Marketing i's [マーケティングアイズ]

マーケティングはサイエンス(科学)に基づいたアート(芸術)である

顧客ブランド養成講座
収益を好転させるマーケティングとイノベーション

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本の整理術~本好きマーケターが仕事をスムースにするために

どうしても本が好きなので、まずは買ってしまう。
そうすると、積読(つんどく)になってしまう。

子供のころから本好きで、大人になったら本に囲まれて暮らしたい、と思っていたボクは、
「本を捨てる」ことがデキない。
なので、妻にはよく「本を買ってもいいから捨てて頂戴ね」と叱られる。

ボクの場合、

  • 仕事に必要な本~コンサルティングや著作
  • 大学での講義に必要な本
  • いただいた本
  • 好きで読む本
  • マンガ

と分類してみるとこんな感じに分けられる。

で、まだ読んでいない本をいったん本棚から出したらこんなにあった。

片付けるときにも、ボクはできる限りロジカルにやろうかな、と思い、
整理収納アドバイザーの方から聞いたやり方をやってみた。

整理整頓は、まず、

  • 置いてあるところから出す。
  • そしてカテゴリーとに分ける。
  • その後、棚に入れて整頓していく

という順番でやるといい。

ボクもまずは、積読をすべて床にだし、
次に、すぐ読むかどうかで分けてみた。

すぐに仕事で使う本
仕事の合間に読めるようバッグに入れてよくリラックス本
旅行に持っていく小説

といった具合である。

そして、縦に立ててあるすでに読んだ本と区別するために、
カテゴリーごとに「横置き」にする。

これで少しだけスッキリした。
明日からまた仕事に力を入れられるのだ。

      

*おススメ整理術の本です

マーケティング コンサルタント  理央 周

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センスは知識からはじまる:センスのよさとは何か?を考える

「センスは知識からはじまる」読了。

マーケティング活動、というかどんなビジネスや仕事においても「センス」は必要である。
一般的に、センスとは感覚的なもので、もって生まれた才能と思われている。

実際にボク自身もそうだった。
センスという言葉はあいまいな、また広範囲を指す言葉なので、受け取る側の解釈もバラバラなのだ。


【センスとは?センスの良さとは何か?】

著者はまず、「センス」を「数値化できない事象を最適化すること」と定義している。
したがって、「センスのよさ」とは、

数値化できない事象の良しあしを判断し最適化する能力

と定義している。

これにまず衝撃を受けた。
まさにその通りである。

マーケターとして長年広告をはじめとするクリエイティブを扱ってきた。
広告案開発の段階で、ボスは、
「今回のキャンペーンは〝センスのいい"CD(=クリエイティブ・ディレクターを指名しろよ」
などと、指示を出す。
「もちろんです!」
と調子よく答えながら、「カッコいい、トンガったアイディアを出すH社の鈴木さんだな」
などと、あいまいな思考で仕事をしていた。

マーケターはどちらかといえば、数字を扱うサイエンスの領域でまず仕事を開始する。
クリエイターはそれを受け、アートの領域で広告のコピーとイメージ部分を開発する。

ここで、双方の共通理解が必要になる。
この共通理解を最大化するのが「センス」なのだ、と著者は言っている。

【センスを磨くには?】

センスを磨くにはどうすればいいのか?という問いに対し、著者は「知識を集積せよ」という。
また、

知識は紙で、センスは絵だ

とも言っている。用意する紙が大きければ大きいほど、大きな絵が描ける、という意味である。

この意味は、「すべての仕事は価値を創造していくことで対価を受けるから」とのこと。
そのために、必要な知識を集積し、そこから予測できることこそが「センス」なのだという。

たしかに、イノベーション的な発想というのは、既存のモノどうしの掛け合わせである。
著者も書いているように、イノベーションにつながるセンスの良さも、


知識と知識の掛け合わせ

ということができる。

【センスを阻害するもの】

したがって、センスを磨くこと、センスのいいアイディアを出すことを邪魔するものは、

思い込みと主観性

であり、好き嫌いではない。

したがって、不勉強でいるとセンスも磨かれることはない、という。

私も拙著「ひつまぶしとスマホは同じ原理でできている」(日本経済新聞出版社)に書いたが、
画期的なアイディアが出ないことを阻害する思考停止には2つの要因がある。
「固定観念」と「過去の成功体験」なのである。

一歩下がる「客観的な視点」こそがセンスを生む、という点にも大いに共感する。

センスこそが、私のようなフリーランスの仕事では特に価値を生む。
価格競争、値引き合戦から脱却できるのだ。

その意味で、コンサルタント、起業家、士業という枠の外の、
すべてのビジネス・パーソンおススメ、というよりも必読の一冊である。

    

マーケティング コンサルタント  理央 周

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超図解 仕事が速い人のすごい習慣「仕事の教科書」に掲載

学研パブリッシングさんのMook「仕事の教科書~絶対にミスをしない人のSPEED仕事術」の中の、
「できる人の時短テク」という特集で掲載をしていただきました。


ボクは、その特集の中で、
「デスクが狭くて仕事がはかどりません」
「マルチタスクを処理しきれません」
「仕事と関係ないことに時間を取られてしまいます」
「仕事の優先順位づけにこまっています」
「急に入る仕事に追われています」
という問いに答えています。

元来気が短いので、このようなことを毎日考えている結果、
「サボる時間術」など、2冊の時間術の本を書くことにつながったのかな、
と思います。

  

ドラッカーも言っている通り、時間は重要ですが、
スケジュールを先に管理してはいけません。

やはり、タスク、つまりやるべきことを先に整理整頓し、
成果につながる仕事をするにはどうしたらよいか、をまずは考えるべきです。

そして、時間軸を考え、しっかりと時系列で片づけていくべきです。
時間は有限で必要不可欠だし、なにより代替不可能です。
重要な経営資源として認識することが必要です。

これで、年内に出版する久しぶりの時間術の本が、ますます楽しみです!
ご紹介いただきましたこの本のスーパーバイザー、株式会社戦国 総大将の 美崎栄一郎さん、
ありがとうございました!


