動に取り入れていこうという趣旨で書かれている点。その点にボクも大きく共感するのだ。
たとえば、第2章には「自分たちの価値を見つめなおす」ところからスタートすべきとある点などはまさにその通りである。ボクの解釈は「最初からカッコいいデザインやクリエイティブを創ろうとするのではなく、自社独自の価値を明確にして、ターゲットに訴えるデザインにする」という、いわば「デザイン・ニュートラル」な姿勢で行きましょう、ということになる。
もう一点この本での学びは、ロジックからでは解決できない問題点は右脳思考にシフトすること、とある点。クリエイティブになるために、普段どんなことをすべきかという生活習慣が書かれているし、さらに「やってはいけない」ことまで巻末資料として書かれている。
読み方としては、1~8章が基本的に押さえておくべき考え方編、そして9章以降が実践するときのコツ、となっている。
手法だけでなく、デザインやクリエイティブのようにまず視覚に訴えることが重要なのかを説明し、その後「どうすればいいのか」を解説している。とても再現性が高い、という意味でマーケティング、企画、販促、流通などに携わるビジネス・パーソンにおススメの一冊である。
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マーケティング コンサルタント
理央 周
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