マーケティング コンサルタント
理央 周

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プレゼンテーションとセミナーの違い:家弓正彦氏 資料作成から発表までたったの4STEPでこんなに通る!プレゼン

マーケティングアイズの事業は、
コンサルティング
社員研修
講演・セミナーでの講師
ということになる。

人前では無しをすることがビジネスの大半なのだ。
しかし、同じ人前で「マーケティングの基礎」を話す、という仕事でも、
講演、セミナー、プレゼンテーションでは全く違ってくる。

そもそも、この3つの違いは対象者と目的にある。

まず、講演の対象者は不特定多数の人で、「話しを聞いてもらう」ことが目的。
したがって、感動してもらい「いい話だったな」と感じてもらえる構成にする。

セミナーは、経営者やビジネス・パーソンが対象者で、「聞いたことを仕事に活かしてもらう」のが目的。なので、仕事に生きる何かを持ち帰ってもらえるように「再現性」を高める。

プレゼンテーションの対象者は、得意先で目的は「契約を獲る」こと。
したがって、常にこちらのペースに惹きこまねばならない。
かといって難しいのは、自分だけが話せばいいというわけではない。
聞き出すことも必要なので、場合によっては高度なテクニックも要求される。

私が起業したばかりのころ、尊敬するシナプスの家弓正彦氏の「仕事塾」を名古屋で開催させていただいていた。その中の一つである。「プレゼンテーション」を見て、数多くの部分を今でも参考にさせてもらっている。

たとえば、今回家弓氏が出版された、
『資料作成から発表までたったの4STEPでこんなに通る! プレゼン 』


にある「オーディエンス分析」。
拙著「外資系とMBAに学ぶ先を読む会話術」にも書いた通り、
まずは相手先の様子を見る。
もっというとパワーバランスを分析するのだ。

これは、マーケティング戦略の立案においても同じことで、
3C分析をした後に、自社のポジションを決めていく。競合よりも優位に立つためだ。
プレゼンの場合は、競合は他者だけでなく得意先もパワーバランスから考えたら競合になる。

こんなに通る!プレゼン 家弓正彦

このようなベースになることだけでなく、
スライドまたはホワイトボード斜め45度に立つと聴講者との距離感が縮まる
参加者を当てていくことで発言しやすい発言しやすい雰囲気を造る
まくらを用意することで会場を温める
などなど、多くを学び今でも実践している。

プレゼンテーションはかくも重要なのだ。


家弓正彦氏 出版記念セミナー in 名古屋

【日時】
2015年6月2日(火)18時 開場
- 18時30分~20時 家弓氏セミナー
- 20時~20時10分 休憩
- 20時10分~20時40分 家弓正彦氏×理央 周 対談
【参加費】 5000円 (家弓氏書籍代含む)

フェイスブックからのお申し込みはこちらから:
⇒ 家弓正彦氏 出版記念イベント in 名古屋


フェイスブックをやっていない方は弊社お問い合わせフォームから:
⇒ マーケティングアイズ 問い合わせフォーム


【家弓 正彦氏プロフィール】

㈱シナプス 代表取締役
松下電器産業株式会社にて、FA関連機器のマーケティングを担当し、広くマーケティングの現場を経験。その後、三和総合研究所を経て、シナプス・マーケティング・インスティテュート創設。経営戦略、マーケティング戦略を中心としたコンサルティングに従事。戦略構築から、現場へのインプリメンテーションプラン(導入計画)までをカバーする。同時に、「マーケティング・カレッジ」を立ち上げ、マーケティングに特化したビジネスマン教育事業に取り組む。
共著に、「進化を遂げる組織戦略の行方(SRCレポート)」「日本はこうなる(講談社)」「事業計画書の書き方(日本能率協会)」「デフレに克つ 企業構造改革のすすめ方(日本能率協会)」、その他講演実績は多数。


マーケティング コンサルタント
理央 周


 

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【顧客中心主義】~マーケティング白熱ライブ2015 マーケティングアイズ4周年記念イベント

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コンサルティングの極意:コンサルタントとして必要な心構えとノウハウを超える意識の持ち方

「コンサルティングの極意」を読んでみた。

帯に書いてあるのが、
顧客、上司、部下から「相談されるプロの教科書」
とあり、さらに「クライアントからコンペ無し手で選ばれる関係になる」とあるのも、
自社、また自分をマーケティングしていくことで、営業努力や価格訴求とは別な次元で選ばれるようにする、という内容である。

それを実現するために「10の力」として書いている。

最初の3章の読み方〜コンサルタントとしての基礎

最初の3つの、「聞く力」「献身力」「先見力」は、他でもよくいわれていることに一見見えてしまう。しかし、その内容は私のようなフリーランスのコンサルタントが持つべき「心構え」をして、重みがあり再現性が高い。

例えば、「依頼人」として理解されている「クライアント」をローマ帝国の例をあげて、
「後援者」と呼ぶ方がふさわしい、と言っている。
依頼人だと定義した瞬間に、仕事を出す人・受ける人、という関係にしかならなくなってしまうため、私自身も違和感を覚えていたのだが、これですっと腑に落ちたのだ。

これらの話しに普遍性と再現性がともにある理由は、著者がコンサルタントになる前に、
パルコという事業会社で働いた経験が、コンサルティングとクライアントサイドとが、
双方で何が必要な要件なのかを理解されているからなのだろうと推測できる。

4章以降の読み方〜コンサルタント力の応用編

4章目以降には、著者の経験がますます反映された内容が色濃くでてくる。
私にとって、第4章からはコンサルタントとしての応用編、という感覚で読み、そのまま使える知識になった。

第5章の「巻き込み力」で、コンサルタントの仕事の目的を「人を動かすこと」と定義している。
まさに、その通りでクライアントが動き初めて成果につながるのである。
したがって、「紙に書いた言葉だけでは人は動かない」とあるこの章には、コンサルタントとしてどう動けばよいか、必要な人たちとコミュニケ―ションをとり、そしてクライアントをいかに動かすか、のヒントが多く書かれている。

共創力の章では、コンサルタントから提案だけで済んでいたのは20年前まで、
今はクライアントとともに創り出すのだ、とある。
そして、コンサルタントは洗濯をする時に泡を立たせる洗濯板で、
尖がったしかし必要な情報を提供することでクライアントに驚きを与えねばならないこと。

好奇心を持つことで、知識を陳腐化させないこと
学び方そのものを学ぶべきということ
ロジカルシンキングだけでは足りなく、クリエイティビティと同時に保有すべきこと
ブランド構築は「時の結晶」であり、分かる人にだけ分かってもらえばいい、ということ

などなど、コンサルタントのあるべき姿が、実際の体験に基づいた形で説明されている。
しかし、単なる一個人の成功哲学に終わっているわけでないのは、
フレームワークや、多国籍企業との仕事によって培われた、
普遍的な事実が含まれているからなのだと感じる。
したがって、広く顧客から相談される人、つまりコンサルタントとしてのみでなく、
この本に何度も出てきたように、「プロフェッショナル」として必要な考え方と行動の仕方の、
多くのヒントを読み取ることができる。

さらにいえば、コンサルタントとして「どう稼ぐか」というよくあるような本に書かれているスキルよりも、もっと重要で不可欠なことが書かれている。これを活かせるかどうかは読み手の問題なのだ。

まさにその意味においては、コンサルタントのみでなく、
営業担当者や、中小企業経営者、個人事業主が読み実践することで、成果につなげられる1冊である。


マーケティング コンサルタント
理央 周

*こちらです↓ 右の2冊の本もおススメ。

    



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コンサルティングの極意論理や分析を超える「10の力」-【電子書籍】

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仕事の目的は結果を出すこと:プロセスを軽視してもいいのか?近道は避けよう ジョジョからの気づき

愛読書「ジョジョの奇妙な冒険」第59巻で出逢った言葉、
アバッキオが、ディアボロにやられたときの、回想のシーンで、
かなりたくさんの割れた瓶のガラスが落ちている中から、犯人の指紋を探し出そうとする、昔アバッキオを助けようと殉職した先輩のお巡りさんに、
「もし見つからなかったらどうするんだい?見つかってもごまかされたら無駄になるかもしれないし」
とアバッキオが聞く。

先輩は、
「私は結果だけを追い求めていない。
結果だけを追い求めていると人は近道をしたがるものだ。
近道をしようとしたときに、ひとは真実を見失うものだ。」
という。

そして、
「大切なのは、真実に向かおうとする意志だ」
という。

ボクは仕事の目的は「結果を出す」ことだと信じている。
営業であれば100万円の目標を掲げていれば、達成することが結果だし、
経理であれば100万円の経費削減の目標があれば達成することが結果である。

しかし、どんな方法でも、どんな手段をとっても達成すればいいのか、
というともちろんそうではない。

この言葉の様に、真実までの、結果までの過程は吟味されるべきだし、
評価されながら、結果を出すために真摯に立ち向かうべきなのだ。
マンガの中にも学ぶことは多い。
日本が誇る素晴らしいメディアなのだ。


マーケティング コンサルタント
理央 周

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Business Journal ビジネスジャーナルへの寄稿:イノベーション発想法とクリエイティブ・コンフィデンス

月いちで寄稿しているBusiness Journal。今月のテーマは、イノベーション発想術

柔軟な発想こそが、市場に風穴を開けることができる。

現状を打破することでしか、市場に生き残ることはできない。
適者生存はビジネスの世界でも同じなのだ。


市場に打ち勝つためには何をしたらいいのか、上司や部下、得意先や仕入れ先とどう接すればいいのか、についてを、
具体的に書いた。

クリエイティブ・コンフィデンスという考え方もあるとのこと。↓

  

実はこのテーマは最近、講座としても「現状を打破したい中小企業」の方々に依頼される。
どうしても経営者たちは「今までのお客様にいつもの製品を」という発想から抜けられないようだ。


記事はこちら⇒ 「いちご大福、iPhone...ヒット商品はなぜ生まれたのか?簡単な画期的発想法と阻害要因

また、別なアプローチは3冊目のこちらでも詳しく書いているので参考に。

 

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グーグルカレンダーのiPhoneアプリをサファリと比較

グーグルカレンダー Google Calendar のiPhoneアプリがついに登場した。


これまでなかったので、グーグルカレンダーユーザーのボクは、外出先などではスマホのサファリを使ってWebでグーグルカレンダーを使っていた。

マップやメールなど他のグーグルサービスはアプリがあるのに、なぜカレンダーにはないのか不思議に思っていたので、「やっとでたんだな」とさっそくダウンロードしてみた。

まずインターフェイスがこれ。


1日か3日単位での表示を選ぶことができる。
一つ一つのアポイントやタスクの表示が大きいため、この点ではサラフィ経由で見るよりもわかりやすい。

一方で、月や週単位での予定を把握することはできない。
もちろんサファリでもできないのだが、このように、予定の入っている日の日付は青く、入っていない日は日付が白く残るので、当月の負荷や、どの日が空いているのかを把握するには、サファリの方が使い勝手がいい。

(↑ サファリの1月単位の表示はこんな感じ)

スケジュール管理をスマホでする場合、月単位での仕事の負荷などを把握することは、アナログの手帳と比較すると難しい。

この点を改善してくれれば、グーグルカレンダーはよりよくなる。


  


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営業担当者が客先に行く前にすべきこと:Harvard Businewss Review12年12月号

ハーバードビジネスレビュー2012年12月号「強い営業」を今更ながら読んでみた。7冊目になる次の新刊のテーマが「営業」だからである。

特に巻頭特集のLIXILグループ 藤森義明氏の考え方が素晴らしい。
優秀なリーダーと優秀な営業担当者には共通点がある。
それは、ビジョンを明確に持っていること。
そのビジョンを的確な表現でコミュニケーションできることである。
さらに、ビジョンをビジョンで終わらせず実行する力がある。
このステップを踏むことで、顧客も共感し、自社の製品やサービスがコモディティ化することを防ぐという。

このプロセスこそ、営業活動を成果につなげる道筋だと納得できた。

会社員時代にボクは、マーケティング部に属していたため、顧客のいる最前線の営業の担当をした経験がない。しかし、優秀な営業担当者は成果をだすこと、そして彼らは「知らない間に」契約を取ってくることをボクは感じていた。藤森氏の言うプロセスが明確だからで来たことなのだと納得した。

藤森氏はさらに、どんなに素晴らしい製品でもいつかはコモディティ化するのが世の常である。そのために、「特別な関係」と「特別な価格」に頼ってはいけない、と説く。
「いつもお世話になっているので、キミから買うから」
「そんなに安いのであれば御社から買うよ」
では、他社にすぐに真似されてしまう。

やはり、顧客が本当に望むこと、それも今は気づいていないが教えてあげたらほしがる潜在的なニーズを掴むことが重要なのは、営業だろうがマーケティングだろうが同じである。

顧客を中心に置き、常に顧客の期待以上のもの・コトを提供するにはどうすべきかを考えるDNAを持つ組織にすることが必須、ということをここでも学ぶことができた。

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情報収集術としてのキュレーションサイト:Newspicksの活用

Newspicksというキュレーションサイトを活用している。

Newspicks.jpgボクは、表現者としてできる限り多くの情報源を持つようにしている。
テレビ、ラジオ、新聞、雑誌という旧来のマスメディアから、ニュースサイトのようなインターネットまで幅広い。

一方で、情報は量だけでなく質も重要だ。
時間も限られているので、これら数多くの情報を効率よく入手したい。
その意味で、キュレーションサイトは非常に便利なのだ。

しかし、キュレーションサイトも数多くあるが、ボクは、Newspicksを使っている。
やはり使い勝手がいいものを選ぶべきである。
そのためには、情報入手に関しても目的を明確化することで、よいサイトを選ぶようにすべきである。

今週発刊予定のメルマガでは、
特集でキュレーションサイトと500円のファッションレンタルサービス
ラジオの裏側〜ネットでの海外進出
ビジネス書紹介〜言葉と語感の関係
1分マーケティング英語
を解説する。


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アドラー流たった1分で伝わる言い方:コミュニケーションの悩みを解決

「伝わる言い方」読了。

仕事において、最も苦労するのは「コミュニケーション」
一生懸命仕事をしているし、なんとかうまく仕事としてまとめたいのだが、なかなかうまく行かない、という時にやはり障害になるのが対人関係だと常に感じている。

しかし、相手をコントロールすることがなかなかできないため、やはりこちらから相手に対し、いかに自分が伝えたいことをしっかりと伝えられるかが、自分の方からできることになる。

この本の特徴は、話し方のOKとNGの両方の事例をあげている点、それに加えてなぜそう伝えると相手にうまく伝わるかと言う理由が書かれているので、自分に適応させやすい。再現性が高いのだ。

たとえば、ほめるより勇気付けをするコトが重要と言う。
なぜなら、ほめるは上から、勇気づけは横からの目線であるからとのこと。
相手が部下であろうが、業者さんであろうが、ビジネスの上では対等なパートナーである。勇気づけを横から目線でしてもらう方が、相手のモチベーションが上がることが言うまでもない。

また、「ダメだし」より「よい出し」がよいと書かれている。しかしすぐにはでて来ないからあらかじめ準備をしておくとのこと。ボク自身、勝利の女神は用意周到な人に微笑むと考えているので強く共感した。わかっているようで、なかなかできないことなのだ。

これら以外にも、原因追及よりも提案、自分の問題に踏み込んでくる相手にNoをいう といったフレーズはすぐにでも使える考え方である。

アドラー心理学の本は多くでているが、再現性が高い本にあたることは少なかった。
やはり著者が数多くの企業研修の現場で実績を出してきたからだと思う。
その意味でもおススメの一冊である。


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ムダな会議をやめ成果につなげる4つの原則

日経MJ3月4日の記事「打ち合わせ短くても成果」より。
密度高める4つの原則、とある。

  1. 打ち合わせの必要性を見極める
  2. 参加者を絞り込み役割を明確に
  3. 議題ではなく目的を強く意識
  4. 時間は短く早く終わる努力を

とのこと。

4項目ともうなづける内容だった。
ボクも以前は組織にいて、毎日のように会議があった。
多くの会議は形骸化し、会議で決める内容よりも、会議を開くことそのものが目的に成り下がったりする。そんな会議ならない方がマシである。


ITがすすんだ今となっては、イントラネットなどで済む、と考えて会議を省く傾向にあるのも事実だ。しかし、面と向かって打ち合わせることでより質の高いアウトプットを出せることもあるので、一概に打ち合わせはすべてムダだ!と割り切ることも意味がない。

経営資源の中で、一番目に見えにくく代替不可能で、過ぎ去ったら戻らないのが時間。
会議を有効にさせ、成果につなげることと合わせての会議の時間管理にもつながる有益な4か条だと言える。


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フランス人は10着しか服を持たない:売れている本に学ぶシックなライフスタイル

ベストセラーになっている、「フランス人は10着しか服を持たない」を読んでみた。

フランス人は10着しか服を持たないこの本から学び気づいたこと 

普段,このての本を読むことはそれほどないんだけど、ずらっと書店に並んでいるのを目の当たりにしたし、何より30万部突破というのも興味深かった。

副題に「パリで学んだ暮らしの質を高める秘訣」とあるとおり、アメリカ人女性がフランスに留学し、そこで出会った方々の「上質のライフスタイルを持ち続けるコツ」の数々が書かれている。

章立ては、以下の3章立て。

  • 食事とエクササイズ
  • ワードローブと身だしなみ
  • シックに暮らす


それぞれに、自分の体型にポジティブなイメージを持とう、美肌のためにいつも水を持とう、一番いいものを普段使いにする、予算内で一番いいものを買う、持っているものに満足するといった具合に、とてもシンプルで感じのいい体験談としての気づきと学びが書かれている。


この本を読んでやってみるといいこと 

パリの人とか、お金持ち、と聞くと(もちろん全員ではないが)「値段が高く高級なものを数多く所有する」人たちだと思っていた。生活は華美で、贅沢三昧かとも感じることも多い。

しかし、この本に登場する人たちは「自分にとって大切にしなければならないものをよく理解している」人たちであることがわかる。このような価値観と考え方があると、この本に描かれているような質の高い暮らしになるのだと思う。

物質主義的な考え方を持つと思われているアメリカ人の多くにとって、フランス人のこういった考え方は一種のアンチテーゼなのではないか、そして憧れているのではないかということを考えると、このアメリカ人とフランス人の対比がこの本の大きなテーマなんだと思う。

ボク自身この本を読んで、クローゼットの中に眠っていた、ほとんど着ない要らない服を捨てることができた。実はボクは捨てることが苦手でたまりにたまっていたので、妻は大歓迎のようだった。

そうすると家の中のタンスにも空間ができて、心がすっきりするのがわかる。
この手の本を、ピンとこなかったこともあり、これまでは感覚的に避けてきたのだが、この本に関しては影響され行動につながった。


ライフスタイルの質を高めたい女性だけでなく、忙しすぎる男性ビジネス・パーソンにもおススメの一冊だと思う。



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2015年度3つの目標:目標設定に入れ込む5つの要素SMART

2014年はボクにとって、昨年までに種をまいてきたことが実現できた1年になりました。
マーケティングアイズ株式会社の収益も3期目を迎えかなり好転してきたし、
関西学院、名古屋経営短期大学での教鞭も、自分なりの形を創り出すことができてきました。


そこで新年をむかえるにあたって、2015年の目標を3つ立てました。

■理央 周 2015年 3つの目標■
 1. 出版する : 年末まで
 2. 海外での講演をする : 9月末まで 
 3. 新規プロジェクトを立ち上げる : 10月末まで

2015年年賀状ひつじ年ちなみに、昨年立てた目標は、

 1. 2冊を出版する : 4月と12月
 2. 名古屋での新しい学びの場を持つ : 2月から 
 3. 東京にプラットフォームを創る : 4月から

1に関しては、2冊を11月に、2に関しては名古屋に新しい学びの場をテスト時に設けましたが10月の同時出版で2015年に延期としました。東京でのプラットフォームも同じことですが、その準備としてCPI研究所 長谷川和廣先生のビジネス・サロンで各月で学ばせていただいています。

目標値を立てる時によく使われる言葉に、SMARTという言葉があります。
以下の言葉に沿って目標設定をするといい、という5つの言葉の頭文字を取っています。

 □  具体的な目標値    =Specific を設定する
 □  計測可能な目標値   =Measurable を設定する
 □  達成可能な目標値   =Achievable にする
 □  根拠の明確な目標  =Reasonable に設定する
 □  時間軸を明確にした目標=Time-oriented を設定する

設定する目標には、この5点が入っているべきです。

ビジネスでは目標を達成して、初めて評価されることになります。
この5点を入れ込む最大の理由は、PDCAサイクルにのせるので、
検証を繰り返し目標達成までの経過も同様に重視することにあります。

2015年は、上記の3項目をマーケティング アイズの目標にします。

マーケティング コンサルタント
理央 周


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私の体を鞭打つ言葉:哲学書を自分の仕事と人生に当てはめる

「私の体を鞭打つ言葉」読了。
珍しい「哲学アイドル」であり「哲学ナビゲーター」の原田まりる氏の著作。
かなり面白く読むことができた。

私の体を鞭打つ言葉哲学とは                              

これまで哲学は、中学高校の教科書で少し、社会人になってからはほとんど触れたことがないエリアの学問であり、考え方だった。
哲学とは、「世界・人生の根本原理を追及する学問となる」とのことである(Wikipediaにあった広辞苑からの引用より)。

カント、ニーチェ、ショーペンハウエル、、、
著名な哲学科は多く、実存主義、論理実証主義などの考え方も広く伝わっている。
また、日々の生活の中で「生きるとは」ということに関してぼんやりとは考えてもいる。
しかし、体系的に、また自分のこれまでの、またこれからの生き方について、深く考えてみたことはそれほどない。

この本では、原田氏のこれまでの経験を、ニーチェやカントの考え方に照らし合わせ哲学的に考察している。そしてそれは、自分の生き方や、物事の捉え方、結論の出し方に応用できるものであると気づかせてくれる。

たとえば、「不幸は卒業できる」の章では、学生時代、原田氏がクラスメイトや担任に違和感を抱き続けてきたことを、ニーチェの著作「ツァラトゥストラはこう言った」での考え方に当てはめている。
ニーチェが「世界や人生には、決定的、絶対的な意味はなく、様々な苦悩も繰り返される」、「人生は永劫回帰」であると唱えているため、「超人であれ」と言っているとのこと。つまり、繰り返されるだけの人生の中で、生きていく意味は「自分で見つけるのだ」という意味である。

原田氏は続けて「嘆いていても今は変わらない。自分で切り開くしかない」と解釈し、(ここが重要之なのだが)自分でも実践している。

哲学の考えを仕事や人生に活かすには             

このように著者の体験に、偉大な哲学者たちの考え方を当てはめて書いているため、簡潔に理解できる。ビジネス書の多くは、理論やフレームワークの説明に終始し、例題やケーススタディーを入れ込むことで、再現性を高めようとするアプローチの本が大半である。

しかし、自分の実体験を哲学の考え方に当てはめてるという逆のアプローチでこの本が進むので、「もし自分の場合ならこうだな」と仕事や私生活で再現ができやすいのだ。

ボク自身、この本から学んだことは「周りに違和感を持たれても自分の信じることをすべき」ということと「みんなと同じでなくてもいい」ということ。

マーケティング活動で自社独自の強みを発見する時のアプローチに似ている。

また、原田氏は「哲学の素晴らしさを世の中に広めよう」としているように見受けられた。ボクが「マーケティングの重要さと楽しさ」を伝えていきたいのと同じなので、その点も多いに共感できたのだ。なので、内容が濃い割に、文体も読みやすく、表現も専門的な用語に偏っていない。


年末年始やリラックスしながら普段読まないカテゴリーの本を読みたいときなどにぴったりの、おススメの一冊である。

■この本の使い方■
  1. 原田氏が語る、著名な哲学者の考え方をまずは理解
  2. 次に自分が持っているであろう固定観念や過去の成功体験をいったん捨てる
  3. 原田氏の経験と哲学者の考えをもとに、自分に当てはめる


マーケティング コンサルタント
理央 周


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「15秒で口説く エレベーターピッチの達人」:プレゼンと交渉術におけるデリバリースキルの重要性

「15秒で口説く エレベーターピッチの達人」を読んでみた。

15秒で口説く エレベーターピッチの達人エレベーターピッチとは?  

エレベーターピッチ(Elevator Pitch)とは、ベンチャー起業家が、投資家にたまたまエレベーターで出会ったとき、階下に着くまでの1分くらいで自社

や自分のアイディアを売り込むことで、シリコンバレーでもともと使われ始めた造語とのこと。
pitch という単語そのものに「売り込む」という意味を込める時もある。

実際のビジネスにおいては、1分で売り込むかどうかは別として、自分の主張を相手に伝えることが重要なのは言うまでもない。ボク自身「外資系とMBAで学んだ先を読む会話術」でもふれたとおり、まずは相手の注意を惹き、こちら側の意図に近づけるためにも、最初に印象を残すことが重要なのだ。

著者によれば、短期の記憶はほとんど消失してしまう。最初の10秒で90%は消えるとのこと。
したがって、忘れられてしまうことを前提として考えると、こちらの土俵に相手を持ってくることに勤めるべきである。

たとえば、初めて会う相手に自分のことを記憶づける場合や、取引先へのプレゼンの冒頭で伝える際に、このエレベーターピッチの考え方は必要になる。つまり、短時間で自分の言いたいことをコンサイスにまとめて伝える、ということになる。


エレベーターピッチをどう仕事で使うのか?  

ボク自身、大学院での講義の毎回の最初は、学生にエレベーターピッチでの自己紹介をさせる。
また、講義でのチームプレゼンにおいても、プレゼンの目的をピッチさせるのだ。
これによって、学生たちが世に出る時に使える「考え方と手法」に慣れさせることで、実践できるようにしていきたいためである。

この本の特長は、その再現性にある。
まず本の内容は、以下のような構成になっている。
エレベーターピッチとは?
エレベーターピッチを使う場面やその際の注意
実践編としての練習問題
中でも、デリバリースキル(=相手に届ける技術)の具体例が挙げられている点が新しく、また使えるポイントになっている。

仕事上のコミュニケーションは相手に伝えてなんぼ、である。
その時に、言葉ではない「非言語コミュニケーション」の部分で何をすべきかを理解できていると、当然ながら伝わる度合いも上がってくる。

著者は「ファーストクラスに乗る人のシンプルな習慣」シリーズの美月あきこ氏なので、CA時代の経験も生かし、その点が細かく具体的に書かれているので、仕事への応用も容易そうだ。その意味でもおススメの1冊である。

■この本を仕事に活かす3つのポイント ■
  1.  エレベーターピッチの重要性を認識する
  2.  どのような場面でエレベーターピッチを使うかを意識する
  3.  著者のCAとしての経験を、自分の仕事に当てはめる

■ブログで紹介した美月あきこ氏の著作■



マーケティング コンサルタント
理央 周


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視聴率15%を保証します!読了:物事を成し遂げる仕事に必要な熱意

「視聴率15%を保証します!」読了。
副題は「あのヒット番組を生んだ発想法と仕事術」とある


視聴率15%を保障します

著者は,現テレビ朝日(当時のNETテレビ)で洋画の買い付けなど数多くの仕事をしてきて、そのあとに東映アニメーションでも大ヒットアニメを立ち上げられた方。
なので、テレビの草創期くらいからメディアとしてのテレビ業界のまっただ中にいて仕事を最前線でされてきた方なので、書かれている事例が非常に勉強になる。

ヒット番組を作り上げるプロセスや、買い付けた洋画につけるネーミングなど、企業のマーケティング活動に当てはめて読んでいくと、楽しいだけでなくかなり参考にできる部分も多い。

読んでいて「なるほど」と最も感動したのが007を買い付ける際の逸話。
ユナイト映画の副社長が契約の最後の詰めに来日した時に、ひっくり返されるシーン。
詳しくはネタバレするので書かないが、著者がどうしてもと交渉した熱意が克明に描かれている。

ボク自身、根性論や精神論は苦手な方だが、やはり物事を成し遂げるには「熱意」がなければ何事も始まらない、ということのいい事例だと思う。

やはり一つのことを極めた方の言葉は重く、また参考になる。
その意味でも、これから管理職になるビジネス・パーソンの方や、中小企業経営者にお勧めしたい1冊である。






マーケティング コンサルタント
理央 周


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新刊はこちら⇒ 「なぜか売れるの公式
とこちら⇒ 「「外資系とMBAで学んだ先を読む会話術」



なぜか売れるの公式:中小企業の成功事例・失敗事例をマーケティング理論で解説

今月に発刊となる6冊目の新刊「なぜか売れるの公式」 ボクの専門分野であるマーケティングについての本になる。

といっても、マーケティング理論を解説する本ではなく、その逆で、
成功事例と失敗事例を「マーケティング理論で」その理由を解説する内容にしている。

経営者や管理職、企業のマネージャーやリーダーは何が欲しいか、彼ら彼女たちが必要としているものは何か?と考えてみると、
マーケティングの理論やMBAとしてのフレームワークではない。
ボクもそうだったが「仕事で結果を出すこと」が欲しいのである。

だから、この本では実際に身の回りにある事例をまずはあげている。
その事例の成功した要因、失敗した理由を、マーケティングの理論で「あとづけで」解説している。

重要なのは「自分の仕事ならこうする」と読者自身が考えて、実践することである。

マーケティングはただでさえもわかりにくい「市場と生活者」を相手にする。
だから、リスク=不確定要素が大半になる。
このリスクをいかに減らし、最大のリターンを得ようとするのがマーケティング活動になる。単にリサーチをしたり分析したりするだけではない。

もちろん、うまくいっているところ、なかなか思うようにいっていないところなど、
その様子は千差万別だし、その原因を探っていくと、ほんの些細な部分で、
「惜しい」という例ばかり。その惜しい部分は、少しだけものの見方を変えて工夫するだけで、収益を好転させることが可能なものばかりであることも事実である。

このちょっとした「惜しい」がなぜ発生し、気づかれないままなのかを読者の方々と一緒に考えるために書いたつもりだ。

本書では、ボクがビジネススクールから一貫して学び、
外資系企業や大企業で実践し続けてきたマーケティングの思考ツールと経験値をもとに、
「売れる仕組み」のために身につけるべき基本をごくごくシンプルに解説した。

したがって、中堅企業、中小企業や個人事業主の方々には「自社のビジネス」に当てはめて読んでいただければ、実際の仕事に使える内容になっているはず。

本書を読むことによって読者の皆さまがそれぞれの「売れる公式」を発見していただき実践してもらい結果を出すことができたら、著者としてこれほど幸いなことはない。


この本の目次は次の通りです。

プロローグ 売るためには、3つのポイントだけで考える

  • なぜ売らなければならないのか
  • 日本語で答えられないやっかいな質問
  • 「売る」のではなく、「売れる」ようにする
  • 「売れる」の公式は、3つのステップだけ
  • 「流行の売り方」に飛びつくと、ムダばかりになる
  • 「あとづけの理論」だから、とても役に立つ
  • 超わかりやすい、なのにMBAベース

第1章 顧客には、「天ぷらうどん」を勧めましょう 「何を」を考える

  • 「おすすめ!」が多すぎるうどん屋は失敗する
  • 人間は「機能」ではなく、「価値」にお金を払う
  • 天ぷらうどんの価値は、味と栄養と話題性
  • 鉄道会社は、顧客を移動させるのが仕事
  • イケアが売っているのは家具ではない
  • 価格だけで勝負してはいけない
  • 造り酒屋は、お酒と一緒に棚田を売っている
  • 青く澄んだ海は、どこにあるのか
  • 新しくないのに、まったく新しいエンターテイメント
  • いちご大福というイノベーション
  • 顧客は自分の欲しいものを知らない
  • 顧客の声を聞いても、売れる商品は生まれない
  • いつだって顧客の要望は「思いつき」だから
  • 500円より、1200円のコーヒーが美味しい理由
  • 大相撲に打撃系のルールはNG
  • 「私、何でもできるんです」な人は、何もできない
  • 高級ブランドがカジュアルラインをつくるわけ
  • 領域を大きく離れるようで、離れない思考法
  • 賞味期限が短いパン、悩みを一挙解決する新商品
  • 本当に売りたいものこそ「何を」にする


第2章 中学生に自転車を売ってはいけない 「誰に」を絞り込む

  • 人間は、売れている商品ほど欲しくなる
  • この本の広告を、出してはいけない雑誌
  • お客さんには2つの種類がある
  • 一見さんは難しいから、VIPを大切にする
  • 誰でもできるビッグデータ分析
  • まだ見ぬ顧客は、どんな「仮面」をかぶっているか
  • 中学生の自転車を、中学生に売ってはいけない
  • 顧客の「仮面」の中を見る方法
  • 「クラシック音楽が好きです」を真に受けない
  • どんな人に顧客になってもらいたいのか
  • 自転車を売るには、お洒落なカフェに行く
  • クチコミだけで1000万円以上も売れた!
  • 子どもをターゲットにしない飴屋さん
  • 商品にも人生がある
  • 最先端にすぐ飛びつくのは、100人のうち2・5人
  • ヒットの障害になる顧客間の「溝」を超えろ
  • ちょっと敏感な人々を大切にするのは、なぜか
  • 造り酒屋のターゲットは、お酒が飲めない女性
  • 「誰に」は、立体的に考える

第3章 とびきり美味しいカフェ、さて店名は言えますか 「どうやって」を練る

  • 自意識過剰のわなに、はまってはいけない
  • 「おいしいお茶は?」で、商品名が浮かびますか
  • SNSをやる理由、やらない理由は超シンプル
  • メッセージを乗せる、一番いい「乗り物」は何?
  • 同じシャンプーでも、宣伝の仕方は大きく変わる
  • メディアはうまく利用する、でも「やらせ」はNG
  • 「知る、買う、また買う」のサイクルをつくる
  • トラックのサイズと値段を示さない引っ越し会社
  • 外国人モデルの広告は、なぜ効かなかったのか
  • 商品をよく知っていると、つい見逃してしまうもの
  • 1回のチラシで、電動自転車が14倍も売れた!
  • 「こだわりの素材」でなく、「大間のマグロ」を食べたい
  • 一番伝えたいことは左上に置く
  • 売れるコピーのポイントはひとつだけ
  • コーヒーが美味しいカフェ、さて店名は言えますか
  • SNSに乗りにくい名前はヒットしない
  • ユニークな商品に、ポイントカードはいらない
  • 家電製品を売らない量販店は、何を売る?
  • キッチンのショールーム......アロマセラピー?
  • 高額商品は、「体験」してもらう
  • 集客クーポンと、雨の日クーポンの決定的な違い
  • 「いらっしゃいませ」はNG、「こんにちは」はOK
  • 売り上げは、常連さんがつくっている
  • ナイキも、小さな酒蔵も大衆カスタマイズ戦略!
  • オペレーターが何でもできる通販会社
  • そのメルマガ、誰も頼んでないんですが......
  • ニュースレターで、宣伝をしない
  • カギは、インパクトと利用回数


第4章 その商品、本当に欲しいですか 顧客目線になる

  • 市場にいるプレイヤーは、たった3人だけ
  • 負けないためには、どこで戦うかを考える
  • 日本酒の競合は日本酒でなく、そして書籍の競合は?
  • スマホのゲームが嬉しい人、恐い人
  • スタッフが2人だけなら、かえってラッキー
  • スタバとマックとコンビニは、何が違うのか
  • 「違い」をつくるために、似ているところを探る
  • ハーレーはバイクだけれど、まるで「人間」だ
  • 2つのアプローチで顧客の心理をリサーチする
  • 「満足したか」と聞かずに、「不満は何か」と聞く
  • 買い手目線になるのは、とても簡単
  • Wiiをヒットさせた「原点」の力


第5章 「売れる」の公式を知っている人 学んで実践する

  • 実践は100人に10人、成功は1人だけ?
  • 成果を上げている人の3つの共通点
  • 成功事例をそのまま実践してはいけない
  • ごく普通の人でも、MBA的な思考はできる
  • 「売れる仕組み」は、全員が知らなければならない
  • マーケティング部だけがやるには重要すぎる
  • 顧客目線で会社を変える



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理央 周


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10月16日発売 新刊は、

☆ こちら⇒ 「なぜか売れるの公式」 と、


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ゲーム理論の解説書:ビジネスでの意思決定で必要な考え方

「マンガでわかるゲーム理論」を読んでみた。

マンガでわかるゲーム理論

ゲーム理論は使えるのか?                

ビジネス・スクールで初めてゲーム理論に触れたのが、今から20年近く前。その時に「なるほどこれは使える考え方だ」と思った。

ボクのゲーム理論に対する理解は「どう行動すればよいのかの解」。
自分と相手がいる中で、自分がとるべき行動は相手の行動を予測しながら、目標に近づけていくべきである。逆にいうと、相手がとるであろう行動を予測せずに決断をしていまうと成功の確率は当然落ちる。

結果を目標値として、そこから逆算して言動や行動をしていくことで、成果をあげられる確率を上げていきたいものである。

とはいうものの、ビジネスでは様々なシチュエーションのもと、相手がどう出てくるのかもわからないために考えられてきたのがこのゲーム理論。さまざまな学者たちが多種多様な理論を発表している。
なので、ゲーム理論には種類が多い。他のビジネス・経営・マーケティングで使われるフレームワークと比較しても、一口で「ゲーム理論はこれです」と規定しづらい。

誰がゲーム理論を必要とするのか?            

したがって、教える立場になった今ゲーム理論とは何か、を実際の経営講座で話しても受講者はなかなか理解できないし、それは当たり前だったりする。

なので、囚人のジレンマ、チキンゲームといった「ゲーム理論」ありきで考えるのではなく、重要な意思決定の際に「ゲーム理論」の考え方をしっかりと理解できていればいい。

この本の面白いのは、ゲーム理論を身近な身の回りの事例、たとえば合コンの必勝法を囚人のジレンマの考え方で説明している。しかもマンガつきで。

よく考えてみると、僕たちは日々の仕事でゲーム理論もいらなければ、ナッシュ均衡とか囚人のジレンマなんてしらなくてもいい。ボクたちが欲しいのは、仕事において得意先が想定外の要求をしてきたときに、こちらがどうでるべきなのか、あるいは上司が不条理なことを言ってきたときにすんなり受け止めるのか反論するのか、の最適解が欲しいのだ。

その意味でいままであるようでなかったゲーム理論の実践版、という視点において、
意思決定が必要である経営者や管理職が一読するのにおススメの一冊だと思う。






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理央 周


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I've read the Mangadewakaru game theory.

Was touched on game theory for the first time at the business school, nearly 20 years ago.
I thought this is a way of thinking that can be used.

Understanding of game theory, my "solution or should I act if".
While predicting the behavior of the other party, in action there are other party and myself, he should take should go closer to the goal. But it also means that the probability of success falls naturally and intends now to make a decision without predicting the behavior opponent will take.

It is one that the fact that as a target value the results, go to the action or behavior can be calculated back from there, I want to increase the probability of successful results.

This game theory Nevertheless, it has been thought for you do not know under various situations, if the other party is also what comes out in the business. Various scholars have published a wide variety of theories.
So, there are many types to game theory. Even compared to the framework used in business management and marketing of other, it is difficult to define "game theory is this," and in one bite.

Therefore, students can not understand throwing and talk in management courses of something really, and now game theory that has become in a position to teach, and it was granted or.

So, instead of thinking "game theory" in Ki There prisoner's dilemma, chicken and game, and if I can be a solid understanding of the concept of "game theory" in the case of important decisions.

Case of familiar surroundings, for example interesting of this book, I have described in the concept of the prisoner's dilemma the winning strategy of the joint party game theory. And in the manga with.

If you think well, game theory must also be needed in the day-to-day work of the servants, and do not have to know Nante prisoner's dilemma Toka Nash equilibrium. I we want to, and of, or to refute do you catch smoothly when the when the customer has been the request of the unexpected at work, it has been said that the boss is absurd or copper, what should Dell here optimal solution is I want.

In the perspective of practice version of game theory did not appear to be ever in that sense,
I think it's one of the books recommended management and management is necessary decision-making is to read.

頭がいい人はなぜ、方眼ノートを使うのか:高橋政史氏のフレークワーク化を活用

「頭がいい人はなぜ、方眼ノートを使うのか?」を読んでみた。
7月30日付の日経MJで特集されていたので活用してみようと考えた。

頭がいい人はなぜ、方眼ノートを使うのか?
言語化とフレームワーク化の重要性    

そもそもコンサルティングのボクは、思考を整理し図解化と言語化することは必須の条件である。
まずボク自身知らなかったのが、マッキンゼーの「空・雨・傘」

  • 空を見ることで事実を認識し、
  • 雨が降るかどうかという状況を判断する、そして、
  • 傘を持つという行動計画として提案していく、

というフレームワーク化である。

これを見ると多くの人は「何だそんな単純なことか」「ボクもやってるよ」と感じるかもしれないが、重要なことをこれほどシンプルにまとめることこそが、普遍化であり再現性の高さだと言える。


どんな人が結果につながるのか?    

この3分割をもとに、見出しを加えてノートを取っていく、というのが著者の高橋氏が提唱するノート術である。

もともと頭の中にあるアイディアというものはあいまいなものであるのと同時に、クオリティが高いものであることも事実である。したがって、まずは書き出すことによって具現化することが大事であることは周知の事実。

書き出すのもランダムになぐり書きをするのではなく、左から事実、状況、提案と分けて書いていくこと、そしてボクが一番共感したのは、一番右の部分に「余白」を残すことが重要という点だった。

あまりにも正確に書きだそうとすると、心理的に縮こまってしまい自由な発想ができないし、
かといっていい加減すぎるとそもそも整理にならない。その意味でもこの3分割プラス右の余白わけで、整理とユニークな発想を両立させることができることに気づいたのが、ボクがこの本を読んでの一番の気づきだった。

ちなみにこの手法を参考に企画書を制作し、新規の顧客獲得にもつながった。
手法やノウハウだけを真似しても成果にはつながらないが、根本的な考え方を参考にし自分独自の手法に当てはめると成果が出る。本を読んでなるほど、と感心するだけでは結果にはつながらない、やってみて初めて結果を出せるかどうかの入り口にたどり着けるのだ。まさに、「明日野郎は馬鹿野郎。Now&Never」なのだ。

その意味でも、根本的なコンセプトが充実しているこの本は、コンサルタント、フリーランスの方々にはおススメです。



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理央 周


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I tried to read "Why, people head to say? I use the grid notes" the.
Was considered to be Let's take advantage of because he is featured in Nikkei MJ dated 30 July.

The first place I Consulting is a condition essential to the language of the illustration of organized thinking.
McKinsey did not know myself first is, "sky, rain, umbrella"
Recognizing the fact that by looking at the sky,
And then, to determine the status rain of whether full
To go as proposed action plan of having an umbrella,
It is a framework of that.

Many people might feel "or simple thing like that's what," "I also'm doing," said Looking at this, but what can be summarized in simple this much that important, but the height of reproducibility is a universal I said that.

It is a note that surgery Takahashi author advocated on the basis of this three-part, it that, go taking notes in addition to heading. Thing ideas that are in my head originally, and at the same time are ambiguous, it is one quality is higher is a fact. Therefore, it can be realized by first exporting is important to a well-known fact.

It's written as well as opposed to the Scribble randomly, in fact, I had sympathized most and that, we will write separately situation, a proposal from the left, may leave a "margin" in the left section of it was important terms.

If you attempt to write exactly too, to not be a free-thinking it would be Chijikoma~tsu psychological,
It is not to organize the first place and too sloppy to say either. The margin not of this divided into three parts plus left In that sense, it is noticed that it is possible to reconcile the unique ideas and organize, it was noticed the most I of reading this book.

By the way, produced a proposal referring to this technique, it also led to the acquisition of new customers.
It does not lead to results, even to imitate only the know-how and technique, but the results appear when you apply to the method of his own with reference to fundamental concepts.

In that sense, this book is well-stocked concept fundamental, is recommended for the people consultant, freelance.